別府冷麺、日田焼きそば、佐伯ラーメン。
大分ご当地三大麺をお取り寄せ!
そば、うどん、ラーメンはもちろん、生麺から乾燥麺まで、日本各地で独自の文化がある麺料理。大分県にもご当地三大麺があることをご存じですか?
地元の人ならば誰もが知る、別府冷麺、日田焼きそば、佐伯ラーメンの人気店から、自宅に居ながらにしてお店の味を楽しめる3軒をご紹介。お取り寄せをして、プチトリップ気分を味わいましょう!
もちもちの麺とクリアなスープが魅力の別府冷麺〈六盛〉
終戦後の1950年頃、旧満州にあたる中国東北部から引き揚げてきた日本人が、別府で冷麺の店を開いたのがルーツとされる「別府冷麺」。
ご存じの通り、冷麺自体は朝鮮伝統の麺料理で、国境が近い旧満州でも食べられていました。それが別府に渡り、麺における小麦粉の配合を増やしたり、魚介ベースの和だしをスープに用いるなど、日本人好みの味に進化して誕生したのが「別府冷麺」だと言われています。
現在、別府市内で「別府冷麺」を出す店は、専門店をはじめ、焼肉店、ラーメン店、居酒屋まで幅広く、その数は60軒とも70軒とも言われています。
基本となるスタイルは、そば粉と小麦粉、でんぷんを使った麺に、魚介ベースのスープを注ぎ、キムチと牛肉のチャーシューをトッピング。なかでも大きくふたつのタイプに分けられ、一方は、もっちりとした太めの麺にキャベツのキムチ、他方はつるつるとした中細麺に白菜キムチを合わせるのが特徴です。
2001年にオープンした〈手のべ冷麺専門店 六盛(ろくせい)〉は、別府市内に2店舗、大分市に1店舗を構える人気店。
小麦粉、そば粉、でんぷんを手練りしてひと晩寝かせてから製麺するやや太めの麺は、もちもちとした食感でしっかりとしたコシが魅力です。羅臼昆布と釧路産の厚葉昆布をベースに、国産牛肉を加えて丁寧にとったスープは見た目も味わいも澄んでいます。
牛肉を醤油やみりんで煮込んだほんのりと甘いチャーシュー、ほどよい酸味と辛味のキャベツのキムチがいいアクセントに。パラパラとふりかけたゴマが風味よく香ります。青ねぎ、ゆで玉子をトッピングすれば、お店と同様の盛りつけが完成!
お店では、温麺(冷麺を温めたもの)や中華そば、ラーメンもメニューに並びますが、冬場でも多くのお客さんが注文する冷麺。地元っ子に倣い、自宅でぜひお試しを。
web:手のべ冷麺専門店 六盛