「別府の温泉の香りを嗅ぐだけで
元気が湧いてくる!」タレント・中島知子
「番組ロケで1日に3、4か所も温泉巡りして帰宅したあとも、やっぱり温泉に入ってしまいます。泉質のいい温泉と、おいしい食べ物がこんなにダイレクトに体に染み入って力が湧いてくるなんて思ってもいませんでした」
8年前に別府へ移り住んだタレントの中島知子さん。実際に住んでいるからわかる別府の魅力を教えてもらいました。特に別府で気に入ったものとしては、温泉と食があります。
まず移住を決意したきっかけは40代で発症した大人のアトピー肌が、仕事で訪れた別府の温泉に“癒された感覚”があり「一度しっかり肌と向き合ってみよう」と思ったことでした。

いまや温泉巡りは、中島さんにとってライフワーク。4年前には地元テレビ局の番組『中島知子のおんせんさんぽ』(TOSテレビ大分)がスタートし、名湯・秘湯・旅館の露天風呂・ジモ泉(ローカル温泉)など数多のお湯を訪れる日々。文字どおり温泉三昧の大分ライフを楽しんでいます。
「日々、温泉に触れたり、体に合う食べ物を見ているうちに、学びをもっと深めたいと思いました。そこで温泉ソムリエと合わせて、温泉健康指導士の資格もとり、温泉ソムリエマスターになりました。
結果的に大分の温泉の魅力をより体系的に県外の方に伝えられるようになったと感じています。例えば、飛行機酔いでつらそうにしていたロケ番組のスタッフさんに、どの泉質の温泉に、どんな入り方をするのがオススメか具体的にアドバイスして力になれたかな、ということもありました。学べば学ぶほど奥深いものです」

テレビ画面越しにもそんな別府愛が伝わっているのか、まちなかで道行く人に「知ちゃん、元気してるの?」と声をかけられることも珍しくない中島さん。
「別府の方は、困っていたら真っ先に声をかけて助けてくれるんです。温泉と同じくらい、人がとてもやさしくて温かいところにもすごく癒されています。あ、変わった人も多くて。それもまたいいところなんですよ」
九州最古の遊園地
〈別府ケーブルラクテンチ〉
移住したばかりの頃、中島さんが散歩によく訪れていたというのは、九州最古の遊園地〈別府ケーブルラクテンチ〉(1929・昭和4年創業)です。今では、アンバサダーを務めています。

「“昭和時代”をそのまま閉じ込めたようなレトロな遊園地で、大人世代には懐かしく若者には逆に新鮮に映って、きっとみなさんときめくはず」
日本屈指の30度の急勾配を誇るケーブルカーに乗り込み、〈別府ケーブルラクテンチ〉がある標高240メートルの山頂へ向かいます!

別府湾を一望できる特等席!
日本唯一の二重式観覧車
約12万5千平米の園内には昔懐かしいアトラクションやどうぶつコーナー、温泉湧き水プール、展望テラス、絶景の湯などがあり、なかでも日本唯一の二重式観覧車「フラワー観覧車」はマストで乗っておきたいところ。

電車で福岡方面や大分空港方面から帰ってくると、別府駅を経由して大分駅に到着します。それだけに多くの大分県民にとっても、電車の窓から見えるラクテンチの観覧車は「帰ってきたな〜」としみじみするシンボル的な存在だそう。
「『ラクテンチは別府市にあるけど、大分県民みんなのものなんだ』と、よく言われるんです」
大分のキッズが“人生の仕組みを知る”
名物コーナー あひるの競走

続いて、1950(昭和25)年から続く「あひるの競走」コーナーへ。本物のあひるたちによるパン食い競走や障害物競走が目の前で繰り広げられ、参加者は1位になりそうなあひるに1票(150円)を賭けて応援します。

「たいていの大分の子どもたちは、生まれて初めてココでお金を払って“人生の何か”を知るんですよ。いうなれば、おばあちゃん世代から継承されている“大人になるためのステップ”ですよね」

ちなみに、日本ではこのラクテンチでしか飼育されていないキタホオジロテナガザルの親子に会うこともできます。

創業95周年記念式典(2024年9月)では、元プロ野球選手の内川聖一さんとともに初代アンバサダーに任命されました。


最後はラクテンチを横断する巨大な橋を渡ります。ここから別府湾を眺めるのが中島さんのラクテンチ散歩の定番。
「この橋から眺める、別府湾の夕景も本当にすばらしいんです。ぜひ多くの方に体験していただきたいと思います。だいぶ揺れる日もあるんですけどね(笑)」
