
大分は第二のふるさと。
旅先の経験も原動力に。
〈globe〉マーク・パンサー | Page 3
ディープな大分の魅力を発見し、
多くの人に届けたい。
今回の取材でうかがった〈坐来大分〉では、レストランと併設したショップで大分の食材や工芸品などのセレクト商品の販売も行っています。数ある商品のなかから、マークさんにおすすめの商品を選んでもらいました。


大分愛満載のマークさん。普段の生活でも大分にまつわるものを取り入れているそうで、お気に入りの愛用品を見せてくれました。

近い将来、大分への移住を真剣に考えているというマークさん。大分とのつながりは今後ますます深まりそうです。今後マークさんが大分でやってみたいこととは?
「さらに大分を深く感じたいですね。ラジオ番組『JOY TO THE OITA+』(OBS)のロケで、〈絆屋〉という大分産の食材を活かした商品を届ける食品会社を訪れたことがあり、そこで食べた郷土料理のりゅうきゅうがおいしくて感動して。そういう地元の人との触れ合いや経験を通して、自分の実体験を共有しながら発信することで、いろいろな角度から大分をアピールしていきたいです」

「ただおいしいものを食べたり、温泉に入ったりするだけでなく、もう一歩踏み込んでいきたい。以前訪れた日出町は、ちりめんじゃこが有名で、たまたま港で親しくなったおばちゃんが、朝獲れのしらすをごはんにのせて食べさせてくれたんですよ。それが本当においしくて、今でも印象に残っています」
大分に足を運ぶようになってから、「人生観も変わった」というマークさん。以前より視野も広がったといいます。
「実は20年ほど前に一度だけ〈globe〉で唯一路上ライブをしたことがあって。その場所が大分だったんですよ。それから時を経ち、こうして大分に通うようになって、温泉、食事、人の温かさ……などに触れることで、より生活も充実して心身ともにパワーをもらっています。せっかくなら何事も地球規模で楽しまないともったいないと思うんです」

続けて、「globeっていい名前でしょう」と話すマークさん。現在休止中のグループへの思いについても語ってくれました。
「別府で立ち昇る湯気を見た時に『地球の力強さってすごいな、俺たちも負けてられないな』って思ったんです。〈globe〉は今、灯火を消さないために一生懸命やっている。力強さを感じて、俺たちも湯気が出るくらい、もっともっと“パワフルなglobe”にしなきゃいけないよねって、奮起したんです。
大分に訪れるたびに新しい発見がある。自分にとって原動力となるようなパワーをもらえる場所だなって。そのすばらしさをもっと多くの人にも届けていけたらいいなと思っています」

父がフランス人、母が日本人のハーフ。日本音楽史に名を残すユニット〈globe〉のメンバーとして活躍。2021年から大分県別府市のツーリズム別府大使、2023年から日出町の観光親善大使を務め、大分の魅力を世界に発信する活動を行っている。2024年3月には、毎週月曜19:30〜20:10に放送のレギュラーラジオ番組「JOY TO THE OITA+」(OBS)の公式本『RADIO JOY TO THE OITA+ OFFICIAL BOOK』(ワニブックス)が発売。
web|マーク・パンサー
web|JOY TO THE OITA+
Instagram|@marcpanther
※価格はすべて税込みです
credit text:大西マリコ photo:網中健太