大分のお酒おすすめガイド!
日本酒・焼酎・梅酒の魅力からペアリング、アレンジまで
メイン写真提供:株式会社 久家本店
大分のお酒といえば、麦焼酎を思い浮かべる人も多いのでは? 実は大分には、日本酒や梅酒、ワイン、クラフトビールなど、個性豊かなお酒がそろっています。今回は、お酒タイプ診断や県産酒のおすすめ銘柄、地元料理とのペアリングを通して、大分のお酒の楽しみ方をご紹介します。大分ならではのお酒の楽しみ方を知って、自分好みの一杯を見つけてみませんか? 大阪市に開設される期間限定ショップの情報もお届けします。

大分のお酒は麦焼酎?
実はそれだけじゃない
大分のお酒というと麦焼酎が思い浮かぶ方も多いかもしれません。たしかに、大分は本格麦焼酎〈いいちこ〉(三和酒類)や〈大分麦焼酎 二階堂〉(二階堂酒造)が全国的にも有名ですが、実は、大分には麦焼酎だけではなく多彩なお酒があります。
県内には35もの蔵元があり、そのうち22の蔵元は日本酒と焼酎の両方を造っています。
また、大分には、宇佐市安心院地区の昼夜の寒暖差を生かしたワインや、別府市の温泉地ならではの“湯上り”をテーマにつくられたクラフトビールなど、多彩なお酒の選択肢があります。
日本酒も焼酎も手がける蔵元が多い大分だからこそ、「今日は日本酒」「今日は焼酎」と、その日の気分に合わせてお酒を選べる文化が根づいています。
あなたに合う大分のお酒は?
お酒タイプ診断
いろんなお酒があるからこそ、自分に合うお酒を探すのも楽しい。
いつも飲むお酒が決まっている方も、たまには冒険するのもいいかもしれません。4つの質問に答えて、最も多かったアルファベットからおすすめをチェック!
今日のあなたに合うお酒選びの参考にしてみてください。
Q1. 今日はどんな気分?
A. 一日の仕事や家事が終わり、とりあえずスカッとしたい!
B. おいしい料理と一緒にお酒を楽しみたい
C. 休日にゆっくり、お酒そのものを楽しみたい
D. 甘め・フルーティーなお酒で気分転換したい
Q2. どんな飲み方が好き?
A. シュワっと爽快に楽しみたい
B. 食事と一緒にすっきり
C. お酒の香りや味をじっくり
D. 華やかな香りや甘みを楽しみたい
Q3. おつまみを選ぶなら?
A. からあげなどの揚げ物
B. 刺身
C. 煮物などの素材を味わう料理
D. スイーツや軽いおつまみ
Q4. お酒選びで気になるのは?
A. 爽快感、のどごし
B. 食事との相性
C. お酒の香りやコク
D. フルーティーさ
Aが多かったあなたは・・・
シュワっと爽快派
頑張った日や仕事終わりには、まずシュワっと一杯!
そんなあなたには、ビールや麦焼酎のソーダ割りがおすすめです。炭酸の爽快感とともに、軽やかな飲み心地を楽しんでみてください。
Bが多かったあなたは・・・
食事と楽しみたい食中酒派
お酒だけでなく、料理との組み合わせも楽しみたい!
そんなあなたには、日本酒がおすすめです。りゅうきゅうや刺身など、大分の魚料理との相性がよく、食事と一緒に楽しめます。
Cが多かったあなたは・・・
じっくり派
お酒そのものの香りやコクをじっくり楽しみたい!
そんなあなたには、麦焼酎がおすすめです。蒸留方法や熟成方法によって味わいはさまざま。香ばしさやコクなど、銘柄ごとの個性をじっくり比べてみてください。
Dが多かったあなたは・・・
甘く華やか派
フルーティーで飲みやすいお酒が好き!
そんなあなたには、梅酒がおすすめです。梅酒にもさまざまな味わいがあるので、甘さや酸味など、自分好みの一杯を探してみてください。
どうして大分は「麦焼酎」が有名に?
今でこそ麦焼酎の産地として知られる大分県ですが、かつては日本酒造りが盛んでした。
転機となったのは1950年代。〈二階堂酒造〉がいち早く日本酒から焼酎の製造に切り替え、1974年に麹も原料も麦だけの焼酎を発売しました。その後〈いいちこ〉で知られる〈三和酒類〉も1979年に麦焼酎を発売。1980年代には多くの日本酒メーカーが麦焼酎の製造を始め、大分の麦焼酎文化が根づいていきました。

こうして、大分では日本酒造りで培われた技術を生かし、麦焼酎造りも盛んになりました。現在では、日本酒と焼酎の両方を手がける酒蔵が多いことも、大分のお酒文化の特徴です。
麦焼酎ってこんなに自由に楽しめる!
麦焼酎は、銘柄によっても、飲み方によっても、がらっと表情が変わります。
定番の飲み方は、水割り、お湯割り、ロック、ソーダ割り。大分の特産品であるかぼすを絞るのもおすすめです。さわやかな香りと酸味が加わって、すっきりとした味わいになります。

