〈肉の城南〉の「手羽」と「もも」
連載|地元誌が教えてくれた、大分グルメの巡りかた

大分名物から揚げを食べ比べ!
聖地・中津&宇佐に一本揚げなど
地元誌が選ぶ7店 | Page 3

Posted 2023.01.25
Instagram X Facebook

まだある! 有名店や一本揚げの人気店も

地元の食卓を支えてきた定番の味
〈丸和味揚店〉

〈丸和味揚店〉の「骨なし」や「砂ズリ」など
「骨なし」100g280円、「砂ズリ」100g220円など。

漁港の片隅で40年近い歴史を刻んできた、オレンジの看板と紫ののれんが目印の有名店〈丸和味揚(あじあげ)店〉。「この味で育った」という地元住民も多い大分市佐賀関のソウルフードを求めて、遠方からもファンが訪れます。

そんな、地域の人御用達のから揚げは、新鮮な国産の鶏モモ肉を秘伝のタレにじっくり漬け込んだジューシーな一品。さくさくの衣をまとった「塩手羽先」や「砂ズリ」などのバラエティーに富んだから揚げはもちろん、「極うまメンチカツ」や「トンカツ」といった多彩なメニュー展開も人気の秘密です。

〈丸和味揚店〉の入口
佐賀関の店舗のほか、大在にある2号店も人気です。

ボリューム満点コスパ最強のお弁当もあるので、海を眺めながら堪能するのもオススメです。売り切れ次第終了のテイクアウト店なので、事前に連絡してから訪れるとスムーズですよ!

Information
丸和味揚店
address:大分県大分市佐賀関2165-2
tel:097-575-3206
access:宮河内ICから車で約30分
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜

豪快にかぶりつきたい、
ビッグな一本揚げ〈肉の城南〉

〈肉の城南〉の「手羽」と「もも」
左から「手羽」、「もも」各380円。温かいうちに味わいたい。

大分県南部に位置する佐伯市や竹田市では、から揚げとはひと味違う「一本揚げ」を提供するお店があります。なかでもここ〈肉の城南〉は多くのファンに支持されている人気店。

「手羽」や「もも」など、大ぶりの肉を衣なしで揚げる独特の調理法で、ひと晩スパイスをなじませてから揚げるので、揚げ色が美しく、パリッとした皮目も食欲をそそります。塩コショウとガーリックのシンプルな味つけで食べやすく、小腹が空いた時のお供にもってこい。また、冷めてもおいしいので「夕食のおかずにピッタリ」と地元の常連も多く訪れます。

〈肉の城南〉の外観
地元ファンに愛されるお店。近年は市外から訪れる人も増えている。

日曜のみの営業で、13時頃には売り切れてしまうこともあるので、できるだけ早い時間帯に足を運ぶのがオススメです。

Information
肉の城南
address:大分県佐伯市鶴岡町2-6-37
tel:0972-23-7500
access:佐伯ICから車で約10分
営業時間:日曜のみ 10:30~14:00 ※売り切れ次第終了

やさしい色合いが特色の、
竹田市民が愛する味〈天神丸福〉

〈天神丸福〉のからあげ定食(もも)
「からあげ定食(もも)」820円。ご飯、味噌汁、漬物付き。

一本揚げといえば、このお店も外せません。地元に住む人たちはもちろん、市外やお隣の熊本県阿蘇地方からも買いにやって来る〈丸福〉のから揚げ。昭和40年頃から販売を始め、いまでは竹田市内に3店舗展開する人気店として親しまれています。

自社農場で育てた鶏のもも肉を使い、塩とコショウで味つけ。揚がった一本揚げはきつね色ではなく、白っぽい仕上がりなのが特徴的です。

〈天神丸福〉外観
姉妹店の〈古町丸福〉や〈道の駅すごう丸福〉でも味わえる。

持ち帰りももちろん可能ですが、食事処を併設しているので、ぜひ定食で味わってみてください。「からあげ定食(はね)」820円や「ぶつ切り定食」820円、「とり天定食」700円など、バラエティ豊かな鶏料理がそろっていますよ。

Information
天神丸福
address:大分県竹田市飛田川1638-1
tel:0974-63-0761
access:竹田ICから車で約5分
営業時間:10:00~21:00
定休日:不定休

大分県民のソウルフードを食べ比べてみては

大分県民にとっては“なじみの味”のから揚げ。大量にテイクアウトして晩ごはんのおかずにしたり、外食で「から揚げ定食」をオーダーしたり……。そんな大分の“ソウルフード”ともいえるから揚げを、ぜひ各地で食べ比べてみてください。

*価格はすべて税込です。

credit edit:シティ情報おおいた編集部

この記事をPost&Share
X Facebook