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ハイクオリティすぎる
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大分のご当地チキン | Page 2
からあげ激戦区・宇佐でも一、二を争う人気店〈太閤〉
中津と並ぶ、からあげ激戦区と言えばお隣の宇佐。こちらは、“からあげ専門店発祥の地”とされ、多くの専門店が存在します。宇佐からあげも中津同様、タレで鶏肉にしっかりと下味をつけるのが特徴ですが、タレの味はお店ごとに異なり、地元の人はみなお気に入りの“マイからあげ”があるとか。
「盆や正月はもちろん、冠婚葬祭などのイベントごとには必ずからあげを用意するのが宇佐流。地元の人は、キロ単位で買っていきますよ。うちは、通常だと1日あたり約200キロを売り上げるんだけど、大晦日は1トン以上だからね。いかに、宇佐の人が年越しにからあげを食べているかがよくわかる(笑)」と話すのは、〈太閤〉の店主・吉田孝史さん。
〈太閤〉は、1988年に孝史さんの父、修治さんが創業したからあげ専門店で、〈からあげグランプリ〉の常連。店舗が増えると「味がぶれてしまうから」と、支店もフランチャイズも展開していないこだわりのお店です。
からあげに使用するのは、九州産の若鶏(ハーブ鶏)。とくに地元の人に人気の高い骨付きは、丸鶏のまま仕入れてお店でさばくので、鮮度も抜群です。
「うちで取り扱う鶏肉は新鮮で旨みがしっかりしているので、それに負けないよう醬油ダレも濃いめ。でも、ニンニクは控えめにしてバランスを調整しています。目指しているのは、〈かっぱえびせん〉みたいに“やめられないとまらない”おいしさなんです」
秘伝のタレに8時間以上漬け込んだ後、片栗粉を薄くつけて揚げたからあげは、噛むとカリッとした衣の食感の後に、肉汁があふれ出し、ガツンとした醬油ダレの風味と鶏肉の旨みが口に広がります。ここは、ぜひ宇佐っ子イチオシの骨付きを手づかみで味わってみて。
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