〈餃子屋 油〉の焼き餃子
連載|地元誌が教えてくれた、大分グルメの巡りかた

隠れた大分グルメ、餃子を味わう!
大分、別府、日田、中津まで
地元誌おすすめの7店 | Page 3

Posted 2023.09.22
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まだある! 根強い支持を得る名店

老舗の職人技が光る、名物ひと口餃子〈一品香〉

〈一品香〉の餃子
「餃子」1人前20個600円。具材は豚、ニラ、キャベツのみ。

創業から60年以上が経ったいまも、メニューにあるのは餃子と飲み物のみという日田の〈一品香(いーぴんしゃん)〉。営業が始まるとほどなく店内は満席に。店内で提供する分だけでなく、お持ち帰り用の予約分を焼いたりと、店主の作業の手が止まることはありません。機械を使わず、店主がお客の前で黙々と皮を手延べし、具を包み、焼くという景色は、創業当初から変わらない光景です。

〈一品香〉のカウンター席
矢野公博さんと妻の和江さんの二人三脚でお店を切り盛りしている。

主人の矢野公博さんが火加減、ふたの開け閉め、鍋を巧みに回しながら炎を操るその姿は、思わず眺めてしまうほどの職人技。合間に差す水や油のタイミングと量、決して一定にはならない具や皮の微妙な違いをこうした作業で補います。表面のパリっ、もちもちとした食感、その皮から溢れ出る肉汁や、肉・野菜の旨みが絶妙に重なった、ひと口サイズの餃子を味わって。

Information
一品香
address:大分県日田市中央1-1-2 大蔵ビル1F
tel:0973-22-5540
access:日田駅から徒歩約5分
営業時間:18:00~21:00(テイクアウト17:30~)
定休日:日曜

食べ歩きの末に完成した、ころんとカワイイ餃子〈餃子屋 油〉

〈餃子屋 油〉の焼き餃子
「焼き餃子」330円(1人前)。写真は2人前。

城下町・中津の情緒漂う通りに佇む〈餃子屋 油(あぶら)〉。店主が九州や京都などの専門店を食べ歩き、研究を重ねた末に完成した「焼き餃子」は、箸でつまみやすい小ぶりなサイズ。中には具がたっぷり詰まっていて、頬張るとニンニクとニラ、豚肉の旨みがいっぱいに広がります。

ひとつひとつが小さいので、ビールとともに味わうと、何皿も進んでしまいそう。タレもオリジナルで、薄口醤油をベースに甘酢を加えた、やさしくまろやかな口当たり。餃子の味を邪魔することなく、旨みを引き立ててくれます。

〈餃子屋 油〉の店内
台湾の居酒屋をイメージしたという店内。レトロな雰囲気が漂う落ち着く空間。

ほかにも「水餃子」、「揚げ餃子」390円(各1人前)もあるので、一緒にオーダーして食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。

Information
餃子屋 油
address:大分県中津市島田767-5
tel:0979-24-0420
access:JR中津駅から車で約4分
営業時間:18:00~23:00(22:30L.O.)
定休日:日曜(ほか不定休あり)
Instagram:@gyozaya_abura_2012

食べ始めると止まらない! 餃子愛も止まらない!

ご飯のおかずとして味わうもよし、ビールのお供にするもよし。食べ始めると止まらなくなってしまう餃子。パリパリ? モッチリ? ジャンボサイズ、あるいはひと口サイズ? 大分県で好みの餃子を見つけてみてくださいね。

*価格はすべて税込です。

credit edit:シティ情報おおいた編集部

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