
絶景も堪能できる!「景色のいいカフェ」5選
山や海、湖など大分県が誇る大自然の数々。その美しい景色を特等席で眺めながら、ゆっくりとひと息つけるカフェをご紹介します。
今回ピックアップしたのは、どこもフードやドリンクにもこだわるお店ばかり。絶景とおいしい食事で、非日常気分を味わえるはずです。
緑の森の中で地元の素材を使った料理を満喫〈キッチンウスダ〉

豊後大野市の山里にひっそりと佇む〈キッチンウスダ〉。見渡す限り隣家などの建物はなく、自然と田畑に囲まれた静かな場所です。豊かに生い茂る森に面した店内からは、青々とした樹々の眺めが楽しめます。
切り盛りするのは、東京都出身のご夫婦。20数年前にこのまちに移住し、DIYしながら、この店をつくり上げたと言います。

のどかな雰囲気のなかでいただけるのは、九州産小麦と自家製酵母や安全な素材でつくるパンと、地元産の季節の野菜をたっぷり使った料理、そしてスイーツ。東京でパン職人やパティシエとして活躍していた経験を活かして、体にやさしくおいしいメニューを提供しています。パンは併設のパン屋さんで購入することも。
絵画のような海の眺めを前に味わえる洋食とスイーツ〈ベルコート〉

国東(くにさき)半島東部に位置する黒津崎(くろつざき)海岸は、まさに「白砂青松(はくしゃせいしょう)」という言葉がぴったりの、青々とした松林と遠浅の砂浜が続く海岸線が特徴です。
そんな海岸沿いに建つカフェが〈ベルコート〉。サイクリングターミナルやお土産屋さんなどが入る道の駅の中で営業しています。


青い海と白い砂浜が織りなす美しい景色を眺めながら味わえるのは、デミグラスハンバーグやパスタといった洋食メニューや、パフェなどのスイーツ。ソフトクリームなどテイクアウト可能なメニューもあります。
黒津崎海岸には「おしり岩」や「オットセイ岩」など、ユニークな形をした奇岩が点在。奇岩めぐりをしながら、また海岸沿いのドライブやサイクリングの途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
金鱗湖を臨むテラス席で焼きたてパンに舌鼓〈CAFE LA RUCHE〉

由布院を代表する人気スポット「金鱗湖(きんりんこ)」。湖底から清水と温泉が湧き出すことから、水温は常に20℃前後を保っている国内でも珍しい湖です。そのため、秋から冬には幻想的な朝霧が現れることもあります。
そんな神秘的な金鱗湖を一望できるカフェが〈CAFE LA RUCHE(カフェ ラ リューシュ)〉です。現代作家の個展会場兼ショップである〈CAFE LA RUCHE GALLERY & SHOP〉内に併設されたカフェで、湖に面したテラスはまさに特等席。

湖畔の絶景を思う存分堪能しながらいただけるのは、天然酵母仕込みの焼きたてパンを使ったメニュー。なかでも、モーニングプレート(10時30分までの提供)や、軽い昼食にもぴったりな〈自家製ベーコンと木の子のタルテーヌ〉などが人気です。
耶馬渓の山々を望みながら無添加スイーツでほっとひと息〈陶cafe しきろ庵〉

日本新三景や日本遺産にも選ばれるなど、名だたる絶景スポットとして知られる耶馬渓(やばけい)。巨岩や奇岩が連なる風光明媚な景色が特徴で、秋には紅葉の名所となります。
そんななか、耶馬渓ダムの近くに店を構えるのが〈陶cafe しきろ庵〉です。山と川に挟まれた自然豊かな場所にあります。

美しい山々を眺めながら食べられるのは、サイフォンで淹れたコーヒーと添加物不使用の食材でつくられるスイーツなど。自家製手ごねパンや耶馬溪牛乳を使ったフレンチトーストも人気です(毎年7~8月は提供をお休み)。陶芸家の店主がひとつひとつ手づくりする器にも注目しながら、味わってみてください。
こだわりのメニューを高原の開放的な景色とともに堪能〈Cafe Boi Boi〉

くじゅう連山の麓に佇む〈Cafe Boi Boi(カフェ ボイボイ)〉。大自然の景色に溶け込むような木の温もりを感じるログハウスが目印です。
お店の周りからは、一面に広がる久住(くじゅう)高原の景色を臨むことができます。その奥には、根子岳(ねこだけ)・高岳(たかだけ)・中岳・烏帽子岳(えぼしだけ)・杵島岳(きしまだけ)から成る雄大な阿蘇五岳が…。


そんな開放的な雰囲気のなかで楽しめるのは、久住高原の卵を使ったオムライスや自家製チーズケーキなど。キャンプ場やドッグランも併設しており、テラス席はペットとの利用も可能です。
近くには、〈くじゅう花公園〉や〈ガンジー牧場〉など人気の観光スポットもあるので、寄り道しながら周辺エリアのドライブを楽しんでみるのもおすすめです。
*価格はすべて税込です。
credit text:柿崎真英