涼を求めて大分へ。
宇賀なつみが巡る、
佐伯の海と空と渓谷と | Page 2
空と海が見守る神域「江武戸神社」
珍しい場所に神社があると聞き、空の公園から約10分、山道を下り、民家や養殖場が立ち並ぶ蒲江(かまえ)地域の漁村の奥へと車を走らせました。

しんと静まり返る境内。入口は本堂の正面ではなく、横から!?

本堂に手を合わせて振り返ると……「あ! 白い鳥居がある!」
まっすぐ伸びる道の先には鳥居と、その奥に海が見えます。

佐伯市蒲江の海辺に鎮座する「江武戸(えぶと)神社」は、古くから航海安全と大漁祈願の神社として地域の人々に親しまれてきました。
その起源は神武天皇の伝承が残る時代で、968(安和元)年に祠(ほこら)が建立されたのが江武戸神社の始まりと伝えられています。

江戸時代には佐伯藩主の勧めにより、海上の安全だけでなく豊漁の神としても厚く信仰を集めるようになり、地元の庄屋たちによって社殿が整備されたとのこと。当時行われていた例祭では、漁船が色鮮やかな大漁旗を掲げ、神社前の浜辺に約400メートルにわたって船が並ぶ光景は壮観だったと伝えられています。

「海側から鳥居を見ると神社の名前が書いてあるので、かつては海からが入口だったんですね。昔からあるシンプルな神社はいいですね。一番効き目ありそうじゃないですか。地元の人たちが大切に守ってきた場所って感じがして、神聖な雰囲気があります。ロケ地とかにもよさそう」(宇賀さん)
佐伯の旅の安全も祈って、神社をあとにしました。
まだある! 豊後水道の涼を巡る
絶景スポット5選
今回は立ち寄れませんでしたが、佐伯市にはまだまだ絶景があります。
豊後水道の歴史を刻む要塞跡「丹賀砲台園地」

豊後水道を守る要塞として重要だった軍の要塞跡。4年間かけてつくられ、1931(昭和6)年に完成しました。丹賀(たんが)砲台からは、鶴見半島と大島の間にある元の間海峡の眺めることができます。
九州で一番早く日が昇る場所 「鶴御埼灯台」

九州最東端に位置し、海抜200メートルの絶壁に立つ鶴御埼(つるみさき)灯台は、1981(昭和56)年に完成、点灯。鶴御埼灯台から少し歩くと九州最東端の展望台もあり、四季折々の散策には絶好の場所です。
夫婦岩に願いを込めて「豊後二見ヶ浦」

佐伯市のシンボルのひとつでもある豊後二見ヶ浦(ぶんごふたみがうら)は、特に初日の出に人気のある縁起スポット。夫婦岩の目の前まで歩ける遊歩道から、岩場に見える「結の石」をめがけ、願いを込めて福玉を投げて見事入ったら願いが叶うかも!?
美しい砂紋がまるでアート「波当津海岸」

大分県の最も南に位置する海岸で、日豊海岸国定公園の一部である波当津(はとうづ)海岸。白砂と青松とのコントラストが美しく、〈一般社団法人日本の松の緑を守る会〉により〈日本の白砂青松100選〉に選定されています。遠浅で波が穏やかなことでも知られ、夏には海水浴場としても人気。ときにはサーファーの姿も。
大分県屈指の美しさ「間越海岸」

鶴見半島のほぼ中央に位置する、長さおよそ1キロの砂浜を有する間越(はざこ)海岸。流入する川がなく、豊後水道からの黒潮が常に海水を入れ替えるため、海の美しさは大分県でも屈指といわれています。夏は絶好の海水浴場で、砂浜にはハマユウが自生。開花時期(7~8月頃)には白い花が海岸に映えます。
