カゴに入った大分県産のかぼす
ニュース&コラム

大分県民60人に聞きました!
かぼすのおいしい食べ方とは?

Posted 2022.08.10
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大分県の特産品として知られる「かぼす」。実は、国内生産量の約98%を大分県が占めるのをご存知ですか? 3月半ばから7月頃まではハウス栽培のものが出回り、梅雨明け後、8月に入ると露地栽培のシーズンが到来。

大分県民にとっての必需品、誰もが愛してやまないかぼすについて、おいしい食べ方や人気の加工品、保存方法、さらに“かぼすあるある”を県民60人に聞きました。

かぼすのおいしい食べ方を
大分県民が教えます

大分県はかぼすの生産量が国内トップであることに加え、その多くが県内で消費されていると言います。日々の食生活に欠かせない存在だからこそ、おいしい味わい方を知っているはず。

「果汁をからあげにかける、だんご汁に入れる、刺身醤油に加える」(40代・女性・大分市)

「果汁と皮を使ったシフォンケーキと、果汁に氷砂糖を加えたドリンクがおやつの定番です」(40代・女性・日出町)

収穫前の大分県産かぼす
大分産かぼすの出荷はなんと一年中。3月〜7月にハウス、8月〜9月に露地期の栽培が旬を迎えます。10月〜翌2月には、露地期に収穫したかぼすを貯蔵した「貯蔵かぼす」がお目見え。(写真提供:大分県)

横半分やくし形にカットして焼き魚に搾るのはいたって当たり前。大分名物のとり天や焼きしいたけにはじまり、刺身やからあげ、そばやそうめんなど、挙げたらキリがないくらい、とにかく何にでもかけるのが大分流です。なかには、意外な組み合わせも。

「カレーにかぼす一択です」(20代・男性・日出町)

「刺身にかけて、あまった果汁はふた付き容器に牛乳と一緒に入れて振り、かぼすラッシーにします」(30代・女性・佐伯市)

「フルーツにかける。オススメは梨」(30代・男性・別府市)

とり天や焼きしいたけなど、大分県民がかぼすをかける料理や食材
名物のとり天、焼きしいたけから、刺身、からあげ、カレー、梨まで「何にでもかぼすをかける」のが大分県民のお約束!?

県外の人にとってはあまりなじみがありませんが、有名なところでは味噌汁にも入れます。使い方は各家庭でバリエーション豊か。

「皮をすりおろして味噌汁やお吸い物に入れる」(50代・男性・豊後大野市)

「皮を小さく刻み、味噌汁に入れる」(50代・男性・大分市)

味噌汁と千切りにしたかぼすのイラスト
味噌汁に入れるにしても、絞り汁、千切り、みじん切りと、好みや家庭ごとに使い方はさまざま。

かぼすは、アルコールにも欠かせません。焼酎のロックやお湯割り、ハイボールはもちろん、なんとビールや日本酒にも果汁を搾って入れると言います。また、なかにはハードリカーに合わせる強者も。

「ビールに入れると、かぼすの酸味とほのかな甘味がビールの苦みと調和して最高です」(20代・男性・大分市)

「かぼすをかじって塩をなめてウォッカ(あるいはテキーラ)を飲む」(30代・男性・佐伯市)

かぼすと日本酒やビール、サワーなどお酒
レモンやライムに比べて、風味がマイルドなかぼすは、どんなお酒との相性もバッチリ。麦焼酎の本場大分らしく焼酎はもちろん、日本酒に合わせても美味!

食べ物と飲み物、どちらにかぼすを使う場合も、果汁だけではなく皮を活用することも、大分県では一般的なようです。

大分県民あるある!
かぼすにまつわる面白エピソード

大分かぼすのマスコットキャラクター「かぼたん」
大分かぼすのマスコットキャラクター、その名も「かぼたん」。「かぼたんと一緒に写真を撮った」「かぼたんのぬいぐるみが実家にある。学生時代の同級生の家にもあった」という回答も。(写真提供:大分県カボス振興協議会)

大分県民にとってはごく普通と思えることが、県外の人からするとびっくりしたり、思わずクスっと笑ってしまうようなエピソードがいろいろあります。

なかでもうらやましいのは、「かぼすは買うものではなく、もらうもの」という声です。親戚や近所の家にかぼすの木が1本や2本生えていて、収穫を手伝ったお礼やおすそ分けをもらうことは日常茶飯事。もらいすぎて、その処理に困るという話もあるほど。

「家にかぼすの木があって、夕飯で魚を焼き始めると庭に出てかぼすを採り、もぎたて搾りたてを使っていました」(30代・女性・由布市)

「同じ日に3回かぼすをもらったことがあります(もちろん家にかぼすの木はあります)」(30代・男性・豊後大野市)

「かぼすを搾りすぎて手が荒れた」(20代・男性・日出町)

テレビですだちの紹介番組を見ているかぼたんのイラスト
かぼたんにとっても、すだちはライバル!?

よく引き合いに出される「すだち」に対しては、ライバル心!? を抱いている人も少なくないようで……。

「全国放送のテレビで、『かぼす』ではなく『すだち』が紹介されると悔しい」(40代・女性・大分市)

「関東の大学にいたとき、徳島出身の友達とからあげに何をかけるかで、『かぼす』と『すだち』でバトルになったが、周りの友達から『ほとんどレモンでしょ』と言われ、お互い言い返せなかった」(20代・男性・大分市)


「カボスドリンク・Cサワー」とフェイスマスク「九州ルルルン」、「かぼすリキュール」
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