お笑いトリオ〈ぱーてぃーちゃん〉の信子さん
連載|MY FAVE オオイタ

いつかは“大分観光ギャル大使”に!
お笑いトリオ〈ぱーてぃーちゃん〉信子

Posted 2024.03.04
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ギャル男とギャル2人からなる異色のお笑いトリオ〈ぱーてぃーちゃん〉。2022年に出演した、ブレイク芸人の登竜門と呼ばれるバラエティ番組『ぐるナイおもしろ荘(日本テレビ)』での活躍を機に、たちまち人気者となり、大分でもトリオ初の冠番組を持つなど大躍進。

ボケを担当する信子さんは、実は大分市育ち。“大分県は青春のすべてが詰まった大切な場所”と語る信子さんのお気に入りのスポット、メンバーもリピートがとまらない地元グルメ、最後には意外な大きな野望まで!? 大分愛をたっぷりと語ってもらいました。

〈ぱーてぃーちゃん〉の信子さん

大分は青春時代のすべてが詰まった場所

3歳から18歳まで大分で過ごした信子さん。青春のすべてが詰まった大切な場所はたくさんあるそう。「もともとは父が大阪に代々続く徳川家ゆかりの血筋で、以前テレビで話をして話題になったことがあったのですが、33億円で建てた大阪の大豪邸に私も3歳まで住んでいました。大分は母の故郷で、そのあと家族で引っ越して18歳までの15年間を大分で過ごしました」と当時を振り返ります。

そんな信子さんが、現在の芸風でもあるギャルに目覚めたのは小6の春休み。髪を金髪に染めて“中学デビュー”しました。

決めポーズ「ぱーてぃちゃんポーズ」をする信子さん
すがちゃん最高No.1がツッコミを入れたあとに行う3人の決めポーズ「ぱーてぃちゃんポーズ」。

「大分3大ショッピングモールの〈パークプレイス大分〉〈トキハ わさだタウン〉〈ゆめタウン別府〉は青春のすべて! 映画を観たり買い物したり、友達と集まってプリクラを撮ったり、思い出がたくさん詰まってます。当時、大分の若者に人気だったフリーペーパー『CHIME(チャイモ)』のスナップにどうしても載りたくて、大分駅近くの〈若草公園〉に、お気に入りの服を着てよく出没してましたね」

信子さん一押しの“大分のソウルフードたち”

山と海に囲まれた大分県は、とり天、だんご汁、やせうま……。ごはんが全部おいしい。しいたけも肉厚で一度は絶対食べてもらいたい! と胸を張る信子さん。特に好きな地元グルメは〈吉野鶏めし〉だそう。

大分県の中南部に位置する大分市吉野地区に古くから伝わる鶏めし。かつては客人をもてなすためのごちそうとして、また農作業の打ち上げや祭りなど人々が集うときに欠かせない行事食として、各家庭で受け継がれてきました。1988年には〈吉野鶏めし保存会〉が誕生し、今では大分を代表する郷土料理のひとつとして全国でも知られるように。

3個入りパックの吉野鶏めしのおにぎり
吉野鶏めしのおにぎり3個入り。(photo:木寺紀雄)
〈吉野鶏めし保存会〉併設の売店外観
握りたてのおにぎりは〈吉野鶏めし保存会〉に併設している売店で購入可能。地元の人がひっきりなしに訪れます。(photo:木寺紀雄)

「実家に帰ると絶対に家族が買っておいてくれるんです。具材は 鶏肉とゴボウのみで、シンプルだけど、どこか懐かしくてまさにふるさとの味ですね」

Information
吉野鶏めし保存会
address:大分県大分市吉野原278
tel:097-595-0332
access:臼杵ICから車で約15分
営業時間:7:00〜15:00(売り切れ次第終了)
定休日:無休
web:吉野鶏めし

〈吉野鶏めし〉は大分グルメを代表する郷土料理のひとつ!

ひと口頬張ると、思わず笑顔になる。信子さんにとっては〈吉野鶏めし〉は大分を思い出す唯一無二のご当地グルメ。ほかにも大分を訪れたらぜひ食べてほしい、おすすめのお店があるそう。

大分のソウルフードと太鼓判を押すのが、〈ポッポおじさんの大分からあげ〉。「特に一押しは、『元祖 塩からあげ』と『にんにく醤油からあげ』。大分市内にいくつもお店があるから、しょっちゅう買ってたな〜!」

〈ポッポおじさんの大分からあげ〉大分駅店の店舗カウンター
JR大分駅の豊後にわさき市場内にある〈ポッポおじさんの大分からあげ〉大分駅店。
〈ポッポおじさんの大分からあげ〉の「元祖 塩からあげ」
「元祖 塩からあげ」1〜9個 (1個100円)、10〜19個(1個95円)、20個〜(1個90円)。大分県内で22店舗、県外11店舗(熊本1店舗、福岡10店舗)を展開(2024年2月末現在)しており、新鮮な国産鶏肉を100%使用した揚げたてのからあげは、県民に愛される人気商品!
Information
ポッポおじさんの大分からあげ 大分駅店
address:大分県大分市要町1-1 JR大分駅 豊後にわさき市場内
tel:097-574-5522
営業時間:9:30〜21:00
web:ポッポおじさんの大分からあげ

いつでも等身大!
ありのままの自分でお笑いができています

〈ぱーてぃーちゃん〉信子さん

信子さんがお笑い芸人を志すにいたった原体験も、大分時代にありました。

「毎週土曜日の午後に放送されていた『吉本新喜劇』です。当時土曜日は午前中だけ授業があって。学校終わりに配られていたオレンジジュースの紙パックを握りしめながら猛ダッシュで帰宅して、テレビの前にスタンバイ。お笑いは子どもの頃からずっと好きでしたね」

18歳で「なんか暇だな」と思いたち上京。しばらくBARや星付きレストラン、アパレルショップなどで働き、22歳でワイン修行のために渡仏しようか迷っていたとき、「日本で最後にやり残したことない?」と考え、『お笑い芸人だ!』とひらめいたそう。所属事務所が運営する芸人養成所の扉を叩きました。

インタビュー中の信子さん

「南海キャンディーズの山ちゃん(山里亮太)がずっと私の目標で。『M-1グランプリ2004』の決勝戦を見て、なんだか新しいお笑いをやっている! ツッコミかっこいいな」と衝撃を受けたんです。

だけど事務所の先輩・すがちゃん最高No.1と、同期の金子きょんちぃと〈ぱーてぃーちゃん〉を結成したとたん、リーダーもツッコミも向いてないからと、秒でクビに……(笑)」

有吉弘行さんには「まるで令和の安田大サーカス」と評されて、「なんてこと言ってくれてんだ(笑)」と憤った日もあったと振り返ります。

「でもいま思うと、〈ぱーてぃーちゃん〉としての信子はほぼ素だし、生きてきたまんまの、ギャルな自分でお笑いができるから、すごくやりやすいです」


〈別府温泉 杉乃井ホテル〉の大展望露天風呂「棚湯」
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