大分県で買って帰りたいおいしい手土産!
地元誌が教える8選 | Page 3
長年愛される老舗の銘菓
古くから愛されてきた歴史ある銘菓
〈ビスマン本舗殿畑双葉堂 植野本店〉
創業133年(1889年創業)を迎える〈ビスマン本舗殿畑双葉堂〉の看板商品〈ビスマン〉は多くの方に親しまれ今年で67年目を迎えます。誕生のきっかけは昭和30年、ビスケットが高級な時代に「子どもたちにビスケットのようなお菓子を食べさせたい」という想いから「ビスケットまんじゅう」をイメージし、〈ビスマン〉は完成しました。
柔らかいビスケット生地に黄身餡を包み、こんがりと焼き上げられており、香ばしい風味と上品な甘さが特徴です。昔から親しまれてきた素朴な味わいは、家族団らんで楽しむにも、お客様へのおもてなしにもピッタリです。
そのほか、ダックワーズ生地にビスマンの黄身餡とバタークリームを合わせ、サンドした兄弟菓子〈ダクマン〉もオススメ。
200年の時を超えて守り続けるふたつの銘菓〈但馬屋老舗〉
文化元年(1804年)創業の和菓子処〈但馬屋老舗(たじまやろうほ)〉。当時、岡藩の家老と京都伏見の〈駿河屋〉の主人が有馬で出会い、「岡(竹田)へ良い職人が欲しい」と乞われた際に、後の創業者である但馬屋幸助が抜擢。最先端であった羊かんの技術を持って岡へと渡ります。
その後「燧(ひうち)焼き」をつくってほしいという依頼に応え、現在まで脈々と受け継がれてきた〈三笠野〉が誕生しました。そして、藩主に献上していた頃は「夜越の月」と命名されていたもうひとつの銘菓〈荒城の月〉。
上品な甘さと美しいシルエットが際立つふたつの和菓子は、どちらも当時から材料の配合や製法を一切変えていないというから驚きです。それぞれ単品や詰め合わせをそろえているので、城下町を訪れる際は立ち寄ってみてはいかがですか。
大分の味を自宅でも楽しんで
旅の最中はもちろん、家に帰ってからも大分の「おいしさ」を感じることができる手土産。実際に大分に来られない人でも、オンラインショップなどから注文も可能なので、気軽に試してみてください。
*価格はすべて税込です。
credit edit:シティ情報おおいた編集部