「別府の温泉の香りを嗅ぐだけで
元気が湧いてくる!」タレント・中島知子 | Page 2
300周年を迎えた、
明礬温泉「みょうばんの里」へ

「別府八湯」と呼ばれる市内に8か所ある温泉地。次に向かったのは2025年に300周年を迎えた〈みょうばん湯の里〉です。硫黄の香りと湯けむりがたちこめる敷地には、国の重要無形民俗文化財に指定された「湯の花小屋」が並びます。多くの別府市民の心に刻まれた原風景です。

標高350メートルから明礬大橋や鶴見岳、扇山を望む大露天風呂のほか、貸し切り湯も人気です。

「酸性度と硫黄成分が強い明礬温泉は殺菌作用が高いそうで、皮膚トラブルの悩みにも効果が期待できるといわれているんです。遠方から肌を癒やしに通ってくる方もたくさんいらっしゃるとか」
ローカルの共同浴場〈不老泉〉

市内に100か所以上あるといわれている地元の温泉=「ジモ泉」も、別府ならではの風景です。
「別府駅近くの〈不老泉〉には一時期ほぼ毎日通っていました。あつ湯とぬる湯で分かれているけど、どちらも結構熱い。移住直後は驚きましたが、いまでは熱いお湯に魅了されています」
「温泉パワーで、別府の人たちはお肌がツヤツヤなんです。私もそれを目指して別府温泉道、ますます精進したいですね」
「温泉の香りを嗅ぐだけでも元気になれるから、
1回別府に来てみて」

「移住して実感したことは、別府は食べ物がおいしいうえに安くて、すごく暮らしやすいんです」と語る中島さん。
「郷土料理の『とり天』も、おいしすぎて毎晩でも食べたいほどです。店や家庭ごとにつくり方も味も異なるのが大分のとり天の魅力。今晩は衣がおいしいあのお店にしようと思い立ったら、すぐ電話して『夕方5時半には行けます』『その時間に合わせて揚げておきますね』といった感じでよくテイクアウトしています。とり天はやっぱり揚げたてが一番ですから」

これからも、みなさんに大分、別府に来てほしいと語ります。
「大分県への恩返しの想いを込めて……微力ながら別府の魅力をロケなどの仕事を通じてもっともっと全国に伝えられるよう、がんばりたいです。ただ正直、多忙な都会人にとっては、温泉に入りに来るという行動自体もハードルが高く感じてしまうのかも? とは思っていて。
そんな方にはぜひ『別府に温泉の香りを嗅ぎにくるだけでも、湯煙のまちを歩きにくるだけでも、想像以上にリフレッシュできるよ』ってお伝えしたい。別府はいま人気なので私がいまさら言う必要はないかもしれませんが、そこにいるだけで力が湧いてくるようなすてきなところですから。みなさんぜひ一度、別府に来てみてください」
credit photo:勝村祐紀