生け簀に入ったヒオウギ貝などの貝類
ニュース&コラム

佐伯の〈塩湯〉で
海水風呂と豪華海鮮丼! | Page 2

Posted 2022.02.03
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とれたての海鮮をリーズナブルに味わう

〈天然海水風呂 塩湯〉の食事処
食事処では、テーブル席と、佐伯湾を一望できる窓側の座敷を用意。

続いて、食事処へ。平日の15時をまわった頃にもかかわらず店内は満席で、店の外には多くのお客さんが行列しています。

坂本さんのご主人は地元の漁師。太平洋の暖かい海水と、栄養豊富な瀬戸内海の冷たい海水が混ざり合う豊後水道に面する佐伯市は古くから漁業が盛んとあって、魚介類は種類が豊富でどれも新鮮。それを目当てに訪れる人も多いのだとか。

たくさんの貝類が並ぶ生け簀
その日にとれた新鮮な魚介類を仕入れています。

お店に入ると、まず目に飛び込んでくるのが大きないけす。そこには、佐伯の名産である色鮮やかなヒオウギ貝をはじめ、ゼンゴ(アジ)やイセエビなど、とれたての魚介類が入っています。

「その日にとれたものを扱っているので、日によって種類は変わります。季節ごとに旬の味を楽しんでもらえたら」と坂本さん。

魚介の販売価格が書かれた黒板
いけすの中の魚介は購入することも可能。キッチン付きの宿にステイしていたら、ぜひ買って帰りたいもの。

店内では、この新鮮な海の幸を使った刺身や焼き物、揚げ物などが楽しめるほか、定食や、丼ものもそろいます。

いけすに入っている魚介に加えて、早い時間には、フライなどの惣菜も持ち帰り用に販売。人気なので、気になったら即ゲットするのがおすすめです。

一番人気のメニュー、海鮮丼
刺身のほか、フライや海老マヨなども載った豪快な海鮮丼。

メニューのなかでも一番人気は、これでもかと言わんばかりに魚介を載せた海鮮丼。この日は、ウチワエビ、車エビ、アジ、サヨリ、ヒオウギ貝など10種類以上の魚介がオンザライス。

丼からはみ出すほどのボリュームで1320円(みそ汁付き)というリーズナブルさも人気の秘密です。

塩バニラシェーク
塩バニラシェーク(300円)。塩バナナや塩いちごフレーバーもあります。

食後や湯上がりにぴったりのデザートもそろいます。塩バニラソフトクリームや塩バニラシェークは、店を出る人のほとんどが帰りの車の中で食べようと購入しているほど。

「店名の〈塩湯〉にかけて、塩を使ったスイーツを提供しているんですよ。とくに2021年の夏に誕生した塩バニラシェークは、塩を使うことで夏場は溶けやすくなってしまうソフトクリームを、いっそのことドリンクにして販売しようという逆転の発想から生まれました」と坂本さん。

大分県外からはなかなかアクセスがしづらいロケーションながら、一度は訪れてみたい〈天然海水風呂 塩湯〉。がんばって出かけた先に、ミネラルたっぷりの海水風呂と、豪快な海鮮丼が待っています。

Information
天然海水風呂 塩湯
address:大分県佐伯市上浦大字浅海井浦2920-3
tel:0972-27-8309
access:JR浅海井(あざむい)駅から大分バス(佐伯市コミュニティバス)で約3分、バス停「運動公園前」下車徒歩1分
営業時間:お風呂 10:00~22:00、食事処 11:00~20:30
定休日:水曜
入浴料:大人500円、小人300円

※価格はすべて税込みです

credit text:柿崎真英 photo:永禮 賢

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