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ハイクオリティすぎる
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大分のご当地チキン | Page 4
由布岳の麓で、野趣あふれる炭火焼きを〈塚原の里〉
由布院にも、一度は味わいたい鶏料理があります。それは、地鶏の炭火焼き。由布岳の北麓、塚原高原にある〈塚原の里〉では、旨みたっぷりの地鶏を、炭火を使って自分で焼く、野趣あふれるスタイルで提供しています。
地鶏に加えて、豊後牛やいのししも炭火焼きで味わえる〈塚原の里〉がオープンしたのは、1993年のこと。炭火焼きのおいしさに加えて、家族経営のアットホームな接客も評判で、今では県の内外から多くのお客さんが訪れます。
ここで使われているのは、生後6か月ほどの地鶏。親鶏を思わせる、しっかりと歯ごたえのある皮に対して、肉は歯でサクッと噛み切れるほどのやわらかさが特徴です。
「味付けには、3種の塩をブレンドして使用。作り置きをせず、注文が入ってから肉に塩を揉み込むことで、ちょうどいい塩加減にしています」と、2代目の中谷泰教さんは話します。
テーブルにセットされたコンロに火を点けて、待つこと数分。お目当ての地鶏がやって来ます。「よく熱した網の上にまとめて鶏肉を載せて、トングで全体を混ぜるようにして焼いてくださいね。そうすることで、鶏の脂が全体に行き渡り、炭の香りもよくなるんですよ」とは、奧さんの由美さん。
その通りにやってみると、確かに肉の表面は脂でツヤツヤ、口に運ぶ前から香ばしい炭の香が鼻をくすぐります。シンプルな味付けのおかげで、地鶏の旨みがダイレクトに味わえるのも魅力。「ずっと噛んでいたい」と思わせる一品でした。
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