建築も醍醐味。宇賀なつみの
大分市アート&カルチャー探訪 | Page 3
「大分ならでは」×「いいもの」が揃う
セレクトショップ〈Oita Made〉
美術館巡りをした帰りに寄りたいのは、“大分のいいもの”を厳選したライフスタイルショップ〈Oita Made(オオイタメイド)〉。
ここで大分のクリエイティビティに触れるショッピングを楽しみましょう。
歴史を感じさせる店内には、一生モノの工芸品や贈答用の品など、リッチな商品を常時500〜600種類以上取り揃えています。
大分の有名な特産品はもちろん、大分の道の駅でしか売っていないようなニッチだけど洗練された商品なども取り扱っており、「お土産としてではなく自分へのご褒美にもよさそうです」と宇賀さんも興味津々のご様子。
「商品ができるまでの背景やこだわりを聞くと、より一層商品が魅力的に感じられますね」(宇賀さん)
そんな魅力的な商品が揃うなかで、宇賀さんに琴線に触れた商品を3つセレクトしてもらいました。
「大分県の名産品でもある柚子こしょうは絶対買おうって決めていました。なかでもこの〈櫛野柚子ごしょう〉は、三代さんが『フレッシュな香りが特徴で、数ある柚子こしょうのなかでも一番おいしい』と太鼓判を押す商品。
〈お弁当スプーン〉は、先端がフォーク状になっているから1本で2役こなせて便利かなと。
〈炭酸泉の泡グラス〉は、以前edit Oitaの取材でうかがった長湯温泉にある〈ラムネ温泉〉の気泡を閉じ込めたデザインが斬新で選びました。早くこれで晩酌したいです」
と宇賀さんも買い物を存分に楽しめたようでした。
大分の郷土料理店〈母家〉で旅の思い出を語ろう
大分市の旅の締めくくりに訪れたのは、大分の郷土料理が楽しめるお食事処〈母家(おもや)〉。
『ミシュランガイド熊本・大分2018』でミシュランプレートに選定された母家では、大分を代表する名物「りゅうきゅう」や、豊後のブランド魚の関さば・関あじのお造りの盛り合わせなど、定番のソウルフードをハイクオリティな味わいで堪能できます。
まずは大分県を代表する麦焼酎のソーダ割りで乾杯。
「10年ちょっと前くらいには芋焼酎が流行っていましたよね。私も当時はハマっていて大好きだったんですけど、さらに大人になって、すっきり飲める麦が今のキブン。レモンサワーもちょっと甘いなと感じることが多いので、麦のソーダ割りにレモンを絞るのがちょうどいいんです」と、軽い飲み心地を絶賛する宇賀さん。
といっても、大分の麦のソーダ割りのスタンダードは5対5で、かなり濃いめ。
しかし「東京で頼んだらもっと薄いけど、これは酒飲みの私にはちょうどいい配分です」と、さすが宇賀さんです。
おつまみに選んだのは、宇賀さんが大好きなとり天。
「下味のにんにくがしっかり効いていますね。唐揚げと違って衣が軽くて、お肉もしっとりしているから、パクパクいけちゃいます」と絶賛する宇賀さんは、早くも2杯目のおかわりをきめました。
「卵とケチャップ、じゃがいもなんて、誰もが好きな味の組み合わせですよね。味つけは濃いめだからお酒が進みます」と宇賀さんの飲むペースは止まりません。
大分市の芸術・文化にどっぷり浸かった1日。
旅慣れた宇賀さんは、大分市のアート巡りをどう感じたのでしょうか。
「東京だと美術館はどこもすごく混雑して作品の全体をしっかり観ることができないことも多いけど、大分市まで来ればゆっくり観て回れるのがすごくいいなと思いました。こんなに近い距離で立派な美術館が2つあるのも巡りやすくていいですよね」とのこと。
大分のうまいもんを食べて、旅の思い出を語る宇賀さんなのでした。
credit text:藤田佳奈美 photo:ただ hair & make:永田紫織(Nous) styling:近藤和貴子
衣装クレジット トップス16500円(ルーニィ)、パンツ27500円(ランバン オン ブルー/レリアン)、
イヤリング9720円(アビステ)、リング16500円(ケンゴ クマ プラス マユ/ケンゴ クマ プラス マユ/ヴァンドームヤマダ)
以上、価格はすべて税込み