
別府はモーニングも充実!
老舗喫茶から古民家カフェまで
地元誌おすすめの朝ごはん8選 | Page 2
朝からゆったり。カフェ・ベーカリーのモーニング
パンの存在感に驚く、
老舗が贈る3種のモーニング〈木村家パン〉

銀座の〈木村家〉からのれん分けされた同名の店で修業した店主が、1959(昭和34)年に別府市上人に創業した〈木村家パン〉。2020年に現在の場所に移転リニューアルしました。場所は変われども、60年以上愛され続ける味は、初代から2代目の小林隆浩さん、そして3代目の聖(さとる)さんへと受け継がれています。

移転に合わせて新設したイートインスペースでは、自慢のパンを使った3種類のモーニングを提供。なかでも、なめらかなベシャメルソースとハムを厚切りの食パンでサンドし、たっぷりのチーズで覆ったクロックムッシュが人気。手間ひまかけた湯だね食パンのモチモチ食感とやさしい甘み、バーナーであぶったチーズの香ばしさが食欲をそそります。コーヒーが付いてくるのもうれしいですね。
飽きのこない素朴な甘さ。
生おから入りのパンケーキ〈cocolate 別府店〉

アンティーク調の家具や雑貨が配された温かみのある店内で、心穏やかに過ごせるカフェ&ベーカリー〈cocolate(ココラート)〉。たっぷりの生クリームを使い、柔らかく仕上げた食パンのトーストが楽しめるセットのほか、彩り豊かな「サラダパンケーキ」も人気です。
ふわっと軽い食感のパンケーキは、小麦粉と生おからを半々でブレンド。しっとりとした口当たりとやさしい甘さが、バターの塩味と好相性。半熟の目玉焼きを絡めたり、ハチミツをトッピングしたりといった味わい方ができるのも魅力です。

特製のバルサミコ酢ソースでさっぱりいただく「ロコモコ」や、アーモンドと黒ゴマのコクを利かせた「玄米アシタバドリア」といったランチメニューも評判なので、こちらもぜひ。
湯けむりのように
温かく癒やされる場所〈Cafe 雲の峰〉

2024年にオープンした〈Cafe 雲の峰〉。朝7時から営業しており、朝からゆっくりとモーニングを楽しむことができます。大分県の建築家・伊藤憲吾さんがデザインした店内は、グレーを基調としたミニマルな空間。店名どおり“雲”もイメージさせます。席同士はゆったりとレイアウトされており、穏やかな気持ちで過ごせそう。

竹田市〈nageia coffee〉の焙煎豆で淹れるコーヒー、数種類のトースト、ほかにもキッシュや手づくりの焼き菓子などを用意しているので、食べたいメニューをチョイスしてテーブルへ。おいしいコーヒーを味わいつつ、誰にも邪魔されない自分だけの時間を楽しみましょう。