ニュース&コラム

グルメに温泉、動物とのふれあいも!
九重町の最新スポット
〈NU:KUJU〉を楽しむアイデア

Posted 2025.07.18
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標高約1700メートル級の山々が連なり、“九州の屋根”とも呼ばれるくじゅう連山。九州本土の最高峰である中岳(九重山)を目指す登山愛好家にはもちろん、ドライブ好きにも、温泉好きにも愛されているエリアです。

2025年7月、大分の魅力をさらに満喫できるスポットが玖珠郡九重町(ここのえまち)に誕生しました。その名は〈NU:KUJU(ヌークジュー)〉。阿蘇くじゅう国立公園内にある〈くじゅうやまなみ牧場〉がリニューアルし、新しい自然体験施設としてたくさんの“楽しみ方”をたずさえて返ってきたのです。

NU:KUJU(ヌークジュー)
(画像提供:NU:KUJU)

大きな自然と小さな自然を、同時に味わう

美しくリノベーションされたインフォメーションセンターでは、おいしい九重グルメがいただける〈NU:KICHEN〉、選びきれないほどのおみやげが揃う〈NU:SHOP〉がお出迎え。はやる心を落ち着けて、まずは通り抜けていきましょう(すてきすぎるお土産やグルメの話は記事の後半で!)。

NU:KUJUのインフォメーションセンター

通り抜けた先にはくじゅう連山の壮大なパノラマ、そして足もとにはよちよちと歩きまわるかわいいアイガモたちが。「大自然があるところ」でありながら、「小さな花や植物、動物たちを愛でるところ」でもある、そんなNU:KUJUの魅力が視界いっぱいに飛び込んできます。

自然のなかにあるnu:の文字

さあ、この青空の下で何をして楽しもう? とワクワクしてくる眺め。ここからは、NU:KUJUの楽しみ方をご紹介します!

動物たちとのふれあいを楽しむ

NU:HAUSとヤギ
左側に見えるのが〈NU:HAUS〉。通常、敷地の隅につくられることが多い牧舎ですが、ここではフィールドの真ん中に建てられています。

NU:KUJUのフィールドには、羊・山羊・馬などの動物が放牧されています。長屋のようなつくりの牧舎〈NU:HAUS〉は明るく風通しもよく、そこで暮らす動物たちの快適さを大事にしています。

放牧されている動物たち
草を食べるヤギ

放牧エリアでは、羊たちが歩道をのんびり横切っていきます。思わず「かわいい!」と声をあげてしまいそうですが、動物たちに近づくときはこわがらせないように気をつけて。たくさんの動物たちのなかから、自分だけの“推し”を探してみるのも一興です。

エサやり体験用のエサ

羊のエサやり体験ができるエリアも(料金200円、10:00〜/13:00〜/15:00〜)。エサ入りの紙コップを持って、ベンチで待機しましょう。指定の場所、指定のエサ以外はあげられないので、ご注意を。

広々としたフィールドの散策を楽しむ

草花があるメドウガーデン
季節ごとに異なる草花が楽しめる〈メドウガーデン〉。

フィールド内を歩いているだけでも、いろいろなアクティビティに出合えます。ブルーベリー畑では、30分間摘み放題、食べ放題のブルーベリー狩りが可能(8月末まで)。30種以上の品種があり、100グラムあたり300円で持ち帰りもできますよ。

ブルーベリーを摘む
昼夜の寒暖差が激しい山の斜面に植えられたブルーベリーは、甘みと濃い味わいが特徴。

NU:KUJU全体を見渡したいときは、少し高台にある〈はらっぱ展望台〉へ。展望台で風に吹かれていると、聴こえてくるのが「NU:SOUND」です。自然の音と混ざり合う古楽器の音色は、杵築市の〈カテリーナ古楽器研究所〉によるもの。心地よい音と眺めが味わえる場所です。

