大分県のご当地グルメ「とり天」!
大分市や別府市の名店から
穴場のおすすめ店まで
大分県が誇るご当地グルメのひとつ「とり天」。鶏モモ肉や胸肉に、醤油やニンニクで下味をつけ、天ぷら粉で揚げたあと、特産品のかぼすを搾り、練りからしを添えた酢醤油やポン酢などで味わう料理です。大分県では昭和の時代より、別府市や大分市の飲食店で提供され、ソウルフードとして親しまれてきました。今回は、特にオススメしたいお店をピックアップ!
とり天発祥の地といわれる別府市でその味を堪能
老舗の源流の味を堪能〈レストラン東洋軒〉
“とり天発祥の店”を謳う〈東洋軒〉は、初代が天皇の料理番を務めたことでも名高い大正15年創業の老舗。行列必至にもかかわらず、連日多くのファンが元祖の味を求めて足を運びます。
「本家別府とり天」は、宮崎や鹿児島の九州産鶏モモ肉を丁寧に下処理し、特製の醤油とニンニク、ゴマ油で味つけ。朝採れの全卵に小麦、片栗粉を混ぜ合わせた衣をつけ、165~170℃の油で3~4分揚げると出来上がりです。
しっとり、柔らか、ジューシーなとり天を、まずはそのまま、さらに地元の醤油店に独自にブレンドしてもらったかぼす酢醤油とからしをつけてどうぞ。一番だしに柚子を合わせた「本家柚子とり天」もオススメです。
ふわっとジューシー!
伝統の味に舌鼓〈グリルみつば〉
別府の繁華街の中にあり、温かい雰囲気の〈グリルみつば〉。地元の人たちからこよなく愛され、観光客らが気軽に訪れる老舗の洋食店です。祖父である初代から味をしっかりと継承し、3代目の山本雅彦さんがお店の暖簾を守り続けています。
人気の「とり天」は下味をつけた若鶏を、全卵を使ったフリッター系のふわっとした衣で包んで揚げており、普通はポン酢や酢醤油で食べるところを、ここでは甘めの自家製タレがたっぷりとかけられています。
肉はふわっとやわらかくジューシーで、口の中にタレの風味と鶏の旨みが広がっていきます。ひと口サイズの大きさながら、ボリュームがしっかりあるのも人気の理由。添えられたキャベツで箸休めをしながら心ゆくまで堪能しましょう。