大分県の公式アンテナショップ〈坐来大分〉が、
東京・数寄屋橋で新装開店
東京・銀座で15年にわたり、大分県の魅力を発信してきたレストラン型の公式アンテナショップ〈坐来大分〉が移転。この5月6日、前店舗からほど近い数寄屋橋で次なるステージを歩み始めました。
東京メトロの銀座駅と日比谷駅、JR線の有楽町駅と3つの駅から徒歩5分圏内の好アクセスの立地です。
東京に居ながらにして大分を感じられる空間
店舗があるのはビルの3階。エレベーターを降りると、大分県産の孟宗竹を用いた格子のファサードが目の前に現れます。
店内に入ってすぐのスペースは、県産の食材や調味料、工芸品を展示販売するショップ。約60種類の商品が並びます。希少な金ごまをふんだんに使った焼き菓子〈金ごまフロランタン〉や、生産量日本一を誇るかぼすをアクセントにした〈かぼすサブレ〉など、オリジナル商品も。
また、陳列されている商品だけではなく、日田杉の棚や、竹を利用した照明、臼杵石を敷いた床など、店内の至る所に大分ならではのアイテムが用いられています。
ショップの奥へと進むと、鮮やかな朱色のおくど(かまど)を正面に設置したメインダイニングが。ベンガラ塗りのおくどは前店舗から引き継いだもので、〈坐来大分〉の象徴だそう。
テーブルの間隔をゆったりと広く取った空間には34席、さらに奥には、オープンキッチンを眺めながら食事ができる8席のカウンターがあります。
気兼ねなくプライベートな時間を過ごしたい人には、5つある個室もおすすめ。なかには、2室をつなげて最大16名まで着席可能な部屋もあります。
「銀座で15年間培った経験と、料理の本質は変わることなく同じです。“見たことはないけれど、どこか懐かしい”、そして“東京に居ながらにして大分を味わう”。このふたつのコンセプトをきちんと継承しつつ、まだまだ知られていない大分県の魅力を発信していきたいと思っています」
新たなスタートを切った〈坐来大分〉について、こう話すのは代表の安田恒(やすだ・ひさし)さん。
「今回の移転に際しては、大分在住の作家にフィーチャーして、料理のうつわや酒器、ガラス照明や竹細工のランプシェードなどを新たに取り入れました。女性にもっと気軽に訪れていただければと、テーブルやカウンターに無垢材を使ってカジュアルな雰囲気も演出。1日限定20食のランチメニューをご用意してお待ちしています」とも。