着物姿で〈臼杵城跡〉を訪れた宇賀なつみさん
特集|大分・臼杵カルチャー探訪

城下町を着物でゆったり巡る。
宇賀なつみ、臼杵の歴史タイムトリップ

Posted 2023.12.07
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豊後水道に面した臼杵湾に囲まれ、美しい山並みも望める大分県臼杵市。

戦国時代、キリシタン大名である大友宗麟(おおともそうりん)が臼杵城を築城し、周辺はキリスト教布教や南蛮貿易により城下町として栄えました。

当時の面影が残る歴史深いこのまち並みを、ひとり旅のベテランであるフリーアナウンサーの宇賀なつみさんが巡ります。

老舗〈赤穂屋〉の着物で、
城下町のしっとりした気分を装いにも。

〈赤穂屋〉の外観
風情ある佇まいの〈赤穂屋〉。

臼杵の城下町は、石畳の道に武家屋敷や町屋、蔵元など、古き良き日本の風景が色濃く残っています。

まずは創業350年以上の歴史を誇る呉服店〈赤穂屋(あこうや)〉で、着物を着付けてもらいました。

着物を見立ててもらう宇賀さん
店内で16代目の中村充さんに見立ててもらう宇賀なつみさん。

艶やかなデザインから奥ゆかしいものまで50種類以上も着物が並びます。

着物姿になり〈赤穂屋〉の前に座る宇賀さん
宇賀さんが選んだのは、やわらかい桃色の可憐な着物。

「城下町散歩にぴったりな装いで、気分も上がりますね」としっとり微笑む宇賀さん。所作もバッチリ決まっています。

Spot 01
Information
呉服店〈赤穂屋〉
address:大分県臼杵市畳屋町7組八町大路商店街
tel:0972-62-2324
access:JR日豊本線臼杵駅から徒歩約15分
営業時間:月~土曜:9:00~18:00、日曜・祝日:10:00~17:00
定休日:年末年始、お盆など
料金:「街歩きレンタルプラン」3000円〜4000円。希望日の2日前までに要予約。レンタル時間は10:00〜17:00(※最終着付け時間は14:00まで)。
web:赤穂屋

海城だった〈臼杵城〉から、城下町を一望。

赤穂屋から10分ほど歩き、城下町の拠点となる〈臼杵城跡〉へ。

〈臼杵城跡〉に向かう古橋に立つ宇賀さん
〈臼杵城跡〉に向かう古橋の前でパチリ。

キリシタン大名の大友宗麟が築城した臼杵城ですが、当時ここは丹生島と呼ばれる島でした。そう、臼杵城は島そのものを城にした孤島の海城だったのです。

標高約20メートル、四方を海に囲まれた天然の要害だった臼杵城ですが、明治に入った頃埋め立てられ、現在は陸続きになっています。

城壁沿いの桜並木
白の城壁に沿って並ぶ桜の木。春は桜の名所として賑わいます。

陸側に位置する三の丸と連結する古橋から、登城道・鐙坂(あぶみざか)を上り、二の丸を目指します。

二の丸櫓門(にのまるやぐらもん)
立派な石垣に囲まれた二の丸櫓門(にのまるやぐらもん)。石垣のどこかにアルファベットの文字が刻まれているのだとか。
二の丸櫓門から臼杵市のまち並みを見渡す宇賀さん
振り向けば見返り美人ショットを撮ることができるフォトスポット。門がフォトフレームの役割に。

二の丸櫓門をくぐり、振り返ると、臼杵市のまち並みを見渡すことができます。

〈臼杵城跡〉から見渡せる臼杵市の風景
断崖絶壁にそびえ建つ臼杵城。気持ちの良い風が吹き抜けます。

「なだらかに広がる山の稜線が美しいですね。城下には住宅が広がっていますが、見渡す限りここが海だったなんて想像できませんね!」と感嘆の声を漏らす宇賀さん。

臼杵城内を歩く宇賀さん

「そんなに高い場所に位置していないからこそ、臼杵のこじんまりとした城下町の全貌を見渡せます。観光地化されていない、ありのままの歴史や生活感を感じる、とても素敵なまちですね」(宇賀さん)

Spot 02
Information
臼杵城跡
address:大分県臼杵市大字臼杵丹生島
tel:0972-63-1111(臼杵市役所)
access:JR日豊本線臼杵駅から徒歩約17分、車で約5分
備考:無料の駐車場あり

臼杵の城下町を歩く宇賀なつみさん
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臼杵の城下町を散策!

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