豊後水道の幸を食べつくす、
宇賀なつみの大分夏のごほうび旅
夏の涼を求めて大分県を訪れた、フリーアナウンサーの宇賀なつみさん。第1弾は佐伯(さいき)市で海と渓谷を巡り、第2弾はサウナと〈おおいた豊後大野ジオパーク〉で涼を味わいました。第3弾は、今回の旅で出合った、さっぱりグルメ編をお届けします。
「実は、佐伯(さいき)市の海の幸は、プライベートで食べにきたことがあるんです」と、大の旅好きで知られる宇賀なつみさん。以前、レンタカーを走らせて佐伯で食べた海鮮丼の味は、忘れられない味だと語ります。
宇賀さんがedit Oitaで巡る大分の旅は今年で7回目。周りの人からも「大分県出身だっけ?」といわれるほどすっかり大分通の宇賀さんとともに、夏の暑さを吹き飛ばすような“涼”を呼ぶ美食を求めて、佐伯市を巡りました。
複雑に入り組んだリアス海岸が特徴的な豊後水道(ぶんごすいどう)が育む魚介類を豪快にのせた海鮮丼や、極上の佐伯寿司、そして弾けるレモンサワーまで。とっておきの“美味”で涼む、佐伯のグルメ旅へ出発です。
行列ができる〈塩湯〉で、
豪快な海鮮丼をいただく
最初に訪れたのは、城下町の面影を残す佐伯市街地から車で約20分の場所にある〈天然海水風呂 塩湯〉。といっても湯に浸かりに来たのではありません。今回のお目当ては海鮮丼です。


〈塩湯〉は海水を沸かしたミネラルたっぷりの湯を楽しむ、食事処を併設した温浴施設です。宇賀さんは2度目の〈塩湯〉。「以前来たときも、予約の名前を書いて並んだんですよ。海鮮丼も食べたし、海水のお風呂にも入りました。今日もすごいお客さんの数ですね」

宇賀さんが再会を心待ちにしていた、〈塩湯〉一番の人気メニューでもある海鮮丼。店内の窓越しに見える豊後水道でとれたアジ、タイ、エビ……旬の魚たちが海鮮丼の器の上を彩ります。
豊後水道は、太平洋の温かい海水と、栄養豊かな瀬戸内海の冷たい海水が混ざり合う、全国でも名高い好漁場。年間を通じて水揚げされる魚種も豊富であることを、丼に盛られた数々の旬魚が証明しています。

口に運ぶと、はね返すほどのしっかりとした歯ごたえ。その鮮度の高さを実感します。「海鮮をどれだけ食べてもご飯が見えてこない! ご飯の量よりお魚のほうが多いなんて考えられないですよね」と興奮気味に話す宇賀さん。


「ヒオウギ貝のような東京では食べられない珍しいものを食べて帰らないと!」(宇賀さん)

オーナーの坂本恵美さんから「“ぱっちんえび”は食べましたか?」と声をかけられた宇賀さん。

佐伯市で通称“ぱっちんえび”と呼ばれる「ウチワエビ」。ゴツゴツした殻からどうやって食べたらいいのか迷いましたが、半分に割って箸でつまむと、身がほろり。食感はプリっとして甘みがあり、ミソも美味。地元ならではの一品が味わえました。

お品書きには、海鮮丼のほかに選びきれないほどのメニューがずらり。どれも驚きのお手頃価格で、宇賀さんも「東京ではこの値段では絶対に食べられない!」とつぶやいていました。

夏にぜひ食べたい「岩ガキ」。なんといってもその大きさと濃厚な旨みが絶品です。

佐伯の岩ガキは、大分県中・南部から宮崎県北部を結ぶ日豊(にっぽう)海岸の、黒潮の海水と山々からの真水がもたらす豊富なミネラルによって、一般の岩ガキと比べて大粒でクリーミーな味に育ちます。旬はまさに今。
佐伯市内の9店舗で岩ガキが楽しめる「日豊海岸岩ガキまつり」が8月31日まで開催中で、〈塩湯〉もその店舗のひとつです。

アジ・サバ・カマスの3種類をさっくりと揚げたフライ。こちらも今が旬の「カマス」を食べて、「揚げたてのサックサクで最高! ビールにぴったり」と声を弾ませる宇賀さん。

〈塩湯〉を訪れたなら、海鮮だけでなく、ぜひミネラルたっぷりなお風呂もお楽しみください。大浴場と家族風呂があり、海を眺めながらのんびりと汗を流していきましょう。

4年ぶりに〈塩湯〉の海鮮丼を堪能した宇賀さん。
「やっぱりおいしかったですし、安すぎましたね。大分だからこその値段と鮮度と。座敷で海を見ながらいただくのが最高でした」
以前訪れたときの感動はそのままに、自らの舌で再び確かめた海鮮丼の味。佐伯の海の幸が持つポテンシャルの高さをあらためて確信した宇賀さんなのでした。
