大分名物から揚げを食べ比べ!
聖地・中津&宇佐に一本揚げなど
地元誌が選ぶ10店 | Page 3
まだある! 有名店や一本揚げの人気店も
地元の食卓を支えてきた定番の味
〈丸和味揚店〉
漁港の片隅で40年近い歴史を刻んできた、オレンジの看板と紫ののれんが目印の有名店〈丸和味揚(あじあげ)店〉。「この味で育った」という地元住民も多い大分市佐賀関のソウルフードを求めて、遠方からもファンが訪れます。
そんな、地域の人御用達のから揚げは、新鮮な国産の鶏モモ肉を秘伝のタレにじっくり漬け込んだジューシーな一品。さくさくの衣をまとった「塩手羽先」や「砂ズリ」などのバラエティーに富んだから揚げはもちろん、「極うまメンチカツ」や「トンカツ」といった多彩なメニュー展開も人気の秘密です。
ボリューム満点コスパ最強のお弁当もあるので、海を眺めながら堪能するのもオススメです。売り切れ次第終了のテイクアウト店なので、事前に連絡してから訪れるとスムーズですよ!
豪快にかぶりつきたい、
ビッグな一本揚げ〈肉の城南〉
大分県南部に位置する佐伯市や竹田市では、から揚げとはひと味違う「一本揚げ」を提供するお店があります。なかでもここ〈肉の城南〉は多くのファンに支持されている人気店。
「手羽」や「もも」など、大ぶりの肉を衣なしで揚げる独特の調理法で、ひと晩スパイスをなじませてから揚げるので、揚げ色が美しく、パリッとした皮目も食欲をそそります。塩コショウとガーリックのシンプルな味つけで食べやすく、小腹が空いた時のお供にもってこい。また、冷めてもおいしいので「夕食のおかずにピッタリ」と地元の常連も多く訪れます。
日曜のみの営業で、13時頃には売り切れてしまうこともあるので、できるだけ早い時間帯に足を運ぶのがオススメです。
やさしい色合いが特色の、
竹田市民が愛する味〈天神丸福〉
一本揚げといえば、このお店も外せません。地元に住む人たちはもちろん、市外やお隣の熊本県阿蘇地方からも買いにやって来る〈丸福〉のから揚げ。昭和40年頃から販売を始め、いまでは竹田市内に3店舗展開する人気店として親しまれています。
自社農場で育てた鶏のもも肉を使い、塩とコショウで味つけ。揚がった一本揚げはきつね色ではなく、白っぽい仕上がりなのが特徴的です。
持ち帰りももちろん可能ですが、食事処を併設しているので、ぜひ定食で味わってみてください。「からあげ定食(はね)」820円や「ぶつ切り定食」820円、「とり天定食」700円など、バラエティ豊かな鶏料理がそろっていますよ。
だしが効いた、ここならではのおいしさ
〈弁当屋 やみつきから揚げ〉
中九州横断道路の大野ICを降りてすぐ、〈道の駅おおの〉の近くに店を構える〈弁当屋 やみつきから揚げ〉。大分~熊本を通行するトラックの運転手が、道すがらインターチェンジで降りてまでわざわざ買いに来るという「知る人ぞ知る」穴場のから揚げ店です。いわゆるニンニクの効いたから揚げというよりも、だしの旨みを感じるから揚げで、ひと口、もうひと口とあとを引くおいしさ!
「塩唐揚げ弁当」(650円)や「チキン南蛮弁当」(650円)、「鶏の甘酢弁当」(650円)といったお弁当をはじめ、から揚げのみの販売もあるので、中津とも宇佐とも違う、独自の味わいを体感してみてください。
大分県民のソウルフードを食べ比べてみては
大分県民にとっては“なじみの味”のから揚げ。大量にテイクアウトして晩ごはんのおかずにしたり、外食で「から揚げ定食」をオーダーしたり……。そんな大分の“ソウルフード”ともいえるから揚げを、ぜひ各地で食べ比べてみてください。
*価格はすべて税込です。
credit edit:シティ情報おおいた編集部