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著名建築家による建物から
著名建築家による建物から
歴史香る建造物まで!
心ときめく大分建築探訪 | Page 3
大正時代の趣そのまま!
大分のいいものもそろう〈大分銀行 赤レンガ館〉
「あれ? この建物どこかで見たことあるような……?」と既視感を感じる人も多いかもしれません。そう、ここはあの東京駅を手がけた辰野金吾による設計なんです!
これは大正2(1913)年、旧二十三銀行として建てられた建物。一度は空襲で壁以外すべて焼失したものの、昭和24(1949)年に再建され、その後大分銀行本店として長年使用されていたそうです。
1993年に赤レンガ館としてリニューアル。2018年には外観や内装の一部を改装し、〈Oita Made Shop〉と〈タウトナコーヒー〉がオープン。Oita Made Shopは大分県内のすぐれた県産品を販売するほか、大分の新しい価値を発信する場としても機能しています。
所狭しと並べられた大分メイドの工芸品や食品たちはどれも魅力的で、「建築もいいけど、お土産もね♪」と目移りしまくること必至のお買い物スポットです。
ここまで紹介した、OPAM、アートプラザ、赤レンガ館は大分の中心市街地なので、回りやすいですよ。
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和の瓦屋根と西洋の趣がミックスした宣教師住宅
〈キャラハン邸〉
ちょっと足を延ばせば、日本文理大学構内に移築・復元されたアメリカ人宣教師ウィリアム・ジャクソン・キャラハンが住居にしていた洋風住宅もおすすめです。
明治時代、キャラハン自身の指導のもと日本人の大工たちの手によって建てられた、当時の典型的アメリカ式住宅と言われています。
大まかなつくりは洋風建築然としつつも、屋根は日本らしい瓦葺きの屋根だったりと、少しだけ日本らしさを感じる部分もあったり、ディテールを細かく観察する楽しさが!
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