連載|地元誌が教えてくれた、大分グルメの巡りかた
隠れた大分グルメ、餃子を味わう!
隠れた大分グルメ、餃子を味わう!
大分、別府、日田、中津まで
地元誌おすすめの7店 | Page 2
絶対食べたい! 別府の2大実力店
3世代にわたって愛される路地裏の名店〈湖月〉
昭和の風情漂う国際通り「ソルパセオ銀座」に沿うように延びる「裏銀座通り」。大通りから入ってすぐ、1947年(昭和22年)創業の〈湖月(こげつ)〉が現れます。創業者である初代が満州で中国人に習った味を持ち帰ったという餃子専門店で提供するメニューは、餃子とビールのみという潔さ。昼過ぎにオープンするやいなや、飲みに行く前の腹ごしらえに訪れるお客さんでにぎわいます。
豚肉、キャベツ、タマネギのみを使用した具は、シンプルながらもやみつきになる味わい。パリッと焼き上げた皮の食感も心地良く、ひとつ、またひとつと口に運んでしまいます。そのままでも十分楽しめる味つけですが、ぜひ自家製のラー油とタレを試してみて。
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注文後に丁寧に包む、本場ならではのライブ感
〈小厨房 香凛〉
別府の飲み屋街の細路地、白看板に赤字の店名が目を引く〈小厨房 香凛(かりん)〉。留学を機に大分に移住した中国出身の店主・郝玲(ハオリン)さんが営む、本場の点心が味わえる人気店です。形も調理法もさまざまな餃子は、具が日替わりで個性豊か。その種類の多さに「おまかせで」と注文する常連も多いのだそう。
「花韮(はなにら)と卵の韮箱(にらばこ)」や「ラム肉とパクチーの焼小籠包」など、ほかではあまり見かけない点心の数々は、どれもハオリンさんが子どもの頃から食べていた家庭の味。注文を受けてからカウンターで包み始めるので、ライブ感満載です。
中国のビールや自家製の果実酒なども豊富にそろうので、現地のお酒と餃子の一期一会の出合いを楽しんでみては。
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