麦焼酎は、蒸留方法や熟成方法によっても味わいが変わります。
蒸留方法には「常圧蒸留」と「減圧蒸留」の2種類があります。
通常の気圧で蒸留する常圧蒸留は、麦の香りやコクをしっかり感じられるのが特徴。一方、気圧を下げて蒸留する減圧蒸留はすっきり軽やかで、飲みやすい味わいに仕上がります。
また、樽でじっくり熟成させた麦焼酎には、樽由来の香りや色が加わり、ウイスキーやブランデーを思わせる味わいを楽しめるものもあります。
「麦焼酎は、いつもの銘柄をいつもの飲み方で」という方も、次は銘柄や飲み方を変えて、新しい一杯を探してみてはいかがでしょうか?
いつもの一杯が変わる。 大分の麦焼酎アレンジ3選
麦焼酎の飲み方は、炭酸割りやお湯割りだけではありません。
ジンジャーエールや緑茶、かぼすなど、身近なものを合わせるだけで、いつもの一杯も新鮮な味わいに。
大分ならではのアレンジをご紹介します。
ムギーバック(麦焼酎+ジンジャーエール+かぼす)

1.グラスいっぱいに氷を入れる
2.大分県産麦焼酎1に対してジンジャーエール2を注ぐ
※麦焼酎の量はお好みで調整してください
3.カットしたかぼすを添えて完成
ジンジャーエールの甘さと爽快感に、かぼすの香りと酸味を合わせた、軽やかな一杯です。
いい茶こ(麦焼酎+緑茶)

1.グラスいっぱいに氷を入れる
2.いいちこ1に対して緑茶3を注ぎ、混ぜて完成
すっきりとしながらもまろやかな味わいに。食事と一緒に楽しみたいときにもぴったりです。
ウスキボウル(麦焼酎+かぼす)

1.どんぶり鉢いっぱいに氷を入れる
2.かぼすのヘタを上にして縦に半分に切り、スライスする
かぼすの量はお好みで、半個~1個くらいが目安
3.スライスしたかぼすを、どんぶり鉢へいれる
4.最後に、麦焼酎「常蔵(つねぞう)」(久家本店)を注ぎ、完成
「常蔵」は麦の香味がほのかに引き立つ減圧蒸留がおすすめ
どんぶり一面に広がるかぼすが鮮やかなウスキボウル。氷が少し溶けて、麦焼酎とかぼすがなじんだころが飲み頃です。
かぼすを搾らず使うことで、皮から広がる柑橘の香りも楽しめます。
大分のお酒、何を選ぶ?
お酒好きの県民に聞きました
「どれがいちばんおいしいかというより、その日に何を飲みたいかで選ぶんです」と話すのは、大分県庁で県産品の販路開拓に携わる羽田野祥平さん。日頃から大分のお酒を楽しみ、自宅には常時10本ほどのお酒をそろえている愛好家です。
そんな羽田野さんに、各ジャンルから、初めての一杯におすすめのお酒と、お酒の個性をさらに楽しみたい人におすすめのお酒を教えてもらいました。

【日本酒】
●初めての一杯に
大地酒造〈花笑み 純米吟醸 DOLCE(ドルチェ)〉
「DOLCE(ドルチェ)」は、イタリア語で「甘い」などを意味する言葉。その名のとおり、桃のようなはっきりとした甘さが特徴の一本です。
日本酒に「アルコールっぽさが強い」「クセがある」というイメージを持っている人にも、ぜひ試してみてほしいお酒です。
●お酒好きのあなたに
浜嶋酒造〈純米大吟醸 鷹来屋(たかきや)〉
華やかでありながら穏やかな香りと、米の旨みや余韻をしっかりと感じられる一本。日本酒専業の酒蔵ならではのこだわりの味わいで、料理にもよく合います。
羽田野さんは、しっかり冷やして、さらに氷を入れたロックで飲むのが大好きなんだとか。
【焼酎】
●初めての一杯に
南酒造〈とっぱい〉
女性杜氏が造る、さらりとしたクセのない飲み口が特徴の麦焼酎。麦焼酎を初めて飲む人にもおすすめの一本です。
ロックはもちろん、ソーダ割りにすると、すっきり軽やかに楽しめます。名前の「とっぱい」にちなんで、「もう10杯(とっぱい)」といきたくなるかも?
●お酒好きのあなたに
常徳屋〈宇佐ぼうず 道中 焙煎燻蒸醸し〉
宇佐産ハダカ麦をじっくり焙煎しているので“麦感”をしっかり感じられるひと品。スモーキーな香りや深いコク、麦のやさしい甘みが楽しめる、麦焼酎らしい個性が魅力です。
羽田野さんのおすすめは、夏はソーダ割りやジンジャーエール割り、冬はお湯割り。季節に合わせて飲み方を変えても、麦の香り・コク・甘みを楽しめます。
【梅酒】
●初めての一杯に
中野酒造〈ちえびじん 紅茶梅酒〉
梅酒に紅茶をブレンドした一本。アルコール度数は7度と低めでありながら、梅の甘さに紅茶のコクや余韻が加わり、飲みやすい味わいです。
梅酒が好きな人はもちろん、普段あまりお酒を飲まない人にもおすすめです。
●お酒好きのあなたに
久家本店〈いやんばい梅酒〉
梅のしっかりとした甘さと、シェリー樽で貯蔵することによるコクとスモーキーな香りが両立した、味わい深い一本。
ブランデーのような味わいを、ロックで、じっくり味わうのがおすすめ。
ちなみに、「いやんばい」は、「いい塩梅(あんばい)」を意味する大分弁が名前の由来。大分らしい名前にも注目です。
大分には、まだまだ個性豊かなお酒があります。いろいろ飲み比べながら、自分だけのお気に入りの一杯を探してみてください。
大分県民はどう飲む?
地元で楽しむお酒のペアリング
せっかく大分のお酒を飲むなら、大分の料理と一緒に楽しみたいもの。
そこで、大分の家庭や居酒屋でおなじみの料理と相性のいいお酒を紹介します。
とり天×ビール

