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国東半島はアートの宝庫!?
国東半島はアートの宝庫!?
旅しながら現代アートを巡る | Page 2
アートを巡りながら、国東半島の見どころも
その舞台のひとつとなるのが長崎鼻。周防灘に細長く突き出たような形の岬で、春には菜の花が、夏にはひまわりが咲き誇り、リゾートキャンプ場としても多くの人が訪れる場所です。
ここに、アーティストの木村崇人さんが、ひまわりをモチーフにした作品を設置。作品の影が“天然のベンチ”となり、そこから景色を眺める体験ができます。季節や時間によって影の位置が違うため、座る位置を変えるたびに、出合う身近な草花や虫などから、生命の営みや循環に思いをめぐらす作品です。
淀川テクニックさんは、多くの観光客が訪れる長崎鼻のイメージから構想し、旅人を運ぶラクダをモチーフにした作品を発表。ラクダのお腹には、作家が国内各地から集めた植物の種が入っており、鑑賞者が持ち帰ったり、持ち寄ったりすることができます。
また、島袋道浩さんは、国東市の海岸沿いの3か所で作品を展開。国東半島は「瀬戸内や海の向こうの南の国、朝鮮半島や大陸の文化が、海を伝って集まる中心地のようだ」と語る島袋さんが、沖縄や瀬戸内など国東半島と海でつながる場所から持ち寄った石を使った体験型の作品など、海にまつわる4つの作品を設置します。
この3か所を巡りながら、ほかの作品を鑑賞したり、国東半島の名所に立ち寄るのもおすすめ。
独特の地形と自然が育んだ文化、そこで生まれたアートに触れる旅は、忘れられない体験になりそうです。
Information
国東半島アートマップ
web:国東半島アートマップ
web:国東半島アートマップ
credit text:榎本市子
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