ニュース&コラム

大分の夜を味わい尽くす。
通いたくなる名店や穴場の宿など、
いま注目のナイトスポットを総まとめ

Posted 2024.03.28
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大分県といえば温泉。だけど、グルメ、ものづくり、絶景など、全国に誇れる魅力がたくさんあります。そんな大分をもっと知り、夕暮れから深夜にかけてゆったりと、大分で過ごす時間を長く楽しんでもらうための大分県の公式サイト『ミッドナイトおおいた』では、夜をテーマに多彩な魅力をお届けしています。

※掲載情報は2024年3月時点の情報です。最新情報は店舗の公式HPなどでご確認ください。

うなぎや鮎に地酒。
水郷・日田で味わい尽くす、おいしい夜旅

江戸時代に幕府直轄(ちょっかつ)の天領として栄え、西国筋郡代(さいごくすじぐんだい)が置かれ、古くから九州の交通の要衝として知られる日田市。大分市や福岡空港からの所要時間は車で約1時間半とアクセス抜群で、国内外から訪れる人も増えています。

日田市の中心部を流れる「三隈川」
『ミッドナイトおおいた』の日田特集では、地酒とともに味わう絶品料理やご当地グルメ、まちの文化を取り入れた宿泊施設など、日田の夜を存分に堪能できるスポットを紹介しています。photo:黒川ひろみ
三隈川のほとりにいる鷺(さぎ)
日田市の中心部を流れる「三隈川」。豊富な水量と広い川幅を活かして行われる鵜飼や屋形船は日田が誇る風物詩です。幸運の前兆を知らせる鳥といわれる鷺(さぎ)も。photo:黒川ひろみ

そんな日田市のシンボルともいうべき、三隈川を眺めながら食事を楽しめる〈うなぎ鷺邸(ろてい)〉で味わう「水郷かばせいろ」や、ご当地グルメを楽しめる老舗〈寳屋(たからや)〉の名物メニューなど、おさえておきたい名店も。

〈うなぎ鷺邸〉の「水郷かばせいろ」
〈うなぎ鷺邸〉名物の「水郷かばせいろ」一尾4950円、特上7150円。せいろで蒸したタレごはんの上に、蒲焼を後のせした鷺邸オリジナルの人気メニュー。photo:黒川ひろみ
〈寳屋〉の「日田チャンポン」
〈寳屋〉名物の「日田チャンポン 中」880円。ファンが多く、「これを食べたら他のチャンポンは食べられない!」と県外から足繁く通う人も多いのだとか。photo:黒川ひろみ
〈寳屋〉でつくられている「日田きこりめし」
〈寳屋〉でつくられている、日田の林業応援団体〈ヤブクグリ〉から「日田きこりめし」1180円。日田杉の丸太に見立てた大きなごぼうを、付属の日田杉のノコギリで切りながら食べるというユニークさが話題に。photo:黒川ひろみ

日田市生まれの体験型弁当!? 「きこりめし」と「いかだすし」に込められた〈ヤブクグリ〉の思い

Information
うなぎ鷺邸 Rotir
address:大分県日田市隈2-3-16
tel:0973-28-6088
営業時間:11:30〜14:30(L.O.)、18:00〜21:00(L.O.)
定休日:不定休
web:うなぎ鷺邸 Rotir
Information
寳屋本店
address:大分県日田市元町13-1
tel:0973-24-4366
営業時間:11:00〜15:00(14:30L.O.)、17:00〜21:00(20:30L.O.)
定休日:水曜、元日
web:寳屋本店

ゲストハウス〈cue〉オーナー夫婦の手づくりマップで、
城下町・竹田の夜に溶け込む

大分県竹田市の城下町にある、築80年を越える古民家をリノベーションしたゲストハウス〈たけた駅前ホステルcue(キュー)〉。堀場貴雄さんとさくらさんご夫婦が運営するこちらのゲストハウスには、県外だけでなく海外からの旅行客も多く訪れます。

〈たけた駅前ホステルcue〉の堀場貴雄さんとさくらさん
〈たけた駅前ホステルcue〉の堀場貴雄さんとさくらさん。photo:嶋井紀博
〈たけた駅前ホステルcue〉の外観
古民家リノベのゲストハウス〈たけた駅前ホステルcue〉。photo:嶋井紀博

一期一会の旅人に竹田の城下町を楽しんでもらいたいと、開業当時から手づくりしているのが〈cue original TAKETA town map〉というまちの地図です。お店の情報は常にアップデートされていて、30店舗以上の飲食店やお土産屋、名所や観光施設にはそれぞれコメントがびっしりと書き込まれています。

手書きで竹田市マップを作成中
『ミッドナイトおおいた』の竹田特集では、TAKETA mapを片手に巡る、地元の人に親しまれる温泉や、古くからある蔵を再生したクラシックなビアホールなど、おすすめスポットもご紹介。photo:嶋井紀博

竹田と旅人をつなぐ古民家ゲストハウス〈たけた駅前ホステルcue〉 堀場さくらさん

Information
たけた駅前ホステルcue
address:大分県竹田市竹田町560-1
tel:070-8950-3891
web:たけた駅前ホステルcue

