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宇佐市院内は「日本一の石橋のまち」!
宇佐市院内は「日本一の石橋のまち」!
レトロでユニークな石橋巡り | Page 2
院内の歴史を感じさせる、珍しい橋たち
江戸時代の文久3年(1863年)に架設された「打上橋(うちあがりばし)」は、現存する院内最古とされる歴史深い石橋。アーチ状の橋の手前下のほうには水路橋が架けられており、下から見上げると二重のアーチが見えたそうです。まばらな形の自然石が積み上げられていますが、それが当時の積み方だったそうで、それだけで歴史の深さを感じさせます。
福厳寺(ふくごんじ)の境内に架けられた「羅漢橋」は、階段状につくられた院内でも珍しい形のアーチ橋。橋の先は閻魔洞(えんまどう)へとつながっており、橋の下の池は三途の川をイメージしてつくられたとか。あの世の裁きを疑似体験できる、院内ではここにしかないおもしろ橋スポット。
大通りから少し離れた森の中に架かる「久地橋(きゅうちばし)」。ここは大きな石の桁をふたつ渡し、その上に平らな板石を16枚並べてつくられた珍しい形の橋。木々の生い茂る中に架かる橋は、静けさも相まってとても幻想的な印象でした。
「日本の棚田百選」にも選ばれた両合(りょうあい)棚田のある集落に架かる「両合川橋」は、周囲を取り囲む棚田を含めた光景のひとつとして楽しむ小さなアーチ橋です。田植えや稲刈りの時期など、訪れる季節によってもまったく違う橋の表情を見ることのできる希少な橋のひとつ。タイムスリップしてきたかのような長閑な雰囲気もおすすめです。
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