大分県の魅力を発信し続けたい!
TBSアナウンサー・江藤愛 | Page 2
人の温かさが大分の魅力
日田で過ごした幼少期、写真を見返すといつもおもしろい顔をして写っていたり、ひょうきんな子どもだったという江藤さん。
「小学生の頃はよく外で遊んでいたので日焼けをして真っ黒でした。中学時代はバレーボールの部活と勉強にいそしみ、高校生になると学校と塾の往復。放課後にみんなで宿題をしたのもいい思い出です。いつも自分の周りには父兄や先生など、たくさんの人がいて支えてくれましたし、人の温かさが大分の誇りだと思います」
九州の人が集まると、つい始まるという県ランキング。その回答にも、大分の県民性が表れていると言います。
「大分の人って、穏やかで謙虚なんですよね。『うちは田舎だから全然下位の方だよ』って、前向きに言える。決してネガティブな意味ではなく、温泉があって海があって、自然豊かで水もきれいで、めちゃくちゃごはんもおいしいよ! いい田舎だよ!って。誇りがあるからこそ謙虚なのかなぁ、とも感じます。上京してから出身地を聞かれたとき、『大分です』と答えると『大分って人がやさしいよね』って言ってくれることが多かったんです。それがすごくうれしくて……」
また、大分にはおいしいものがいっぱいあると言う江藤さん。お気に入りのローカルグルメについて聞くと、次のように教えてくれました。
「まずは大分三大麺のひとつ、日田やきそばですね。言葉ではなかなか言い表せないのですが、ほかにはない味わいなんです。茹でたての生麺を鉄板でこんがり焼くことで、麺がすごくカリッとなる。麺はカリカリ&もちもち、もやしはシャキシャキ、あとは豚肉。本当にシンプルなんですけど、山盛り食べられちゃいます(笑)」
麺のカリッとした香ばしさに加えてモチッとした部分も残り、両方の食感が楽しめる日田やきそばは、唯一無二のご当地グルメ。ほかにも、日田に帰ると必ず食べるという、とっておきがあるそう。
「〈パティスリーアナイ〉のケーキは、お誕生日や雛祭りなどの記念日に母が必ず注文しますね。TBSマスコットのBooBo(ブーブ)をつくってもらったことも。とにかくクオリティが高いんです。スポンジや生クリームはもちろん、プレートのクッキー生地もチョコレートも、どれをとってもおいしくて、本当に大好きなお店です」
もう1軒は、子どもの頃から通っているというハンバーガーショップ〈ハンドメイドキッチンOJ〉の〈スパイシーOJポテト〉だと言います。
「ずっと食べ続けていられる、飽きのこないおいしさなんです。学生の頃は、〈オレンジキッド〉という名前で駅前にあったので(2004年〈ハンドメイドキッチンOJ〉にリブランド)、ポテトがサービスで安くなる水曜日には、部活帰りに必ず寄っていました。私のソウルフードだと思います(笑)」