隠れた大分グルメ、餃子を味わう!
大分、別府、日田、中津まで
地元誌おすすめの7店 | Page 3
まだある! 根強い支持を得る名店
老舗の職人技が光る、名物ひと口餃子〈一品香〉
創業から60年以上が経ったいまも、メニューにあるのは餃子と飲み物のみという日田の〈一品香(いーぴんしゃん)〉。営業が始まるとほどなく店内は満席に。店内で提供する分だけでなく、お持ち帰り用の予約分を焼いたりと、店主の作業の手が止まることはありません。機械を使わず、店主がお客の前で黙々と皮を手延べし、具を包み、焼くという景色は、創業当初から変わらない光景です。
主人の矢野公博さんが火加減、ふたの開け閉め、鍋を巧みに回しながら炎を操るその姿は、思わず眺めてしまうほどの職人技。合間に差す水や油のタイミングと量、決して一定にはならない具や皮の微妙な違いをこうした作業で補います。表面のパリっ、もちもちとした食感、その皮から溢れ出る肉汁や、肉・野菜の旨みが絶妙に重なった、ひと口サイズの餃子を味わって。
食べ歩きの末に完成した、ころんとカワイイ餃子〈餃子屋 油〉
城下町・中津の情緒漂う通りに佇む〈餃子屋 油(あぶら)〉。店主が九州や京都などの専門店を食べ歩き、研究を重ねた末に完成した「焼き餃子」は、箸でつまみやすい小ぶりなサイズ。中には具がたっぷり詰まっていて、頬張るとニンニクとニラ、豚肉の旨みがいっぱいに広がります。
ひとつひとつが小さいので、ビールとともに味わうと、何皿も進んでしまいそう。タレもオリジナルで、薄口醤油をベースに甘酢を加えた、やさしくまろやかな口当たり。餃子の味を邪魔することなく、旨みを引き立ててくれます。
ほかにも「水餃子」、「揚げ餃子」390円(各1人前)もあるので、一緒にオーダーして食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。
食べ始めると止まらない! 餃子愛も止まらない!
ご飯のおかずとして味わうもよし、ビールのお供にするもよし。食べ始めると止まらなくなってしまう餃子。パリパリ? モッチリ? ジャンボサイズ、あるいはひと口サイズ? 大分県で好みの餃子を見つけてみてくださいね。
*価格はすべて税込です。
credit edit:シティ情報おおいた編集部