気分爽快! 宇賀なつみ、
くじゅうの大自然でデジタルデトックス
“九州の屋根”と呼ばれるくじゅう連山。大分県の九重町(ここのえまち)から竹田市(たけたし)北部にかけて広がる山々の総称で、裾野には広大な草原が広がります。
九州本土における最高峰で標高1791メートルの中岳をはじめ、1700メートル級の火山が連なっており、その風光明媚なさまは圧巻です。
「デジタルデトックスできるといいな」と話す旅好きのフリーアナウンサー・宇賀なつみさん。ゴールデンミルクで有名な〈ガンジー牧場〉、黄金色に輝くススキの絨毯が広がる「タデ原湿原」、日本一高い歩行者専用の吊橋〈九重“夢”大吊橋〉など、くじゅう連山周辺の大自然を五感で感じる旅に出ました。
〈ガンジー牧場〉で童心に返る。高原でのんびり牧場体験
最初に訪れたのは、くじゅう連山を望む絶好のロケーションに位置する〈ガンジー牧場〉。
日本では珍しいイギリス原産の乳牛「ガンジー種」を飼育する牧場で、酪農工場や牛舎の見学、ポニー乗馬などの動物とのふれあい体験ができるほか、乳製品などを購入できるショップやレストランを併設しています。
宇賀さんがまず向かったのは、ガンジー牛が暮らす牛舎。場内周遊バス〈かぶとむし号〉で、高原の風に吹かれながら、のんびり移動します。
「お天気にも恵まれて、周囲の自然を感じながら乗る〈かぶとむし号〉は最高ですね。大人でも楽しめるから、思わずはしゃいでしまいました」と宇賀さんも無邪気に笑います。
5分ほど揺られて坂を下ると、牛舎に到着。
ガンジー牛は、英仏海峡に浮かぶガンジー島が原産の乳牛で、明治時代の末に日本へ輸入されました。世界的にも珍しく、日本では約200頭しか飼育されていない希少な牛なのですが、そのうちの約120頭を〈ガンジー牧場〉で飼育しています。
1頭あたり1日15〜20リットルしか搾乳できず、これは日本で一般的なホルスタイン種の約半分の量に相当。その牛乳は希少性から“ゴールデンミルク”と呼ばれています。
少ししかとれないぶん、脂質やタンパク質がぎゅっと濃縮されているのだとか。
「普段こんなに大きな動物に出会うことがないからびっくり。牧草をあげたらみんなすごい食いつきで、餌に対する貪欲なエネルギーを感じました(笑)」と宇賀さんもガンジー牛の存在感に圧倒されている様子です。
牛舎見学を終えたら、併設のショップでお買い物。牧場名物の〈ガンジーソフトクリーム〉を食べて小休憩しましょう。
ゴールデンミルクをたっぷり使った濃厚な味わいが人気ですが、今回はそこに〈ガンジーヨーグルト〉をトッピングした〈ヨーグルトソフト〉をチョイスしました。
「ミルクのコクと酸味を抑えたヨーグルトがマッチしていておいしい! 濃厚なのに、意外と後味はさっぱりですね。ボリュームも味も満点です!」とリッチなゴールデンミルクの味わいに舌鼓を打つ宇賀さんでした。