
母になって、再発見した大分の魅力。
モデル・衛藤美彩 | Page 3
多忙なアイドル時代も
支えてくれた大分の魅力
18歳で上京し、東京での生活は毎日が新鮮で驚きの連続だったという衛藤さん。「渋谷のスクランブル交差点を初めて歩いたときは、人の多さに圧倒されたことを今でも鮮明に覚えています」とデビュー当時を振り返ります。

その年の夏に、乃木坂46の第1期生オーディションに合格。最初は下積み期間で、慣れないことが多く、よく家族に電話することも多かったそう。その後、グループが人気を博すと今度は多忙な日々が。
「大分に帰省しても、紅白歌合戦やCDTVの収録で数時間の仮眠を取るだけという時期もありました。特に忙しい時期ほど、故郷を恋しく感じて。より地元の温かさをあらためて実感するようになりました」
現在は2児の母として東京で暮らす衛藤さん。子育てを通じて、大分の魅力を再発見しているといいます。「母親になって、大分のすばらしさを日に日に深く感じています。大分空港に降りた瞬間からもう空気がおいしくて。豊かな自然に恵まれ、時間がゆっくりと流れる。そんな大分で過ごす家族との時間は特別なんです」

「この数年で出産をし、自分の環境にも変化が多くて。地元に帰省すると広々した公園で、子どもたちものびのび過ごせるし、大人もおいしい料理とお酒を手頃な価格で楽しめる。大分でしか感じられない魅力って、たくさんあるなと帰ってくるたびに、気づかされます」
東京の自宅でも、大分とのつながりを大切にしているという衛藤さん。〈フンドーキン醤油〉の醤油や味噌を使ったり、大分の日本酒を嗜んだり、食を通じて故郷を身近に感じる機会も多いそう。なかでも日本酒〈ちえびじん〉は、お気に入りの一本だといいます。



大分の魅力は、帰省するたびに新しい発見があることと語る衛藤さん。
最後に今後の展望について聞くと「いつか大分出身の著名人が集まって、フェスティバルとかできたら楽しそうだなって。子どもたちにも大分の魅力を伝えていきたいですし、みんなで故郷を盛り上げていきたいですね!」と、大分愛を教えてくれました。青春時代を過ごした地元の温かさを、母になった今、より強く感じるという衛藤さん。これからもその魅力やすばらしさを多くの人に届けてくれるはずです。

1993年大分県大分市生まれ。乃木坂46の一期生として活躍し、2019年に卒業。同年に埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手と結婚。2022年に第1子、2023年に第2子を出産。現在は2児のママとして、SNSやYoutube「ETO MISA CHANNEL」で、日々の子育てや暮らしを発信中。Instagram|@misa_eto_official YouTube|ETO MISA CHANNEL
credit text:大西マリコ photo:Misa Shimazu styling:Izumi Yumigeta