大分県民しか知らない、
大分県のシャッタースポットBEST3
【#マイエディット大分】
大分県民に聞いた、お気に入りの大分BEST3を紹介する企画「#マイエディット大分」。
第1弾はInstagramのフォロワー1.5万人を誇る大分市出身の写真家・藤島靖佳さんに、「大分県民しか知らないシャッタースポット」を3つ教えてもらいました。
※みなさんもぜひ #マイエディット大分 をつけて、Instagramに素敵な大分の写真を投稿してください!
人々の暮らしの息づかいが伝わってくる、どこかエモーショナルな雰囲気が魅力の藤島さんの写真。
「人が写っていてもいなくても、人の気配や生活を感じる瞬間を撮ることを心がけています。大分にはダイナミックな自然がたくさんありますが、観光地ではないけど豊かな風景がいくつもあって、そこに人々の暮らしがある。そんな風景の中で、地元民の目線から思わずシャッターを切りたくなるスポットを3つ紹介しますね」(藤島さん)
大分県民しか知らないシャッタースポット
第3位「ゆふいん・文学の森 碧雲荘(へきうんそう)」
まず藤島さんが選んだのは、由布院の静かな自然の中にひっそりと佇む、喫茶室「ゆふいん・文学の森 碧雲荘(へきうんそう)」。
文豪・太宰治が滞在した建物を移築したという碧雲荘。「大分県民しか知らないシャッタースポットBEST3」の第3位にこの写真を選んだ理由は、「写真の中から物語性を感じるから」と藤島さん。
「最近純文学にハマっていて、太宰治が小説を書いた場所が実際に目の前にあることにロマンを感じました。2階には『走れメロス』『斜陽』など、太宰治の作品名が名付けられた部屋があり、彼の作品を読んでから訪れるとより一層楽しめると思います」
時を超えて、太宰治が過ごした時間をなぞるような体験ができる「ゆふいん・文学の森(碧雲荘)」。シャッタースポットが目白押しの場所のようです。
大分県民しか知らないシャッタースポット
第2位「広瀬神社」
第2位に選んだのは、大分県竹田市にある「広瀬神社」。竹田の城下町を見下ろせる絶景スポットでもあります。
「思わずシャッターを切った写真には、やっぱりストーリー性を感じるものが多くて。
この写真の女の子は、竹田の古民家ゲストハウス〈cue〉を通して出会った地元の子なんです。彼女が『素敵な夕日スポットがあるよ』とこの広瀬神社に連れていってくれました。
竹田のまち並みを見下ろしながら『竹田高校のカップルはあそこを通って帰るんだよ』なんて地元の話を教えてくれました。そのときの彼女の横顔に差すオレンジの光がとっても美しくて、そのローカルなストーリーも含めて写真を撮りたいと思ったのをよく覚えています」
紅葉のシーズンになると、また違った印象を楽しめる広瀬神社。ノスタルジックな1枚を撮りたいときにうってつけのスポットかもしれません。
大分県民しか知らないシャッタースポット
第1位「大野川」
大分県民しか知らないシャッタースポット第1位は、大分・熊本・宮崎の3県にまたがる「大野川」の、大分市を通る河川敷右岸。藤島さんの地元である大分市民の憩いの場になっています。
「ここは私の生活圏内でもあるのですが、毎年大野川にコスモスが咲くと、思わず足を止めて見入ってしまいます。観光スポットのような大絶景ではないけれど、暮らしている人たちもわざわざ見に行きたくなる場所です。
見慣れている風景なのに、花が咲いているだけでみんなが楽しそうにしているのも良くて。このときも夕日が差し込んでいて、とてもいい感じに撮れました」
最後に、素敵な写真を撮るコツについて教えてもらいました。
「いい写真を撮ろうとして手を加えたりせずに、ありのままを撮ることですかね。フォトプロップスなどのアイテムを使ったり、その場にある物を動かして整えたりするのもいいですが、私の場合は今見ている景色の中でいかに素直な気持ちで撮れるかを大切にしています。そうすると、そのときに感じた楽しい気持ちが写真に現れると思うんです。
私は『お母さん、あのね……』と子どもが親に話したくなるような感覚で、自分が好きなものを、写真を通して伝えられたらと思って活動しています。そうやって素直な気持ちで発信することで、Instagramでもたくさん反応がもらえるようになりました」
edit Oitaではみなさんからの
「#マイエディット大分」を募集します!
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「#マイエディット大分」をつけてInstagramに投稿していただくと、edit Oitaのサイトや公式Instagramであなたの写真が登場するかもしれません。
みなさんもぜひ #マイエディット大分 をつけて、Instagramに素敵な大分の写真を投稿して、大分の魅力を教えてください!
credit text:藤田佳奈美 photo:藤島靖佳