ヌークジューの美しい自然

季節の草花が広がるメドウガーデン、ハーブや果樹の香りを目と鼻で楽しむエディブルガーデン、九重に自生するドウダンツツジに囲まれるドウダントンネル。フォトジェニックな美しさを、近くから、遠くから、いろんな角度からじっくりと楽しめます。

ヌークジューのフィールドに咲く黄色い花
(画像提供:NU:KUJU)

散策中に見つけてほしいのは、ひとつずつ異なるデザインが施されたフィールド内のサイン(案内板)。自然にそっと溶け込むようなつくりになっているため、寄りかかったり触ったりすると危険です。ほどよい距離感を保ちつつ、お気に入りを探してみてくださいね。

場所を案内する看板

NU:KUJUでは、「何もしない」ことも推奨されています。自然と一体化して、「今日は天気がいいな」「風が気持ちいいな」という感覚を味わう……NU:KUJUの魅力を満喫する、上級者の楽しみ方といえるのではないでしょうか。

【特別編】ワンちゃんと一緒に楽しむ

レストランNU:KITCHEN

日本最大級の「草原ドッグラン」も、NU:KUJUの大きな魅力。フィールドの約3分の1は、ワンちゃんと散策することができます。レストラン〈NU:KITCHEN〉にも、ワンちゃんと一緒に過ごせるエリアが用意されています。

ここだけのグルメとお土産探しを楽しむ

大空の下で散策を楽しんだあとは、レストラン〈NU:KITCHEN〉へ! 「あたらしい九重の郷土料理」をコンセプトに、料理家の小堀紀代美さんがメニューを監修。地元食材をふんだんに使った料理を味わうことができます。

広々としたレストラン店内
奥行きがあり、広々とした開放感のあるNU:KITCHEN。窓からの眺めも抜群!
ホットドッグ「NU:DOG」
大分県宇佐市の〈安心院ソーセージ 宇佐ジビエファクトリー〉のソーセージ、湯布院のベーカリーカフェ〈CAFE LA RUCHE〉のパンを使った、大分メイドのホットドッグ「NU:DOG」。

セレクトショップ〈NU:SHOP〉には、家族や友だちに渡すお土産としてはもちろん、自分用に欲しいものもいっぱい! 〈NU:KITCHEN〉のメニューにも使われている九重のおいしいものから、Tシャツやステーショナリーなどのオリジナルグッズまで、豊富に揃っています。もちろん、オリジナルグッズの取り扱いはここだけ。

〈NU:SHOP〉と〈NU:STAND〉
〈NU:KITCHEN〉で食事を楽しんだあとに、〈NU:STAND〉で食後のコーヒーをテイクアウトするのも◎。
NU:SHOPの店内
九重のおいしいものをセレクト。パッケージデザインもNU:KUJU仕様に。

NU:SHOPのもうひとつの楽しみ方は、ところどころに散りばめられたアートピースを見つけること。福岡の人気インテリアショップ〈Krank〉の藤井健一郎さんが、NU:KUJUのインテリア監修・家具セレクトを手がけています。ショップ内のいたるところで、かわいい動物たちに出合えますよ。

椅子に木彫りのかわいいクマが
ショップイメージ

今回ご紹介したアクティビティ以外にも、パンとバターづくり体験や、引き馬ひろばでの乗馬体験、さらに温泉〈ヌクヌクの湯〉などがあり、楽しみ方はいろいろ。夏休みの家族旅行や秋の行楽に、ぜひ足を延ばしてみませんか?

Information
NU:KUJU
address:大分県玖珠郡九重町大字田野1681-14
access:湯布院ICから車で約35分
営業時間:9:00~17:00(※ヌクヌクの湯は10:00~20:00、最終受付 19:30)
定休日:水曜(GW、夏休みは無休)
開園期間:3月中旬〜12月上旬
入場料金:大人(高校生以上)1000円、小人(小・中学生)500円、未就学児無料、同伴犬500円(※ドッグランは無料)
web:NU:KUJU
Instagram:@nu_kuju

*価格はすべて税込です。

credit photo&text:佐藤はるこ

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