つい散策したくなる! 
別府でアートな夜散歩

別府駅にほど近いホテルの屋上に浮かび上がる「天使の羽」。よく見ると七色の光がゆっくりと明滅を繰り返しています。実はこれ、トルコ出身でパリを拠点に活動する著名なアーティスト、サルキスの作品です。

ホテルの屋上でライトアップされている「天使の羽」
タイトルは『別府の天使』。別府のまちを天使のように見守ってほしいという願いも込められている。『ミッドナイトおおいた』の別府特集では、夜に散策したいアートスポットを巡っています。photo:ただ(ゆかい)

まちを歩きながら、ビルの隙間から見え隠れする作品を見つけるのも一興。まちの風景に溶け込んでいるので、「あ、ここからも見える!」なんてポイントを探しながら、別府のまちを散策するのも楽しそうです。

Information
別府の天使
address:大分県別府市駅前本町6-28
設置場所:アマネクイン別府 屋上看板
鑑賞時間:日没~23:00

2023年9月に新たにオープンした注目のスポットもご紹介。元倉庫だった建物をリノベーションして誕生した〈HAJIMARI Beppu〉。ここは暮らすように滞在できる宿であり、喫茶やショップも併設された別府の新しい文化拠点として注目されています。

〈HAJIMARI Beppu〉の外観

アーティストやクリエイターたちが集結し、宿づくりに参加。館内の随所に彼らの作品が散りばめられています。3・4階の部屋は、宿泊者以外は見ることはできませんが、1階のラウンジは喫茶としても利用でき、作品に触れることができます。

〈HAJIMARI Beppu〉のフロントに飾られたウォールアート
〈HAJIMARI Beppu〉の宿主でもある陶芸家、坂本和歌子さんの作品『はじまり』。photo:ただ(ゆかい)

海から太陽が昇るイメージを陶器で表現したウォールアート。夫である光浦高史さんとともに〈DABURA.m〉という建築事務所でこの場所を運営する坂本さんは、この場所でサテライトアトリエと、焼き菓子のショップ〈うみとじかん〉も運営し、自身が手がける、すてきな器も購入可能。

「この場所に若い人たちに集まってもらいたい。みんなでまちを盛り上げるような、別府を楽しんでもらえるような場所になりたいと思っています」

城下町・杵築でつくる“物語のあるうつわ”。陶芸家・坂本和歌子さん

空間再生と地域デザインに挑む〈HAJIMARI Beppu〉を開業。〈DABURA.m〉光浦高史さん

Information
HAJIMARI Beppu
address:大分県別府市千代町5-1
営業時間:喫茶ゆあみ 11:00~20:00
定休日:火・水曜
web:HAJIMARI Beppu

大分市随一の歓楽街、都町の楽しみ方や、
編集者が前乗りしてでも行きたい別府の名店も!

夜の〈白銀ビル〉
大分イチの繁華街、都町の夜を彩る〈白銀ビル〉。photo:ただ(ゆかい)

大分市随一の歓楽街として名高い都町。細い路地の隅々にまで多種多様な飲食店がひしめきあい、夜が更けるほどにこのまちは熱気を帯びていきます。そんな大分のナイトスポットにおいて、このビルを知らずして都町を語れないと言われる激アツスポット〈白銀(しろがね)ビル〉。

鮮やかな緑色や赤色で壁や扉が塗られた〈白銀ビル〉の廊下
カラフルに塗られた廊下。ビル内はまるで迷路のようなつくりで、迷いながらお目当てのお店まで辿り着くのも一興です。『ミッドナイトおおいた』の大分市特集では、まる異世界に飛び込んだような、おすすめのお店を紹介しています。 photo:ただ(ゆかい)

大分市から少し足を伸ばして、別府市へ。日本有数の温泉地・別府には、地元ならではのディープで、おいしい店が軒を連ねています。

〈焼肉ホルモン 一力(いちりき)〉の店内
『ミッドナイトおおいた』の別府グルメ特集では、東京の編集者が出張で大分を訪れるたびに、「取材のときに前乗りしてでもまた食べたい」と絶賛するお店の数々をピックアップ。
〈焼肉ホルモン 一力〉の「シン刺し」と「極上ロース」
別府市駅前本町にある〈焼肉ホルモン 一力(いちりき)〉の「シン刺し」(手前)870円と、おおいた豊後牛(おおいた和牛)A5ランクの「極上ロース」(奥)1350円。

編集者コメント:「出張で別府に来るたびに気になっていた赤提灯の一力さん。ちょっと勇気を出して暖簾をくぐってみたら、期待通りの味のあるいい雰囲気。カウンターで隣になった地元のおじさんに『ぜひ食っていけ』と言われたのがシン刺し。もちろん焼肉も絶品です!」(編集者A)

Information
焼肉ホルモン 一力
address:大分県別府市駅前本町6-37
tel:0977-24-6783
営業時間:17:00〜0:00
定休日:木曜

大分県には、地域に根ざした食文化、知られざる名店、個性的な穴場の宿……など、意外と知られていない魅力で溢れています。そんな大分をたっぷりと堪能できる、おすすめのナイトスポットもまだまだ、たくさん! 大分を訪れたら、ぜひ昼も夜も存分に楽しんで、お気に入りのエリアやスポットを見つけてくださいね。きっとすてきな“大分じかん”を過ごせるはずです。

Information
ミッドナイトおおいた
web:ミッドナイトおおいた

credit text:『edit Oita』編集部

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