三隈川で屋形船に乗る宇賀なつみさん
特集|大分の小京都・日田へ

屋形船に温泉、川魚。
宇賀なつみが水郷・日田を遊び尽くす

Posted 2021.12.14
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水の流れをぼんやり眺めていると、心に溜まった澱(おり)も流れていくような感覚になりませんか?

九州北部のほぼ真ん中に位置する大分県日田市は、多くの川が流れ込むことから、豊かな水に恵まれた山紫水明(さんしすいめい)の地として知られています。そんな“水郷(すいきょう)・日田”へ、フリーアナウンサーの宇賀なつみさんが癒しを求めて訪れました。

屋形船でまったり、鵜飼いにびっくり、天ヶ瀬温泉でゆったり……。日田の水の魅力をお届けします。

水郷・日田の「天ヶ瀬温泉」でのんびり散策

天ヶ瀬駅ホームに降り立った宇賀さん
JR久大本線(きゅうだいほんせん)の天ヶ瀬駅に到着!

やってきたのは、別府、由布院に並ぶ豊後三大温泉のひとつ「天ヶ瀬温泉」。

たっぷりのお湯を張ったバスタブに肩まで浸かるのが、朝晩の習慣だという大のお風呂好き、そして温泉好きな宇賀さん。天ヶ瀬ではどんな温泉に出合えるのでしょうか。

天ヶ瀬駅ホームのベンチ
天ヶ瀬駅のホームにあるベンチは、思わず座って写真を撮りたくなるかわいさ。

玖珠川沿いに位置する開放的なふたつの共同露天風呂へ

最初に訪れたのは、温泉街を流れる玖珠川(くすがわ)の河川敷。なんと、このオープンな場所に観光客も入れる共同露天風呂、通称・川湯があるのです。〈神田湯(じんでんゆ)〉と〈薬師湯〉の2か所は湯あみ着や水着を着て入浴できるので、女性でも安心。

玖珠川の河川敷にある〈薬師湯〉
開放的な〈薬師湯〉! 湯あみ着はJR天ヶ瀬駅に併設の観光案内所でレンタルや購入ができます。

温泉に近づくにつれ、「硫黄の香りがしてきた……」とつぶやく宇賀さん。そっと手を入れて、「冷え込んだ朝にはちょうどいい湯加減。やわらかな湯ざわりにも癒される〜!」と大喜び。

〈神田湯〉で手湯を楽しむ宇賀さん
〈神田湯〉で手湯を楽しむ宇賀さん。泉質は打ち身やねんざ、疲労回復に効能のある単純硫黄泉。

利用方法も簡単です。温泉の側にある赤いポストに入浴料100円を入れるだけ。ただし、ロッカーや更衣室はないので、着替えには工夫が必要。タオルや石けん、シャンプーなどもないので、事前準備をお忘れなく。

Spot 01
Information
共同露天風呂〈神田湯〉
address:大分県日田市天瀬町桜竹
tel:0973-57-2166(日田市観光協会天瀬支部)
access:JR天ヶ瀬駅から徒歩約10分
営業時間:9:00〜22:00
定休日:無休
入浴料:100円
web:日田市観光協会天瀬支部
※河川の増水や清掃などで利用できない場合があります
Spot 02
Information
共同露天風呂〈薬師湯〉
address:大分県日田市天瀬町桜竹湯山
tel:0973-57-2166(日田市観光協会天瀬支部)
access:JR天ヶ瀬駅から徒歩約8分
営業時間:8:00〜22:00
定休日:無休
入浴料:100円
web:日田市観光協会天瀬支部
※河川の増水や清掃などで利用できない場合があります

老舗〈菓舗 田代屋〉の味を温泉街で食べ歩き

〈菓舗 田代屋〉親子3代と宇賀さん
右から2代目の田代賢一郎さん、3代目・信二さん、4代目・啓介さん。

温泉街を歩いていたら、そろそろ小腹が減ってきました。天ヶ瀬温泉の散策中に立ち寄りたいのが、昭和28(1953)年創業、親子3代で営む和菓子店〈菓舗 田代屋〉です。

実はこのお店、2020年に九州をはじめ各地を襲った「令和2年7月豪雨」で床上約2メートルまで浸水し、甚大な被害を受けました。しかし、「まちと一緒に復興して温泉を盛り上げていきたい」という4代目・田代啓介さんの思いから、21年7月末にリニューアルオープンしたばかりなのです。

