〈さいき海の市場〇〉の寿司バイキングコーナーで好みの寿司を選んでいる
特集|涼を探して大分へ

豊後水道の幸を食べつくす、
宇賀なつみの大分夏のごほうび旅 | Page 2

Posted 2026.07.24
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豊後水道の恵み! 
わざわざ行きたい佐伯寿司海道

次なる豊後水道の豊かな味を求めて、佐伯市街地へと訪れました。

佐伯市は新鮮な魚介が年間を通して水揚げされ、「九州屈指の魚介のまち」として知られています。その恵みを育むのは豊後水道だけではありません。

海に面した佐伯市公設水産地方卸売市場の外観

「佐伯の殿様、浦でもつ」といわれた江戸時代、海の恵みを守るため、藩主は山を守る御触れを出したと伝えられています。豊かな森があれば、雨は栄養を川から海へと運び、魚を育てる──そんな自然のつながりを、約400年前の人々はすでに知っていたのです。

海だけでなく、山も川も大切にしてきた土地だからこそ、佐伯では今も四季折々の豊かな海の幸に出合えます。その魅力を気軽に味わえるのが、新鮮な魚を贅沢に盛り込んだ海鮮丼や、地元で愛される「佐伯寿司」です。

〈さいき海の市場〇〉の外観
佐伯市公設水産地方卸売市場のすぐ隣にある〈さいき海の市場〇(まる)〉。

そんな佐伯藩のお殿さまのお膝元だった、佐伯城下町から車で10分ほどの場所にある直売店〈さいき海の市場〇〉へ。

〈さいき海の市場〇〉の店内

直売コーナーでは、海の幸はもちろん、山の幸、佐伯の銘菓などがそろいます。

冷凍の干物が陳列されている
写真提供:佐伯海産株式会社

サバやアジ、タイなど、さまざまな種類の佐伯の干物は、旬をぎゅっと閉じ込める技術とこだわりの製法によりつくられています。佐伯は干物までもイキがいいといわれるほど。

さまざまな種類の〈佐伯ごまだし〉が並べられている
佐伯で水揚げされたアジやエソなどの身を焼いてほぐし、みりんや醤油などの調味料に、たっぷりのゴマを加えてペースト状にした〈佐伯ごまだし〉。うどんや豆腐にのせて食べる、佐伯のソウルフードです。〈さいき海の市場〇〉が市内で一番の品ぞろえ。
お客さんで賑わう〈鮮度壱番〉の店内
日曜の朝は、開店前から200人近く並ぶ日もある〈鮮度壱番〉。

別棟にある〈鮮度壱番〉では、鮮魚や寿司、総菜が手に入ります。

ここで大人気なのが、豊後水道の海の幸を自分で選んでパックに詰める「寿司バイキング」。

さまざまなネタの握りが並ぶ〈鮮度壱番〉の寿司バイキングコーナー
店舗一番奥に広いスペースを構える「寿司バイキング」。

寿司バイキングのコーナーに並ぶネタは、天然タイ、ヤリイカ、活ブリ、イサキ、カワハギなど、新鮮な佐伯の魚が平日でも25種類前後。トレイを手にしながら、どれにするのか選びきれず何往復もしてしまいます。

赤貝、炙りうなぎ、大赤えびなどの握りが並ぶ
ヤリイカの握りを手にする手もと
ヤリイカはとにかくみずみずしく、甘みがあと引くおいしさ。
マグロの握りをパック用の皿にのせている
本マグロは一切冷凍せず、生のさばきたてが店頭に。1本まるごと仕入れるため、頭肉やホホ肉など、なかなかお目にかかれない希少部位が出てくることも。

ネタは随時補充されるので、常にたくさんの種類から選べます。ただし、週末は早い時間に売り切れる可能性が高いので、午前中に足を運ぶのがおすすめです。

カニの味噌汁

店舗2階のイートインスペースも利用でき、ここでアオサやカニ、アサリの味噌汁も購入して食べることができます。

握り寿司セットや巻き寿司セットが並べられている

寿司バイキング以外でも、寿司のセットや巻き寿司なども充実。パックでの販売とはいえ、豊後水道の新鮮な寿司がこんなにも手軽に買えるのは、産地ならではの魅力です。

Spot 02
Information
さいき海の市場〇・鮮度壱番
address:大分県佐伯市葛港3-21
tel:海の市場〇 0120-167-077 鮮度壱番 0120-413-780
access:JR佐伯駅から車で約2分
営業時間:9:30~18:00
定休日:1月1日
web:さいき海の市場〇 公式サイト 鮮度壱番 公式サイト

