豊後水道の幸を食べつくす、
宇賀なつみの大分夏のごほうび旅 | Page 3
暑い夜も、スカッと爽やか。
佐伯のレモンサワー専門店
外はすっかり夕暮れどき。絶品の佐伯寿司でお腹も満たされたけれど、このまま帰るのは名残惜しい。夏の暑さをクールダウンできるすっきりしたお酒をいただいて、佐伯の旅の夜を楽しむべく、〈亀八寿司〉から歩いて3分の場所にある、レモンサワー専門店へ行くことに。



2026年2月にオープンした、レモンサワー専門店の〈檸檬派(れもんは)〉。地元出身の若いスタッフたちがリノベーションした店内は、新しくもあたたかい雰囲気に包まれています。


「最近は本当に飲みたい特別な日だけアルコールをたしなんでいます」という宇賀さんですが、レモンサワーを前に、目を輝かせます。

〈檸檬派〉のドリンクには、佐伯のブランドレモン〈マリンレモン〉を使用。東京の老舗香料会社が「国産レモンの最高の香りをつくりたい」と佐伯市で自ら農業に参入して育てたものを仕入れています。香りのプロがベストなタイミングで収穫した、とっておきの果汁だからこそ、香りと味に圧倒的な清涼感が生まれています。

おすすめのドリンクをさっそくつくっていただくことに。

マリンレモンは、佐伯の養殖魚の魚粉や、砕いたカキの殻などを肥料に取り入れ、穏やかな潮風を浴びて育ちます。まろやかな味わいと、フルーティーで強い香りが特徴。
「レモンというと瀬戸内のイメージがありますが、佐伯にもブランドレモンがあるとは、今回の旅まで知りませんでした」と宇賀さん。


宇賀さんのお気に入りはどれだったのでしょうか?
「まず、全部おいしい! ドライはさっぱりで甘くないから、お風呂上がりや食事に合わせるのに最高。ジンジャーレモンサワーはすごく体にいい感じがします。でも、今日は1日ロケをがんばったから、ちょっと糖分がほしくて……今の気分はこのレモンサワー! これ、お茶代わりにぐびぐび飲めちゃいますね(笑)」(宇賀さん)

夜のバー営業だけでなく、昼はカフェとしてマリンレモンの果汁をたっぷり入れたケーキや特製カレーも楽しめる檸檬派。ノンアルコールを飲みたい方や、飲み会帰りにコーヒーとケーキを求めて、ふらりと立ち寄る女性客も増えているそう。


〈檸檬派〉のオープンのきっかけは、「佐伯のマリンレモンを100パーセント生かしたお店なら、おもしろがってもらえると思って。このまちを盛り上げるきっかけにつながれば」とオーナーの山本祐之介さん(左から2番目)。
スタッフも全員が地元の若手メンバーで、10数名いるとのこと。
地方では高校卒業とともに多くの若者がまちを離れてしまうという話を耳にしますが、〈檸檬派〉の店内には、そんな逆風を吹き飛ばすような、眩しいほどの活気が満ち溢れていました。これも、マリンレモンがもたらす新しいエネルギーなのでしょうか。

宇賀さんも、「やっぱり若い方たち自身がこういう集まれる場所を欲しているんじゃないかな。それに、若い人が元気でにぎわうと、それを見てまた次の若い人が集まってくる。そしてまちがにぎわう。そんなすてきな循環が、ここから佐伯のまちへ広がっていくといいですよね」と、彼らの熱意に深く感銘を受けた様子でした。
五感を潤す清々しい一杯は、蒸し暑い夏の夜の、佐伯のハシゴ酒を締めくくる最高のごほうびとなりました。
最後に、今回の佐伯市・豊後大野市の旅を宇賀さんに振り返ってもらいました。
「今回の旅が今までで一番知らない大分だったかもしれません。大分空港からも離れていて、でも本当に広いエリアで、海も山もまちもすべてあって、おもしろかったですね。教えてもらわないと気がつかないような場所がたくさん。一番は“自然”。まるごと自然を楽しめました。温泉抜きにしてもこんなにいろいろ魅力があるんだとあらためて思いました」(宇賀さん)
credit text:牧亜希子 photo:ただ(ゆかい) hair & make:久保冬実 styling:近藤和貴子
衣装クレジット ニット16500円、ブルゾン39600円、パンツ31900円(ランバン オン ブルー)
以上、価格はすべて税込み