大分名物から揚げを食べ比べ!
聖地・中津&宇佐に一本揚げなど
地元誌が選ぶ10店 | Page 2
から揚げ専門店発祥の地、宇佐の元祖&伝統の味
元祖の味を受け継ぎ、
幅広い世代から愛される〈天下とり〉
〈ラーメン・来々軒〉に併設する、テイクアウトから揚げ専門店〈天下とり〉。昭和30年代頃、元祖・中華料理〈来々軒〉の先代がメニューで提供していたから揚げが始まりです。そのおいしさから店の前には行列ができるほどの人気ぶりで、から揚げ店が増えたことから、“からあげ専門店発祥の地”と呼ばれているそうです。
来々軒の味は2代目に受け継がれ、国産鶏や天然塩、温度管理を徹底した大豆白絞油(しらしめゆ)を使い、「化学調味料不使用、グルテンフリーでつくったから揚げを食べてほしい」と、素材にとことんこだわります。秘伝の漬け込みタレで味つけしたから揚げは、お土産にもご飯のおかずにも喜ばれます。
「サクッと完璧なバランスを目指して」
いまに引き継がれる伝統の味〈太閤〉
宇佐市の中でも1、2を争う人気店と言われているのがここ〈太閤〉。1日約200キロのから揚げがつくられ、お盆や正月などの最盛期は、1トン近くになることも!
から揚げに使用するのは、九州産の若鶏(ハーブ鶏)。「タレと鶏の旨みのバランスを大切に。皮で旨みをギュッと閉じ込めて提供しています」と語るのは、2代目・吉田孝史さん。ニンニク、ショウガ、一味など十数種類のスパイスを使用した醤油ダレはやや濃いめ。薄衣で揚げられた鶏肉は、噛んだ瞬間、肉汁が溢れ出し、揚げたてはもちろん、冷めてもおいしいと口コミで話題に。
骨なし・骨つき・砂ずり、定番メニューが入った「お試しセット」2300円や「ギフトセット」3000円など、オンラインショッピングも人気。「からあげグランプリ」では、第15回最高金賞、第2回グランドチャンピオンのダブル受賞をしています。
旨さへの探求心がファンをトリコにする理由
〈からあげ すずや〉
商品は「骨なし」と「骨つき」、「手羽先」、「砂ずり」と、からあげ4種類のみの〈からあげ すずや〉。店主が、両親がかつて営んでいた店の伝統の味を引き継ぎつつ、素材を見直したり改良を重ねたりと工夫を施し、いまの味にたどり着いたといいます。
醤油とニンニクの風味を効かせ、厳選したスパイスを加えた自家製のタレに、国産の鶏肉をじっくり漬け込むことで中はジューシーに。冷めてもおいしく食べられる、独自の調理法の技が光ります。ザクザクとした食感の衣も特徴。
日本唐揚協会主催の「からあげグランプリ」西日本醤油ダレ部門に第4、5回と2年連続金賞の受賞歴を持ち、地元住民をはじめ県内外の多くの人々に支持されている専門店です。