大分県の絶品ラーメン!
豚骨から醤油、塩系までおすすめ8店を紹介 | Page 2
醤油、塩系も絶品! 繊細な味に唸る
老若男女に染みわたる東北流中華そば
〈嫁の中華そば〉
2018年に大分市府内町で創業。当時、大分では数少なかった中華そば専門店の〈嫁の中華そば〉は、行列の絶えない人気店に。鶏と魚介のダシが効いた醤油ベースのスープにモチモチ食感のちぢれ麺は、店主・笠原美保さんの夫・貴博さんの出身である東北流。手づくりのメンマやチャーシューなど素材ひとつひとつにこだわり、世代を問わず安心して食べられる一杯を提供しています。
定番の「嫁の推しメン」、「旦那の推しメン」をはじめ、「ざるラーメン」など季節限定メニューも人気です。
2022年2月には、美保さんの実家である同市中鶴崎の〈ゆたか旅館〉内に移転オープン。移転前の場所では、同じビルに入る老舗〈田崎洋酒店〉の“嫁”である田崎恵美さんが〈中華そば 嫁のあと〉と店名を変えて引継ぎ、変わらない味を楽しむことができます。
鶏の旨みが濃縮された黄金色の美スープ
〈らぁ麺 まる月〉
「豚骨魚介醤油」スープをベースにしたラーメンにつけ麺、中華そば、期間限定麺まで、多彩なラインアップに目移りしそうな大分市の〈らぁ麺 まる月〉。
なかでも、鶏ガラ、豚、香味野菜、北海道産日高昆布からとっただしに、白醤油を使ったかえし、良質な日本酒で仕上げた「塩そば」をぜひ。鶏の旨み溢れるスープはあっさりながらもコクがあり、同市〈ヤマナミ製麺所〉に特注した中太のストレート麺と好相性。最後のひと口まで麺を運ぶ箸が止まりません。
店主の塩月辰朗さんは佐伯市出身。お兄さんが営む実家の酒屋から仕入れた冷酒やクラフトビールも豊富にそろえています。また月に1回「日本酒の会」を開催しており、厳選した地酒とともに塩月さんお手製のつまみやシメの限定ラーメンが楽しめます!
日本料理の職人技が光る、
だしの旨み際立つ一杯〈めし屋 賛辞〉
日本料理店で経験を重ねた店主・久保田優さんが由布市にオープンした〈めし屋 賛辞〉は、郊外にありながら、休日ともなると行列ができる人気店です。
日本料理の技が光るラーメンは、どれも上品で繊細な味わい。なかでも人気が高い一杯が「昆布水つけそば」です。福岡産のラーメン専用小麦〈ラー麦〉の生麺を昆布水にさらし、昆布の風味や旨みをまとわせ、つけ汁でいただきます。
つけ汁のベースは〈おおいた冠地どり〉を白濁しないギリギリの温度で8時間煮込み、それを冷やしてひと晩寝かせ、豚のスープと合わせ、コクを足したもの。シンプルながら深みのある味わいは、まさに唯一無二です。あのミシュランにも麺屋ではなく、日本料理店として紹介されたのも納得のおいしさ!