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とっておきの大分県の映えスポットを紹介したい! 「DIG OITAフォトコンテスト2025~夏~」受賞者にインタビュー

Posted 2025.10.24
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大分県の新たな魅力を発信し、仲間の輪を広げる、県公式のおおいたファンコミュニティ〈DIG OITA〉。この夏、「DIG OITAフォトコンテスト2025~夏~」と題し、DIGメンバーのみなさんから、とっておきの大分県の映えスポットを収めた写真を募集していました。

多くのエントリー投稿のなかから、主催者の大分県観光誘致促進室による厳正な審査の結果、5名の受賞者が決定。今回は、そのひとりであるアマチュア写真家のhirakawa0008さんに、撮影の裏側などを伺いました。

生まれも育ちも佐伯市。地元民の目線で切り取る何気なくも美しい風景

「DIG OITAフォトコンテスト2025~夏~」受賞作品。

今回、hirakawa0008さんが受賞した写真は、佐伯市蒲江にある波当津(はとうづ)海水浴場で撮影したもの。ここは、日本の美しい砂浜と松原が広がる日本の景勝地を指す、「白砂青松(はくしゃせいしょう)100選」にも選ばれています。そんな朝焼けに染まる海辺を見事に切り取った一枚です。

hirakawa0008さんによると、ここは芸術的な砂紋(さもん)が見られる海岸としても知られているそう。波が引いたあと、砂浜に現れる美しい模様は二度と同じものにならない、まさにアートともいえる景色を見ることができます。

「この日もちょうど砂紋がきれいに出ていて、それもしっかり収められたかなと思います」とhirakawa0008さん。

この写真を選んだ審査員からは、「朝日とビーチがとてもきれいに撮れている。早起きして行って見たい」というコメントが寄せられました。

佐伯港で撮影された夜明けとともに漁場へ急ぐ船『漁場へ急ぐ』。

佐伯市青山で撮影された彼岸花とアゲハチョウ『秋の入り口』。

2022年6月から趣味でカメラを始めたと話すhirakawa0008さんは、地元・佐伯市で撮影した写真をほぼ毎日Instagramに投稿しています。

その被写体は、佐伯市が誇る海岸や港の風景をはじめ、花、鳥、昆虫など実に多彩。また、hirakawa0008さんの写真の特徴として、早朝の写真が多いという点も挙げられます。

「朝の光が好きなんです。マジックアワーの時間帯から夜が明けてくるような。その時間帯に、どこをどう切り取ろうかなって考えながら撮るのが好きで。夏場には4時過ぎには起きて、撮影に向かっています」

そして、佐伯市の魅力についてはこのように話します。
「よく聞かれるんですけど、佐伯の魅力は“何もないところ”なんですよね。私は佐伯で生まれてから今まで、このまちを出たことがありません。

地元の信用金庫で35年、“地域密着”を理念に働いてきましたし、退職後は経営相談の経験を生かして、県が運営するジョブカフェで若者の就職支援や企業の採用相談などに従事してきました。そういうわけで、佐伯愛は人一倍強い。

若い人たちは、佐伯は何もないからって都会に出て行ってしまうんですよ。だけど、九州一の面積を持つ佐伯には海や山、川があって、自然はいっぱいあるんです。その自然のよさ、田舎のよさを、インスタグラムを通してみんなに発信できたらいいなと思っています」

コンテスト受賞は3年間で10回以上! 佐伯市の絶景写真を紹介

カメラを始めて、まだ3年ほどにもかかわらず、数々のコンテストで受賞を果たしているhirakawa0008さん。これまで撮影してきたなかで、特に思い入れがあると紹介してくれた写真も受賞実績のある作品ばかりでした。

①『船出』

「これは『第46回 九州創光写真展』でOAB大分朝日放送賞を受賞した写真です。このコンテストには初めて応募したのですが、この歳になって初めて県立美術館に自分の写真が飾られるという経験をしたので、思い入れがありますね」

②『ピンクムーンの朝』

「こちらは『第56回 佐伯市美術展』写真の部で入賞した作品です。これも初めての出品でしたが、佐伯市写真協会奨励賞をいただきました。4月の満月のことをピンクムーンと呼ぶんですが、山に沈むところを撮影した写真です」

③初日の出

佐伯市上浦のシンボルである、大しめ縄の間から昇る初日の出。

「豊後二見ヶ浦というパワースポットとしても知られている場所です。ふたつの夫婦岩を結んでいる大しめ縄の長さは日本一で、ギネスにも登録されたことがあるそうです。このしめ縄は、毎年12月の第2日曜日に有志の手によって架け替えられているんですよ。

初日の出の名所としても人気ですし、3月上旬と10月上旬には夫婦岩の中央から日が昇る様子を見ることができるので、一年を通して多くの人が訪れていますね。

そして、これが大分県信用金庫協会主催の『#しんきんおおいた大吉の旅』フォトコンテストで大分信用金庫賞を受賞しました。実は、私はこの協会に属している信金のOBなんですけど、審査員の方はそれを知らずに選んでくれたようです(笑)」

④『電柱の街』

佐伯市大手前のまち並みを収めた一枚。

「エモい電柱写真をテーマにした『第2回 #エモ電フォトコンテスト 』で入賞した作品です。これが初めてコンテストに応募した経験で、ここから先に挙げた写真展などの出展につながっていったわけです」

そんなhirakawa0008さんは、フォトコンテストの意義について、このように話します。

「コンテストに作品を出すことによって、表現力が鍛えられるだけでなく、地域の魅力を知ってもらえる機会にもなります。そして、作品が入賞すると何よりうれしくて。自分の写真が褒められたっていう……承認欲求が強いんですかね(笑)」

今回「DIG OITAフォトコンテスト」に応募したきっかけも、そのような経緯からでした。とは言え、受賞を知ったときは驚いたといいます。

「翌日、撮影に早く行こうと思って、ベッドに入って携帯電話を見ていたら受賞のメッセージが入っとったもんですから、びっくりして。その夜は、興奮してあまり寝つけなかったです(笑)」

最後に、hirakawa0008さんは今後の意気込みについて、このように話します。

「これからもコンテストを通じて、地元のよさを伝えていきたいと思います。田舎を離れて都会へ行った人に、佐伯へ旅行したい、大分県に移住したいと思ってもらえるような、心に刺さる一枚が撮れたらいいなと思っています」

「DIG OITAフォトコンテスト2025~秋~」エントリー受付中!

「DIG OITAフォトコンテスト」は、この秋も開催! とっておきの「あなたが“DIGった”秋の大分映えスポット」をテーマに撮影した写真を募集しています。

応募期間は、11月17日まで。DIGメンバーに登録(LINE友だち追加)し、Instagramのユーザー名を登録したら、Instagramで「#digoita」「#大分の秋フォトコン」とハッシュタグをつけて投稿するだけで簡単に応募できます(※本文に撮影場所のスポット名やおすすめポイントの記載が必須)。

受賞者(5名)には、おおいた和牛ステーキのプレゼントも。また、年度末には受賞者のなかから「DIG OITA年間MVP(スポット部門)」の選出もあります。MVPに選ばれた方には、さらに豪華なプレゼントが用意されているそう……!

興味のある方は募集ページから詳細を確認のうえ、ぜひ応募してみては?

Information
DIG OITA
web:DIG OITA

credit text:柿崎真英

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