
温泉も楽しめる!
大分県のワーケーションにぴったりな宿4選
リモートワークの広がりによって、耳にする機会が増えた「ワーケーション」という言葉。
改めておさらいすると、「ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語」で、「テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすこと」と観光庁は定義しています。
たまには環境を変えて仕事をすることで、新しいアイデアが湧いてきたり、普段より効率的に作業ができたり、と思わぬ効果が生まれるかもしれません。
そこで、今回は大分県内のワーケーションにぴったりな宿泊施設を紹介します。edit Oita編集部が厳選した宿はどれも、大分県が誇る温泉も楽しむことができるところばかり。地域によって異なる温泉の魅力も合わせて紹介します。
ロングステイしやすいリーズナブルな価格が魅力! 別府市〈べっぷ 野上本館〉

別府駅から歩いて8分ほどの場所にある〈べっぷ 野上本館〉は、ワーケーションを目的に訪れる宿泊客に向けたサービスが充実している宿。
専用の客室、その名も「TOJIルーム」にはワークデスクにチェア、ライトなど、快適な仕事環境が整えられています。そのほか、館内にはWi-fi完備のラウンジが2つ用意されています。

連泊を予定している人におすすめなのが、5泊以上からのロングステイプラン。通常の1泊当たりの宿泊料金からディスカウントされたお得な価格で泊まることができます。


温泉は、宿の真下にある自家源泉から湧き出す、新鮮なお湯が楽しめます。泉質は、肌の不要な角質や毛穴の汚れを取ってくれる効果があると言われる炭酸水素塩泉。
またここは、別府市内にある88か所の温泉施設を巡ってスタンプを集め、温泉道名人の認定を目指す〈別府八湯温泉道〉に登録されている温泉のひとつ。仕事の合間に周辺の温泉施設を巡ってみるのも、おんせん県おおいたならではの楽しみ方です。

「当館では、温泉旅館でのリーズナブルな滞在を可能にするために、おひとり様専用の『TOJIルーム』をご用意しました。また、当館の周辺には竹瓦温泉をはじめとした地域の温泉も多く、お仕事の合間に温泉巡りも楽しめます。皆さまのご利用をお待ちしています」と、代表取締役社長の野上泰生さん。
5匹の看板猫がお出迎え! 別府市〈かんなわ ゆの香〉

別府八湯のなかでも、特に湧出量が多いといわれる鉄輪(かんなわ)温泉にある〈かんなわ ゆの香〉。この宿の魅力は何と言っても、可愛らしい看板猫が出迎えてくれること。

看板猫の数は5匹。それぞれに、「支配にゃん」や「みにゃらい女将」など肩書きが与えられています。一番の新入りは、2024年9月に生後1か月で拾われてきたシロキジ模様の「はっさく」。
今年の猫の日に発表された〈楽天トラベル 2025年 全国の宿 自慢の看板猫ランキング〉で1位に輝いた期待のエースです。仕事の合間に猫と触れ合い、リフレッシュ……なんて働き方も夢ではありません。


温泉は、“美人の湯”と名高い鉄輪温泉が楽しめます。泉質は弱酸性のナトリウム-塩化物泉で、化粧水の成分としても使われるメタケイ酸を多く含んでいるため、保湿効果が期待できます。

「鉄輪バス停そばという好立地で、徒歩1分のところにコンビニやコインランドリーもあるため、長期滞在にも便利です。また、旅館内にはご宿泊のお客様専用の電子レンジも備えています。お仕事に疲れたら、温泉で身体をほぐして、看板猫たちとの触れ合いで、心もリラックスしてください」と、女将の葛城さや香さん。
全国的にも珍しい青湯でリラックス! 由布市〈束ノ間〉

由布岳の麓にある〈束ノ間〉は、「温泉保養集落」と銘打って、新しい湯治文化を提案する施設。本来、温泉地に長期間滞在して、病気やケガの温泉療養を行う行為を指す「湯治」という言葉を再解釈し、新たな長期滞在スタイルのサービスを提供しています。

広い敷地に点在する複数の建物は、一般的な宿泊用のほか、ワーケーション、アーティスト・イン・レジデンス(作家滞在型制作)など用途によって使いわけられています。
今回紹介するワーケーション向けの施設「湯倫舎」は2階建てで、客室は3室のみ。館内はWi-fi完備で、すべての客室にワークスペースとプライベートテラスが用意されています。

1階には、冷蔵庫をはじめ、電子レンジ・炊飯器などの調理器具、食器、調味料が完備されたシェアキッチンがあるほか、共同で使える洗濯機もあり、長期滞在ならではの心配も不要です。また、建物の外には地獄蒸しが楽しめる蒸し釜もあり、こちらも共同で利用が可能となっています。

温泉は、敷地内にある大露天風呂を利用できます。こちらの温泉は、全国ではもちろん、おんせん県おおいたでも珍しいとされる青湯。メタケイ酸を大量に含んでいることから、美しいミルキーブルーの湯になるのだとか。
「開放感のある大露天風呂と良質な泉質のある環境で、現代社会に必須な湯治文化を残しつつ、生活多様性時代のセカンドホームとして、温泉のある時間を過ごせます」と、オーナーの堀江洋一郎さん。
自然あふれる環境で贅沢な滞在ができる。日田市〈山荘天水〉

江戸時代に天領として栄えた日田市の奥座敷「天ヶ瀬温泉」は、別府、由布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつ。その中心部から少し離れた、静かな場所に〈山荘天水〉はあります。
山の緑に囲まれ、目の前には合楽川(ごうらくがわ)が流れる自然豊かな環境で、贅沢な滞在をしたいという方におすすめの宿です。

3万3千平方メートル超の広大な敷地に、客室はたった19室のみ。1日3組限定の特別室のほか、露天風呂つきの客室もあります。もちろん、すべての客室にWi-fiが完備。


この宿自慢の温泉は、日田の名瀑・桜滝を望める露天風呂「滝観庵(たきみあん)」。滝が流れ落ちる光景を間近に見ながら浸かる温泉は格別です。そのほか、川のせせらぎが聞こえる露天風呂や室内風呂、5つの貸切風呂が楽しめます。肌に優しくなじむ単純泉の湯で、仕事の疲れを癒やしましょう。

夕食は、大分県が誇る海の幸や山の幸をふんだんに使った会席料理が味わえます。旬を活かした月替わりの品々は、おいしさはもちろんのこと、彩りにもこだわっています。また、朝食も栄養バランスを気遣った、体にいい食事が品数豊富に揃います。
「桜滝を望む露天風呂や5つの貸し切り風呂、宿泊者専用の露天風呂に、露天風呂つきのお部屋、すべて源泉かけ流しの上質の温泉がなみなみと注がれています。日常から離れ、上質のくつろぎのお時間をお客様に心を込めてお届けします」と、フロントの高瀬邦康さん。
*価格はすべて税込です。
credit text:柿崎真英