そば饅頭
創業当時から変わらぬ味で人気のそば饅頭。ほどよい甘さが魅力です。1個108円。

地元の人に愛されているのはもちろん、温泉街ならではの食べ歩きグルメの店としても人気の〈菓舗 田代屋〉。名物のそば饅頭に加えて、啓介さんが新たに考案したアイテムも評判です。

〈天ヶ瀬あんぱん〉
手のひらにすっぽり収まる〈天ヶ瀬あんぱん〉のサイズ感は食べ歩きに最適! 1個230円。

なかでも人気なのが、タピオカ粉を使用した、むっちりとした歯ごたえの〈天ヶ瀬あんぱん〉。黒糖のようなコクは「生地の焼き時間を長くして香ばしさを引き立てているから」と言います。

〈葛もちアイス〉を食べる宇賀さん
温泉で温まった体を〈葛もちアイス〉でクールダウン! フレーバーはイチゴ、白桃、抹茶ミルクなど6種類あります。1本230円。

また、湯上がりにおすすめなのは、“溶けないアイス”として話題の〈葛もちアイス〉。葛粉を使っているから溶けにくいうえ、もっちり&ねっとりとした食感を楽しめます。

手湯や足湯を楽しんだ宇賀さんが選んだのは、ほうじ茶ミルク。

「温泉から上がると冷たいものが食べたくて。〈葛もちアイス〉は普通のアイスより冷たすぎないから、体が冷えなくていいですね。なかなか溶けないので、散策しながらゆっくり味わえます」(宇賀さん)

Spot 03
Information
菓舗 田代屋
address:大分県日田市天瀬町桜竹470-4
tel:0973-57-2164
access:JR天ヶ瀬駅から徒歩約10分
営業時間:8:30〜19:00
定休日:不定休
web:Instagram|@tashiroya.amagase

水しぶきが空に舞う桜滝でマイナスイオン浴

温泉街の近くには、大きな高低差がなく“ラクして行ける秘境”としてメディアでも取り上げられたことのある桜滝があるので、行ってみることに。

白糸のように流れる桜滝
白糸のように繊細な水の流れが美しい桜滝。落差は約25メートルあります。

桜滝は江戸時代より文人墨客に愛された天瀬六瀑(あまがせろくばく)のひとつで、「砕け散ること花の如く、流下することすだれの如し」と、江戸時代に編纂された地誌『豊後国誌』に書かれています。確かに、岩に打ちつけられて舞う繊細な水しぶきは、まるで桜の花の散り際のようで美しいこと、この上なし。

「気軽に来られちゃうのに、こんな荘厳な景色を見られるなんてすごい!」と宇賀さんも驚きを隠せませんでした。

Spot 04
Information
桜滝
address:大分県日田市天瀬町桜竹合楽川
tel:0973-57-2166(日田市観光協会天瀬支部)
access:JR天ヶ瀬駅から徒歩約10分

〈山荘 天水〉で桜滝を見下ろしながら極上の露天風呂体験

〈山荘 天水〉の外観
桜滝の上にひっそり佇む〈山荘 天水〉は、隠れ家のような落ち着いた雰囲気。

天ヶ瀬温泉で最後に立ち寄ったのは〈山荘 天水〉。人気の温泉旅館ですが、立ち寄り湯としても利用できるんです。

露天風呂〈滝観庵〉
桜滝を見下ろせる位置にある露天風呂〈滝観庵〉。このほか5つある貸切風呂も立ち寄り湯で利用できます(45分2500円)。泉質は単純泉。

約1万坪の広大な敷地には、豊かな緑を縫うようにして渡り廊下や回廊が設けられており、目的地へ向かっている間はまるで散策しているような気分に。

そうしてたどり着いたのは、露天風呂〈滝観庵〉。桜滝の絶景を上から眺めながら、ゆったり贅沢な時間を過ごせます。

宿には、宿泊客専用の露天風呂や内湯もあるので、せっかくなら1泊してすべてを体験したいものですね。

客室の広縁に腰掛けて読書中の宇賀さん
客室の広縁に腰掛けて、読書する宇賀さん。窓の外の木漏れ日が美しい。宿泊は1室2名利用で1泊2食付き1人22,000円〜(税サ込)。
Spot 05
Information
山荘 天水 立ち寄り湯
address:大分県日田市天瀬町桜竹601
tel:0973-57-2424
access:JR天ヶ瀬駅から車で約5分
営業時間:10:00〜15:00(受付〜14:00)
利用料:800円
web:山荘 天水

鵜飼いの様子を眺める宇賀さん
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