由布市〈塚原の里〉の地鶏の炭火焼き
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由布院〈塚原の里〉の地鶏炭火焼きは、
味も香りも食感も、絶品でした

Posted 2021.11.17
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由布岳の麓で、野趣あふれる炭火焼きを〈塚原の里〉

由布院にも、一度は味わいたい鶏料理があります。それは、地鶏の炭火焼き。由布岳の北麓、塚原高原にある〈塚原の里〉では、旨みたっぷりの地鶏を、炭火を使って自分で焼く、野趣あふれるスタイルで提供しています。

〈塚原の里〉外観
塚原高原の豊かな自然の中に佇む〈塚原の里〉。
鉱泉
敷地内には、地下100メートルから湧き出す鉱泉も。
水神さま
水の恵みに感謝して、水神さまも祀られています。奥に見えるのが由布岳。

地鶏に加えて、豊後牛やいのししも炭火焼きで味わえる〈塚原の里〉がオープンしたのは、1993年のこと。炭火焼きのおいしさに加えて、家族経営のアットホームな接客も評判で、今では県の内外から多くのお客さんが訪れます。

ここで使われているのは、生後6か月ほどの地鶏。親鶏を思わせる、しっかりと歯ごたえのある皮に対して、肉は歯でサクッと噛み切れるほどのやわらかさが特徴です。

店内
古民家風の店内。厨房では、店主の中谷泰教さんが腕を振るいます。
ゆったりとした客席
ユスノキの天然木を使ったテーブルが置かれた客席。椅子席もあり。
アントニオ猪木さんのサイン
入口には、炭火焼きの味を気に入り、足繁く通っていたアントニオ猪木さんのサインやグッズが。

「味付けには、3種の塩をブレンドして使用。作り置きをせず、注文が入ってから肉に塩を揉み込むことで、ちょうどいい塩加減にしています」と、2代目の中谷泰教さんは話します。

テーブルにセットされたコンロに火を点けて、待つこと数分。お目当ての地鶏がやって来ます。「よく熱した網の上にまとめて鶏肉を載せて、トングで全体を混ぜるようにして焼いてくださいね。そうすることで、鶏の脂が全体に行き渡り、炭の香りもよくなるんですよ」とは、奧さんの由美さん。

焼く前の地どり
3種の塩をブレンドして揉み込んだ地どり炭火焼940円(写真は2人前)。地鶏のたたきや小鉢、朴葉味噌、呉汁、ご飯などがついた定食は2200円。
網の上で焼く
焼いているうちに、鶏の脂が炭の上に落ちて、香ばしい匂いが立ち上ってきます。
焼き上がった地どり
味はついているのでそのままパクリ。鶏肉のほどよい弾力と炭の香り、鶏の旨みが絶妙なバランスをかもしだします。

その通りにやってみると、確かに肉の表面は脂でツヤツヤ、口に運ぶ前から香ばしい炭の香が鼻をくすぐります。シンプルな味付けのおかげで、地鶏の旨みがダイレクトに味わえるのも魅力。「ずっと噛んでいたい」と思わせる一品でした。

Information
塚原の里
address:大分県由布市湯布院町塚原931-108
tel:0977-85-3989
access:JR由布院駅から車で約15分(由布岳スマートICから車で約3分)
営業時間:11:00〜17:00(16:00L.O.)
定休日:12月30日、1月1日(その他も悪天候の場合、臨時休業)

※価格はすべて税込

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credit text:坂本 愛 photo:木寺紀雄

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