豊後水道の速い潮にもまれて育つ佐伯の魚は、身が引き締まり、ほどよく脂がのっているのが特徴。そのおいしさを求めてわざわざ足を運ぶ人が絶えないほど、そのクオリティはお墨付きです。

〈亀八寿司〉の外観

せっかくなので、佐伯寿司をカウンターでゆっくり味わおうと、〈亀八寿司〉へ足を運びました。

〈亀八寿司〉の暖簾をくぐる宇賀なつみさん
魚介類全般が好きだという宇賀さん。どんなネタがいただけるか、楽しみで心が弾みます。
〈亀八寿司〉のカウンター席

佐伯では、年間を通して多種多様な魚介が水揚げされ、寿司ネタのほとんどを地元でまかなえるほど。その数は50種類以上あり、季節ごとの旬の味わいが楽しめます。

巻物を仕上げる職人さんの手もと
新鮮な魚を職人が一貫ずつ丁寧に握る、美しい佐伯寿司。佐伯ならではのおいしさをもっと多くの人に届けたい──そんな想いから、市内の寿司職人有志によって結成されたのが「黒潮の極(きわめ)! 佐伯寿司海道」。亀八寿司も加盟店としてその味を磨き続けています。
9貫セットの「豊後地産にぎり」
「豊後地産にぎり」3850円。

宇賀さんが選んだメニューは、「豊後地産にぎり」。ブリやイカ、マグロ、タイ、アジなど、佐伯産中心の9貫がセットになった一番の人気メニュー。

アジの握りを食べる宇賀なつみさん

「一貫一貫が大きくて、ボリューム満点ですね」(宇賀さん)

〈大地酒造〉の特別純米酒〈花笑み〉の小瓶とおちょこ
〈花笑み〉を味わう宇賀なつみさん
「暑い日にきりっと辛口でいいですね。お寿司にぴったり」(宇賀さん)

「うーん、おいしい!」と思わず感嘆の声を上げる宇賀さん。さっぱりとしたネタの寿司に、佐伯市の酒造、〈大地(おおち)酒造〉の特別純米酒〈花笑(はなえ)み〉を合わせて味わっていました。

カウンターをはさんで宇賀なつみさんと2代目店主の戸髙秀世さんが談笑している
宇賀さんとお話しをするのは、〈亀八寿司〉2代目店主の戸髙秀世さん。以前、宇賀さんのラジオ番組を大分で公開収録した際に、戸髙さんもその会場にいたそう。「今回のご縁につながってうれしいです」と、にっこり。
「豊後地産にぎり」を味わう様子

定番の地物を楽しみつつ、夏に旬のイサキもおすすめ。

ランチタイムは、仕事の合間の休憩でも立ち寄りやすいボリュームとお値段のセットも。「旅で訪れた方も、地元の方も、気軽に食べてもらえる寿司屋を父の代から目指しています」と戸髙さん。

ステム型のグラスを器にしたパフェ
「ピスタチオとフランボワーズのパフェ」1430円。

寿司店のカウンターでパフェ!? 〈亀八寿司〉はスイーツも本格的。「ピスタチオとフランボワーズのパフェ」は、カフェ顔負けのこだわりの味。このパフェをきっかけに、若いお客さんが来店することも増えたそう。この夏、亀八寿司でパフェを食べながら涼むのもありかもしれません。宇賀さんも「すごくきれいなパフェですね!」と感動していました。

「とにかくネタが大きかったですね。いろんな味が食べられておいしかったですし、天ぷらなどのサイドメニューも充実していて、つい長居してしまいそうです」(宇賀さん)

「佐伯寿司海道」の硬派な寿司店でありながら、華やかなスイーツも楽しめる、そんな懐の深さも〈亀八寿司〉が多くの人を惹きつけてやまない理由なのかもしれません。

Spot 03
Information
亀八寿司
address:大分県佐伯市中村南町7-12
tel:0972-22-5818
access:JR佐伯駅から車で約5分
営業時間:11:00~14:00、16:00~21:00
定休日:月・火曜
web:亀八寿司 公式サイト

〈檸檬派〉の3種類のレモンサワー
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マリンレモンサワーの店

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