まもなく紅葉! 空と湖のブルーに映えるコキア畑
まんまるでふわふわの姿が愛らしい植物「コキア」。
見頃は7月から10月までの約4か月間で、夏は爽やかなライトグリーン、秋は上品な深紅の姿が楽しめる一年草です。
杵築(きつき)市にある〈大分農業文化公園〉は、そんなコキアが見られる人気のスポット。起伏に富んだ地形を生かし、空と湖のブルーを背景に5500株のコキアがライトグリーンから深紅へ変化する、唯一無二の紅葉風景が見られるんです。
絵画のようなコキアビューが楽しめる〈大分農業文化公園〉
同園があるのは、杵築市の西の端。日指ダム湖をぐるりと囲んだ広大な敷地には、植物園や体験農園、ミニ動物園、大型遊具、オートキャンプ場などがあり、子どもも大人も丸一日楽しめる家族連れに人気のスポットとなっています。
冬は椿、春はネモフィラが有名で、2019年にコキアの植栽を始めて以来、夏から秋の間はコキア目当てに訪れる人が増えているそう。
コキアが植えられているのは、正面ゲートから徒歩3分のフラワーガーデンと、東ゲートから徒歩10分、花木園の手前にある四季の花畑の2か所。それぞれ5500株と1500株が植栽されています。
1株でも魅力的ですが、群生する姿はさらに圧巻。とくに、紅葉して畑一面が赤く染まった様子は、時間をかけてでも見に行く価値があります。
紅葉の見頃は9月下旬から10月中旬まで
コキアの紅葉シーズンは、9月下旬から10月中旬頃。9月中旬まではライトグリーンの姿が楽しめますが、9月下旬になると緑・黄・赤のグラデーションに変わっていきます。
畑一面が赤くなる様子が見られる期間は、1週間から10日ほど。昨年は、10月10日頃に全体が赤く染まったそうです。
ちなみに、1500株が植栽されている四季の花畑には晩生のコキアが植えられているため、1か月ほど遅い10月下旬から紅葉が始まり、11月中旬に真っ赤になる予定です。
秋晴れの日に、のんびりコキア鑑賞はいかが?
公園内は、ぐるりと1周歩くだけでも約1時間半かかる広さ。草花に目を奪われたり、大型遊具で遊んだりしながらだと、全部巡るのに半日以上はかかります。
園内には正面ゲートと東ゲートを結ぶトラムカー(片道200円)や、2時間350円から借りられる各種自転車が用意されているので、うまく利用して上手に回るのがおすすめです。
散策に疲れたら園内の〈豊の国物産館カフェ〉へ。シーズン中は、緑から赤に変わるコキアを表現した2色カラーの〈コキア風ソフト〉が販売されます(9月下旬より販売開始)。
コキアの色づき情報は、スタッフが日々更新するブログで確認可能。
これからが紅葉シーズン本番のコキア。秋晴れの日に、公園でのんびり紅葉狩りはいかがでしょうか。
*価格はすべて税込みです。
credit text:坂口 ナオ