360度パノラマの海上散歩。
神話の島・大入島で
「海の細道」トレッキング
大分県佐伯市の佐伯港から北東へわずか700メートル、フェリーで約7分の場所に位置し、気軽に訪れることができる離島・大入島(おおにゅうじま)。
周囲17キロメートル、面積5.66キロ平方メートルのひょうたん型の小さな島で、海や山に囲まれた風光明媚な景観を楽しむことができます。
今回は、そんな大入島の魅力と遊び方をご紹介します。
大入島の遊び方①
「海の細道」で海上散歩
大入島では、舟隠し(ふなかくし)と呼ばれる、船を隠すための小さな入江が存在。外海と舟隠しを隔てる防波堤は「海の細道」と呼ばれ、その上を歩いて海上散歩することができます。
海の細道は自然を楽しみながら歩く「九州オルレさいき・大入島コース」のトレッキングコースにも組み込まれており、心地よい潮風に吹かれながら360度パノラマの海と山の絶景を楽しめます。
日暮れどきに歩けば、山の稜線を赤く照らしながら水平線に沈みゆくダイナミックな夕景を眺めることができます。
大入島の遊び方②
「遠見山展望台」で佐伯湾を一望
「九州オルレさいき・大入島コース」には、佐伯市街地はもちろん、四国や豊後水道まで一望できる360度パノラマの「遠見山展望台」があります。
見晴らしのよい景色を眺めてリフレッシュ!
海上散歩してきた道を見つけてみるのも楽しそうです。
大入島の遊び方③
清水が湧く「神の井」で神話に思いを馳せる
トレッキングを楽しんだら、島の神話に触れてみましょう。
砂利の地面に開いた小さな丸い穴。
「神の井」と呼ばれるこの井戸、実は初代天皇・神武天皇の伝説が語り継がれています。
『日本書紀』によると、神武天皇が島に水がないことに心を痛め、弓矢を突き立てて海岸を掘ったところ、清水が湧き出たと言い伝えられています。
そのため大入島は“神話の島”とも呼ばれているのです。
また、この井戸の近くにある展望台からの眺望は格別。佐伯湾越しに、豊後水道を見渡すことができます。
季節や時間の移ろいとともに変わる海の景色を堪能できる大入島。気軽に島散策へ出かけてみませんか。