ニュース&コラム

宇賀なつみさんと行く、由布市〈黒嶽荘〉。
天然炭酸泉で食べる流しそうめん

Posted 2025.07.11
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大分県玖珠郡九重町から竹田市北部にかけて連なるくじゅう連山。その麓には良質な湧水群があります。なかでも白水鉱泉(しらみずこうせん)は、天然炭酸水を汲める国内有数の湧水地。

水と緑が織りなす大自然を求め、宇賀なつみさんと出かけた取材先で見つけたのは、山奥の旅館〈黒嶽荘〉。

黒嶽荘の外観
黒嶽荘の看板
山奥を進むと現れる一軒宿〈黒嶽荘〉。
湧き水で冷やすジュース
極冷の湧き水でジュースを冷やす様子も。

こちらでは、白水鉱泉からこんこんと湧き出た、天然の炭酸水を使った流しそうめんが食べられるのです。

黒嶽荘の流しそうめん
旅館の敷地内(屋外)で天然炭酸水そうめんが食べられる。水槽にはエノハ(ヤマメのこと)が。
黒嶽荘のエノハ
エノハは塩焼きや定食などで提供される。

ところで、なぜ炭酸水が湧いているのでしょうか。

それは、活火山の地下深くで、マグマに由来する二酸化炭素ガスが地下水に溶け込むからだといいます。

炭酸水の流しそうめん
マイルドな刺激の炭酸水がボウルに湧き出る仕組み。そうめんは炭酸水の繊細な気泡に包まれている。

水より炭酸水で麺を締めることで、喉越しが良くなるのだとか。たっぷりの天然炭酸水にそうめんをくぐらせ、麺を引き締めたらいただきます。

そうめんを食べる宇賀なつみさん
周囲からは、蝉の鳴く声や、風が葉を擦る音が。「自然のなかで食べられるのも風情があっていいですね」と、宇賀さんも楽しそうです。

「しっかり冷えていておいしい。めんつゆにつけずにそのまま食べると、炭酸の酸味や淡い苦みをしっかり感じられますね。ピリッと爽快感があって、ぺろっといけちゃいそうです」(宇賀さん)

1年熟成ゆずこしょう

アクセントに、天然炭酸水そうめんのためにつくられた「1年熟成ゆずごしょう」を少量入れると、香り高いゆずの風味とまろやかな辛さを口いっぱいに感じられます。

黒嶽荘のヘルシー定食(松)
ほかにも大分の自然の恵みをたっぷり味わえる「ヘルシー定食(松)」(1900円)も。内容は天然炭酸水そうめん、エノハ塩焼き、地鶏めし、山菜3品、汁物とボリューミー。
蛇口から出る炭酸水
水道の蛇口からも天然炭酸水を飲むことができるほか、採水して持ち帰ることも可能。
カルピスの炭酸水割り
ハンドソープ!? と思いきや、カルピスの原液。

湧き出る天然炭酸水をすくって、カルピスのポンプを10プッシュほどすると、カルピスソーダをつくることもできます。

カルピスを飲む宇賀さん
天然炭酸水は至る所から湧き出ており、もちろんこの水道も天然炭酸水。

「天然炭酸水のやわらかな刺激と、カルピスの甘酸っぱさが、相性抜群ですね。あっさりした飲み心地です」(宇賀さん)

〈黒嶽荘〉で流しそうめんが食べられるのは、4月から11月まで。
自然に囲まれた山奥でいただく食事は格別です。夏のおでかけにいかがですか?

Information
黒嶽荘
address:大分県由布市庄内町阿蘇野2259
tel:097-585-1161
accesss:湯布院ICから車で約37分
営業時間:9:00〜15:00
定休日:木曜、12月〜3月
web:黒嶽荘 インスタグラム

credit text:藤田佳奈美 photo:ただ hair & make:室橋佑紀 styling:近藤和貴子

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