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まもなく紅葉! 空と湖のブルーに映えるコキア畑

Posted 2021.09.09
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まんまるでふわふわの姿が愛らしい植物「コキア」。

見頃は7月から10月までの約4か月間で、夏は爽やかなライトグリーン、秋は上品な深紅の姿が楽しめる一年草です。

杵築(きつき)市にある〈大分農業文化公園〉は、そんなコキアが見られる人気のスポット。起伏に富んだ地形を生かし、空と湖のブルーを背景に5500株のコキアがライトグリーンから深紅へ変化する、唯一無二の紅葉風景が見られるんです。

絵画のようなコキアビューが楽しめる〈大分農業文化公園〉

上空から見た大分農業文化公園全景

同園があるのは、杵築市の西の端。日指ダム湖をぐるりと囲んだ広大な敷地には、植物園や体験農園、ミニ動物園、大型遊具、オートキャンプ場などがあり、子どもも大人も丸一日楽しめる家族連れに人気のスポットとなっています。

果樹園とキャンプサイト
(左)体験農園では収穫イベントなどを随時開催、(右)家族連れでにぎわうオートキャンプ場

冬は椿、春はネモフィラが有名で、2019年にコキアの植栽を始めて以来、夏から秋の間はコキア目当てに訪れる人が増えているそう。

真っ赤に染まったコキア畑
空と日指ダム湖の青、山や木々の緑を背景に広がる真っ赤なコキア畑は、〈大分農業文化公園〉ならではの光景。

コキアが植えられているのは、正面ゲートから徒歩3分のフラワーガーデンと、東ゲートから徒歩10分、花木園の手前にある四季の花畑の2か所。それぞれ5500株と1500株が植栽されています。

1株でも魅力的ですが、群生する姿はさらに圧巻。とくに、紅葉して畑一面が赤く染まった様子は、時間をかけてでも見に行く価値があります。

紅葉の見頃は9月下旬から10月中旬まで

グリーンのコキア畑

コキアの紅葉シーズンは、9月下旬から10月中旬頃。9月中旬まではライトグリーンの姿が楽しめますが、9月下旬になると緑・黄・赤のグラデーションに変わっていきます。

紅葉の途中、緑と赤が入り交じった色みのコキア畑
全体が赤く染まった光景が人気ですが、実は紅葉途中も魅力的。色づき始めは深紅ではなく、ピンクのような明るい赤が楽しめます。現地に行った人だけが体験できる色味です。

畑一面が赤くなる様子が見られる期間は、1週間から10日ほど。昨年は、10月10日頃に全体が赤く染まったそうです。

ちなみに、1500株が植栽されている四季の花畑には晩生のコキアが植えられているため、1か月ほど遅い10月下旬から紅葉が始まり、11月中旬に真っ赤になる予定です。

紅葉したコキア畑
真っ赤に色づいたコキア。その独特な色合いは「コキアレッド」と呼ばれます。
赤いコキアとゴールドのコキア
コキアの和名は「ほうき草」。昔は枝をほうきに使っていたためこの名前がついたそう。

秋晴れの日に、のんびりコキア鑑賞はいかが?

広範囲で撮影した赤いコキア畑

公園内は、ぐるりと1周歩くだけでも約1時間半かかる広さ。草花に目を奪われたり、大型遊具で遊んだりしながらだと、全部巡るのに半日以上はかかります。

園内には正面ゲートと東ゲートを結ぶトラムカー(片道200円)や、2時間350円から借りられる各種自転車が用意されているので、うまく利用して上手に回るのがおすすめです。

自転車とトラム
(左)子ども連れに嬉しい電動アシスト自転車は2時間600円〜。(右)正面ゲート側「みどりの広場」から東ゲート側「レイクサイドキャッスル」をつなぐトラムカー。

散策に疲れたら園内の〈豊の国物産館カフェ〉へ。シーズン中は、緑から赤に変わるコキアを表現した2色カラーの〈コキア風ソフト〉が販売されます(9月下旬より販売開始)。

コキアの色づき情報は、スタッフが日々更新するブログで確認可能。

これからが紅葉シーズン本番のコキア。秋晴れの日に、公園でのんびり紅葉狩りはいかがでしょうか。

Information
大分農業文化公園
address:大分県杵築市山香町大字日指1-1
tel:0977-28-7111
access:大分空港から車で約35分。大分農業文化公園ICから車で約2分
営業時間:9:30〜17:00(3〜6月、9〜11月)、9:30〜18:00(7月、8月)、10:00〜16:00(12〜2月)
定休日:火曜(4月・8月・10月、GW期間中は毎日開園)
web:大分農業文化公園 ホームページ

*価格はすべて税込みです。

credit text:坂口 ナオ

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