目指すは別府を代表するスター!
お笑いコンビ〈エイトブリッジ〉
近ごろ、注目のお笑いコンビ〈エイトブリッジ〉。事務所の大先輩である〈くりぃむしちゅー〉の運転手をしていた(している)というエピソードや、若手芸人の登竜門として知られる日本テレビ『ぐるナイおもしろ荘』で優勝するなど、話題を集めています。
2021年には〈ツーリズム別府大使〉に就任。同市に限らず、大分県の魅力をYouTubeで配信するなど、大分愛に満ちたおふたりに話を聞きました。
心と体を癒やす温泉は大分県最大の魅力!
「大分県の魅力をひと言で言うと、何でも揃っているところ! 海も山も川も温泉もおいしいものもなんでもある。人もやさしいから、すごく住みやすいですよ。東京に出て11年くらいになりますが、地元を離れてからのほうがそれを実感しています」
こう話すのは、「別府ちゃん」の愛称で知られるエイトブリッジの別府ともひこさん。生まれも育ちも別府市という生粋の大分県人です。
一方、相方の篠栗(ささぐり)たかしさんは、福岡県篠栗町の出身。別府ちゃんとコンビを組んで以来、仕事などで通ううち、大分の魅力にはまったと言います。
「なんと言っても食べ物がおいしい! まちと自然が近いというのも魅力だと思います。例えば、大分空港から別府に向かう海沿いの道なんて、本当に気持ちいいですよね。左手に海、右手に山を見ながら車に乗っていると、大分に来たなぁという気がします」
そんなふたりが口を揃えて「日本一!」と太鼓判を押すのはもちろん温泉。別府ちゃんにおすすめの場所を聞くと、〈ひょうたん温泉〉や〈湯都ピア浜脇(ゆーとぴあはまわき)〉〈夢たまて筥(ばこ)〉など、別府の人気施設の名前が多く挙がりましたが、なかでも思い出深いのが〈山田温泉〉だと言います。
「僕のホーム、別府市朝見にある共同浴場なんですよ。子どもの頃からずっと通っていて、ふたりの兄貴ともども、ここにいる地元のおいちゃんに見守られて大きくなった。学生の頃は晩ごはんの後、20時くらいに集まって温泉が閉まるまでしゃべるのが青春でしたね(笑)」と別府ちゃん。しかし、地元密着ということもあり、初めての人にはなかなかハードルが高そうですが……。
「大丈夫です! みんな明るくて、ずっとしゃべっている人たちばかりなんで(笑)。知らない人がいたら、まず『どこから来たの?』と聞いてくると思うので、そこからコミュニケーションを始めてみてください。地元の人と裸のつきあいができるのもおんせん県ならではの魅力ですから」
奥深い温泉文化を持つ大分だけに、ローカル感漂う共同浴場以外の選択肢も幅広い。老舗温泉旅館の日帰り入浴から、施設が整備されたスーパー銭湯タイプ、自然の中に佇む秘湯まで。
来県するたび、温泉を楽しんでいる篠栗さんお気に入りの〈CITY SPAてんくう〉は、大分駅直結のいわゆるアーバンスタイル。地上80メートル、ビルの最上階にある露天風呂や内湯からは市街地はもちろん、別府湾までを見渡せます。
「以前、大分市内に宿泊した際、30分くらい温泉に入ろうと思って立ち寄ったのですが、居心地がよすぎて気づいたら2時間以上滞在したほど。絶景の露天風呂はもちろん、サウナや岩盤浴もあって飽きません。温泉ですっきりした後は、施設内のカフェバーでとり天を食べながらビールを飲んで……。もう、最高ですよね(笑)」