kamomeで販売されている花器
連載|食卓で使いたい、大分の手仕事

城下町・杵築でつくる“物語のあるうつわ”。
陶芸家・坂本和歌子さん | Page 3

Posted 2021.01.29
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坂本さんのうつわを買える店〈kamome〉へ

さて、東京のショップでも好評で、女性を中心に年々ファンが増えている(ゆえに、HPのオンラインショップでも売り切れ続出中)白やブルーのうつわですが、坂本さんいわく「JR大分駅の近くにあるお花屋さん〈kamome〉に置いてもらっています。一輪挿しなどの花器だけでなく、ピッチャーやカップなど花を生けるのにちょうどいいうつわもありますよ」とのこと。さっそく別府湾沿いを南下して大分市へ向かいます。

白いピッチャーに生けられた花
坂本さんの白いピッチャーに、ピンクのチューリップやユーカリの葉を。

「食器としてのうつわは軽めにつくられているけれど、花器は底の部分に厚みがあるせいか少し重めで、花を生けたときに安定するんです」と話すのは、フラワーショップ〈kamome〉の店主、伊藤由里さんです。

10数年前、坂本さんが開いていた陶芸教室の生徒だったという伊藤さん。2010年にこの店をオープンしてからは、店内でうつわを扱っているほか、定期的に坂本さんの展示会も開いています。

kamomeの外観
大分駅から徒歩10分。多肉植物から鉢植えまでグリーンも豊富に揃っている。
kamomeの店内
店内には生花やプリザーブドフラワーのほか、坂本さんのうつわや花器も。
白いピッチャーをもつ伊藤由里さん
店主の伊藤由里さん。以前は坂本さんの陶芸教室に通っていたといううつわ好き。
坂本さんが手がけた花器
店内で販売している坂本さんの花器。奥から8800円、3800円、3200円(すべて税抜)。

「つるつるして気持ちのいい質感ややさしい白は、洋の花にも和の花にも合うし、枝ものや実ものも映えるんです。和歌子先生のうつわって、温かくて親しみがあるんですけど、重さとか持ったときのバランスとか、細かいところまですごく丁寧にまじめに考えられている。使ってみるとよくわかります」と伊藤さん。

温かくて親しみやすくて実はまじめで……つくり手の人柄を映したようなうつわは、使う人の日常にやさしい喜びと小さな物語をもたらす力をもっています。

Information
Wakako Ceramics
web:Wakako Ceramics
Information
kamome
address:大分県大分市上野町4-14 執行ビル1F
tel:097-546-8870
access:JR大分駅から徒歩約10分
営業時間:12:00~18:00
定休日:月曜
web:kamome(かもめ)|大分市にある小さなお花屋さん
坂本和歌子さん
Profile 坂本和歌子

大分県生まれ。大分県立芸術文化短期大学卒業。2007年、杵築市に〈Wakako Ceramics〉を開設。全国で個展や展示会を開いている。作品はHPのオンラインショップなどで買えるほか、2021年4月には別府市にショップをオープン予定。

credit text:輪湖雅江 photo:白木世志一

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