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1泊2日で大分市・別府市の名建築巡り | Page 2
2日目は別府市で名タワー巡り
〈HOTEL DO-YA BEPPU〉をチェックアウト
徒歩約15分
Spot06 磯崎新が設計した
〈ビーコンプラザ〉のグローバルタワーへ

グローバルタワーは、磯崎新が設計した別府国際コンベンションセンター〈ビーコンプラザ〉のシンボルタワーで、その独創的な構造が建築愛好家の注目を集めています。

地上100メートルに位置する展望台では、前面、側面、後面が総ガラス張りで、空中に浮いているような感覚を味わうことができます。別府湾をはじめ、別府のまちや鶴見岳などの雄大な眺望を堪能しましょう。
ビーコンプラザ前から亀の井バスで約5分、別府駅西口で下車
徒歩約10分
Spot07 内藤多仲が設計した
〈別府タワー〉へ

〈別府タワー〉は、東京タワーや通天閣を手がけ「塔博士」とも呼ばれる建築家・内藤多仲によって設計されました。高さ100メートルのこのタワーは、当初はテレビ塔として建てられ、現在は別府市のランドマークとして親しまれています。

また、館内にはアートミュージアムが併設し、岡本太郎やサルバドール・ダリなどの作品も展示されており、建築とアートの両方を堪能することができます。
徒歩約16分
Spot08 吉⽥鉄郎が設計した旧別府郵便電話局の
〈レンガホール〉内〈TRANSIT〉へ

別府の眺望を楽しんだあと、ぜひ立ち寄りたいのが〈レンガホール〉内にある〈TRANSIT〉。東京中央郵便局(現・KITTE)も手がけた吉田鉄郎による設計の〈旧別府郵便電話局〉の一部をリノベーションし、創造的な交流を育む拠点として2023年に生まれ変わりました。
ここでは地元アーティストの展示、文化芸術情報の発信だけでなく、移住相談やクリエイターと企業をつなぐ活動も行われています。歴史ある空間と今の創造性が響き合うこの場所で、思いがけない出会いやアイデアが見つかるかもしれません。

別府駅西口から亀の井バスで約20分、鉄輪で下車
Spot09 丹青社がデザインを手がけた
〈地獄温泉ミュージアム〉を見学、カフェでランチ

別府の代名詞「地獄」をテーマにした、ユニークな体験型ミュージアム。温泉の成り立ちや地獄の魅力を五感で楽しめます。湯けむりに包まれた幻想的な映像演出や、擬似体験できる展示も。併設のカフェでは、温泉水を使ったオリジナルメニューを味わえ、ひと息つくのに最適です。

徒歩すぐ
Spot10 鉄輪エリアを散策

ランチのあとは、風情ある鉄輪エリアを散策してみませんか。まちのあちこちから立ちのぼる湯けむり、石畳の坂道や木造の共同湯など、温泉街の情緒あふれる雰囲気を堪能することができます。

歩き疲れたら、地獄蒸し工房近くの足湯へ。また、お土産ショップやカフェが点在しているので、ふらりとお店を覗いて、お買い物やお茶休憩をするのもおすすめです。のんびりと歩きながら、この旅で過ごした時間を振り返ってみては。
鉄輪温泉東口から亀の井バスで約16分、亀川駅下車
亀川駅からエアライナーで約42分
大分空港に到着
大分・別府の名建築とアートを楽しむ1泊2日のプランはいかがでしたか? 建築を巡りながら、まちに根づいた文化や風景に触れるひとときは、旅の時間をより豊かにしてくれるはずです。大分を訪れる際には、ぜひ今回のプランを参考にまちを歩いてみてくださいね。
credit text:木下綾