大分県で行きたいレトロ喫茶。
老舗から“ネオ喫茶店”まで
地元誌おすすめの8店 | Page 3
レトロだけど新しい! “ネオ喫茶店”
ノスタルジックな味にときめく、
隠れ家的な喫茶店〈喫茶ムムム〉
40年以上喫茶店だった店舗を譲り受け、2016年に営業スタートした別府市の〈喫茶ムムム〉。居抜きならではの、経年と味わいを感じさせる空間です。11時から提供される「オムライス」は、久住高原の卵と米を使い、濃厚な卵の旨みとバターのやさしい風味が口いっぱいに広がる一品。
「メロンクリームソーダ」も人気で、滑らかなアイスと真っ赤なチェリーという“王道”とも呼べる組み合わせが懐かしい気持ちにさせてくれます。「喫茶店のクリームソーダ」をコンセプトにしており、グラスやスプーン、お皿も50年前に実際に使用されていたものというこだわりぶり。
ほかにも手づくりスイーツや喫茶店らしいビジュアルのナポリタンなど、店内の雰囲気とマッチするメニューが多数です。
レトロなグルメに出合える、
俳人が営む純喫茶〈純喫茶 草子洗〉
重厚感のある扉を開け、コツ、コツと小気味良い足音を響かせながら2階へ。芳醇なコーヒーの香りとともに、店主が迎えてくれます。
2019年に大分市にオープンした〈純喫茶 草子洗(そうしあらい)〉では、ナポリタンをはじめとする軽食に加え、1杯ずつネルドリップで淹れる深煎りコーヒーを提供。さらに、「初恋(イチゴ)」、「とこなつ(ブルーハワイ)」、「紫式部(ブドウ)」など、ネーミングもかわいらしいカラフルなクリームソーダや、フルーツをふんだんに盛った「プリンアラモード」など、喫茶店ならではのメニュー構成です。
俳人としても活躍する店主は、自身の俳号である「草子洗」を店名に。月2回、句会も開催しているので、興味のある人は訪れてみて。
旅の途中にレトロ喫茶でほっとひと息
空間であったり、料理であったり、あるいは人だったり。数十年にわたって愛されるのには理由があります。実際に足を運んでみて、あなたの目で確かめてみてください。すてきな出合いが待っているかもしれませんよ。
*価格はすべて税込です。
credit edit:シティ情報おおいた編集部