
日田市のランチスポット5選。
あか牛丼に正統派洋食、リバーサイドカフェまで
福岡県と大分県の県境にある日田市。古くは江戸幕府の直轄地である「天領」であり、交通の要衝として発展してきました。天領のまち並みが楽しめる豆田町散策をはじめ、近年は人気漫画『進撃の巨人』の作者である諫山創氏生誕の地として、関連ミュージアムを訪れる県内外からの観光客でもにぎわいます。
そんな日田市内には、さまざまなランチスポットが点在。ヘルシーランチ、〈あか牛〉の丼、昔ながらのレトロ喫茶店、風光明媚なリバーサイドカフェなど、実にバラエティ豊か。“観光+食”で充実の旅になること間違いなし!
丼にカレー、ハンバーグ……
多彩なあか牛メニューを堪能。〈うしとさかな〉

熊本県の黒川温泉で人気を博した〈お食事処うふふ〉が、店名を変え現在の場所に移転してから5年。阿蘇名物「あか牛丼」が楽しめるお店として、日田市でも変わらずに愛されています。
熊本で飼育された褐毛和種のブランド牛〈あか牛〉は、肉の旨みあふれるやわらかな赤身と、ほどよくのった脂が魅力。ミディアムレアに焼かれた赤身肉と、自家製の肉味噌、キレのあるだし醤油、温玉のまろやかさも加わり、ひと口食べれば幸福感に包まれます。

定番の「極みのあか牛丼セット」はもちろん、平日限定5食で提供される「あか牛ハンバーグ」や、新メニューの「あか牛ビフテキ丼」、あか牛のスジ肉を数時間かけてじっくり煮込んだ「あか牛カレー」といった、食欲をそそられるメニューばかり!
正統派の洋食なら! 老舗喫茶
〈コーヒー&レストラン ひよし〉

1971(昭和46)年、父親が営んでいた大衆食堂を引き継いだ、店主の井上進さん。スタイルを一新して喫茶と洋食のお店として生まれ変わり、1978年に現在の場所に移転し、夫婦で切り盛りしています。洋食は王道メニューであるステーキやハンバーグ、オムライスなどに加え、パフェなどデザートも充実。
人気メニューは、洋食の鉄板コンビ「ハンバーグとエビフライ」。ふわっとやわらかいのに、かみしめるほどに肉本来の旨みを感じられるハンバーグ、ほおばった瞬間にサクっと響き、プリプリとした食感を楽しめるエビフライがひと皿に。

デミグラスソースからドレッシングまで、創業当時から貫く手づくりへの思い、手間ひまを惜しまない“変わらない味”を守り続けています。
無農薬の朝採れ野菜をぜいたくに使用
〈食感農園 Kaze to Ne -カゼトネ-〉

日田市の人気観光地・豆田町からほど近く、古い商家を改装した外観で存在感を放つ〈食感農園 Kaze to Ne -カゼトネ-〉。昔の面影が残る店内でいただけるのが、月替わりの「お昼ごはん」2200円です。
お店を営んでいるのは、“農楽師(のうらくし)”の松尾ゆうさんと、“家庭調理師”のかなやまさみさんのおふたり。松尾さんが農薬や化学肥料を使わずに育てた野菜を、かなやさんが滋味あふれるひと皿に仕上げます。

メインから副菜、汁物に至るまで、旬の野菜のおいしさが詰まったお料理は、どれもほっこりと癒されるような、やさしい味わい。ご飯は九重産の八分づき米を使用しており、こちらも自然な甘みにどんどんお箸が進みます。
カフェメニューも提供しているので、豆田町散策の際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。
地元産にあふれる、豪快なハンバーガー
〈Cross Road 520〉

2024年8月のオープン以来、地元民はもちろん、日田ICからも近いとあって観光客がひと息つく姿もしばしば見られる〈Cross Road 520〉。
お目当てはこのボリューム満点のハンバーガーです。国産牛100%パテの肉汁とチーズがあふれ出す看板バーガーをはじめ、新登場のプルコギやメンチカツ、期間限定のメキシカンバーガーなど、「こんなものまで!?」と驚くような具材も登場するなど、話題が尽きません。

同市のベーカリー〈Bliss〉に特注する全粒粉配合のバンズは、鉄板で両面を焼き上げることで外はサクッと、中はふんわりとした食感を楽しめるのが特徴です。ほかにも、市内に住む店主の祖母が営む農家の野菜を使ったり、店内には日田の木材をふんだんに用いたりと、随所に“日田愛”が感じられます。
ボリューム満点のプレートを、
川の眺めとともに。〈アウローラ〉

筑後川沿いに立つリバーサイドカフェ〈アウローラ〉。日ごとに表情を変える周囲の景観が川面に映し出されるなか、木々が風で揺れる音や鳥たちのさえずりをBGMにランチが食べられます。
メニューにはボリューム満点のランチプレートがあり、タイカレーやガパオライス、そばを使ったクリームパスタなど、創意工夫を凝らしたメイン料理が週替わりで登場します。

テラス席はワンちゃんの同席OKというのも特徴(要予約)で、店内では、マナーウエアの着用か、カート利用が義務づけられています。土・日曜は特に混み合うため、2名以上での利用の際は予約して訪れましょう。
新旧が共存する日田市でランチを
大分からも福岡からも、多くの観光客が訪れる日田市。その場所柄もあり、大分県内でも独自の文化を形成しています。新旧が共存し、自然も豊かな日田市でおいしいランチを味わってください。
*価格はすべて税込です。
credit edit:シティ情報おおいた編集部