鶏肉にてんぷら粉をつけて揚げ、ポン酢をつけて食べる大分のソウルフード、とり天。サクッと揚がった衣の香ばしさと鶏肉のうまみに、キリっと冷えたビールが合います。
揚げ物の油分をビールの炭酸と爽快感がさっぱりと流してくれるので、軽やかに楽しめます。
りゅうきゅう×日本酒

アジやサバ、ブリなどの魚の切り身を甘辛い醤油ダレに漬け込んだ、りゅうきゅう。魚のうまみと甘辛いタレには、米のうまみや香りを楽しめる日本酒が合います。
日本酒の味わいが魚のうまみを引き立て、タレの甘辛さとともに、魚の味わいをじっくり楽しめます。
しいたけ×麦焼酎

大分が国内生産量の約半分を占める乾しいたけは、焼いたり、煮たり、料理によって表情を変えます。特に、焼いたしいたけの香ばしさや、ぎゅっと凝縮されたうまみには、麦の香ばしさやコクを感じられる麦焼酎が合います。
お湯割りなら香りがふわっと広がり、しいたけの風味とともにじっくり楽しめます。
おおいた和牛×ワイン

とろけるような味わいが特徴の県産和牛ブランド〈おおいた和牛〉。きめ細やかな肉質と風味豊かなうまみ、脂の甘みをもつおおいた和牛にはワインが合います。
ワインの酸味や渋みが肉の脂をほどよく引き締め、和牛の濃厚なうまみを引き立てます。ちょっと特別な日の食卓にもおすすめです。
料理とお酒の相性は、必ずしも「これにはこれ」と決まっているわけではありません。
「先入観を持たずに、自分なりに大分同士を組み合わせてみるのもおもしろい」と羽田野さん。例えば、〈ちえびじん 紅茶梅酒〉は、蔵元がおすすめするペアリングのひとつがカレー。梅酒とカレーとは意外な組み合わせですが、実際に合わせてみると「辛めのカレーとの相性は抜群」だそう。
定番の組み合わせや今回紹介したペアリングを参考にしつつ、気になるお酒と料理を自由に組み合わせて、自分だけのペアリングを見つけてみるのも、大分のお酒の楽しみ方です。
お気に入りがきっと見つかる!
大分のお酒が大阪に集合
11月1日(日)から30日(月)まで、KITTE大阪に大分のお酒やお菓子、調味料などが集まる期間限定アンテナショップがオープンします。


開催期間:2026年11月1日(日)~11月30日(月)
営業時間:11:00~20:00
場所:KITTE大阪 2階 ギフトパッドスペース
販売予定:焼酎、日本酒、梅酒、かぼすなどのリキュール、菓子・調味料などの加工食品、ソフトドリンクなど

会場には、今回ご紹介したお酒を含む、約80種類のお酒が一堂に会します。焼酎や日本酒、梅酒をはじめ、かぼすなどを使ったリキュールもそろいます。試飲できる商品もたくさんあるので、自分の好みの一杯を探せます。
さらに、11月7日(土)には、県内の4蔵元を招いた鏡開き・振る舞い酒、当日限定の試飲・販売会を開催。そのほかにも、購入者へのかぼすの無料配布や、しいたけのつかみ取りなど、期間中には大分を楽しめるイベントが盛りだくさんです。


大阪にいながら、大分のお酒を試すことができる1か月。
「お気に入りの一杯」を探しに、ぜひ足を運んでみてください。
Instagram:@oita.osaka
credit text:広報広聴課